セレーナ・ゴメス(31)は新たにアルバムをもう一枚リリースした後、俳優業に専念するという。
シンガーや俳優として活躍するセレーナ・ゴメス(31)が2024年1月1日(現地時間)に配信されたPodcast『SmartLess』で、自身のキャリアについて言及。「私のなかでは、アルバムはあと一枚だと感じている。(将来は)演技を選ぶと思う」とコメントし、いずれは音楽活動から引退し俳優業に専念することを示唆した。
ディズニー・チャンネル出身のセレーナ。いわゆるアイドルのような立ち位置で活躍してきた彼女は、『ウェイバリー通りのウィザードたち』はじめ、複数のドラマや映画に出演しながらテーマソングを歌うなど活躍。
そこからアーティストとしてのキャリアをスタートさせた彼女は、「ディズニー・チャンネルでは、テーマソングを歌えるように歌唱力が求められた。彼らは一人の人間をパッケージ化して、三拍子そろったスターを作り上げる方法を知っている」「テレビドラマにも出演して、楽しかったから続けてきた。でも歳を重ねるにつれて『どこか落ち着ける場所を見つけたい』と思うようになった」と、これまでの経緯を回想した。
そんななか自身がシンガーであることについて、「自分自身を最高の歌手だとは思わないけれど、ストーリーを伝える方法を知っているし、曲を作れることはうれしい」とコメント。しかし歳を重ねるにつれ、考えが変わってきたという。
Podcastのなかでどちらか一つを選ぶ必要はないと指摘されると、「その通りだけれど、疲れてしまったからゆっくりしたい。私はずっと俳優になりたかった。歌手を本業にするつもりはなかったけれど、好きなことを続けていたらここまでになった」と話している。
ディズニー・チャンネル時代、セレーナはセレーナ・ゴメス&ザ・シーンのボーカルとしてバンド活動を開始。ソロシンガーとしてデビューを飾る前に、2009年から2011年にかけて3枚のスタジオアルバムをリリースした。2013年にセレーナは初のソロ・アルバムを発表。その後4枚目のEP『Revelación』でグラミー賞にノミネート。2023年にはシングル『Single Soon』をヒットさせるなど、シンガーとしての輝かしいキャリアをもつ。
今回シンガーとしては実質的には引退を選ぶことを明かしたセレーナ。寂しがるファンも多いが、彼女の俳優としての、より多くの活躍に期待できそうだ。