2024年8月15〜18日(現地時間)、4日間にわたるコロンビア訪問を終えたサセックス公爵夫妻ことヘンリー王子(39)とメーガン妃(43)。
2020年の英国王室離脱後、初の本格的な海外訪問となった5月のナイジェリアに続く、今回の訪問では、デジタルの未来や女性の地位向上などをテーマにしたパネルディスカッションに出席したほか、地元の学校や文化施設などを訪れた。
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ナイジェリア訪問に続き、今回も1日に何度も着替え、行く先々でスタイリッシュな装いを披露したメーガン妃。
英メディア『Daily Mail』によると、ツアー2日目は首都ボゴタのサンタフェ地区にある幼稚園を訪問。16台の武装警察車両とともに警官や兵士らがパトロールする大規模な警備のなか、ヘンリー王子はブルーのシャツ姿で、メーガン妃は白シャツにブラウンジャケットを重ねたパンツルックで登場した。
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揃ってアートセッションに参加し、植樹を行った際、髪をコンパクトにまとめたメーガン妃の耳元で輝く蝶々のピアスに視線集中。これは故ダイアナ元妃(享年36)がヘンリー王子の誕生から約1年半後、1986年のカナダ訪問で初めて身につけたものなのだとか。
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3日目は北部の都市カルタヘナに向かい、伝統的なアフリカの太鼓の保護活動を行う地元の学校を訪れ、生徒たちと一緒にドラムレッスンに参加。メーガン妃は満面の笑みを浮かべて太鼓を叩き、途中ヘンリー王子が耳打ちする場面も目撃された。
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ここではコロンビア人デザイナー、ジョハンナ・オーティズのモノトーンのキャミソールとマキシスカートのセットアップを着用したメーガン妃。
大きく開いたデコルテには、カルティエの「ジュスト アン クル」ネックレスに重ねたゴールドネックレスがキラリ。これはアリエル・ゴードン・ジュエリーのもので、夫妻の長男アーチー王子(5)とリリベット王女(3)の名前が刻まれていたことも注目を浴びた。
その後、北部にあるアフロ・カリビアンの村サン・バシリオ・デ・パレンケを訪問。地元の若者たちによるダンスパフォーマンスを鑑賞し、学生ダンサーに促されるままに2人も参加。現地メディア『La Razon.co』の映像によると、サルサに夢中な夫妻は抱き合ったり、触れ合ったり、キスを交わす一幕もキャッチされた。
また現地メディア『TUBARCO』の映像には、メーガン妃が参加者とペアになってセクシーなダンスを披露する様子も収められている。
このときのメーガン妃は、ポッセの白いリネンのペンシルスカートに、アージェントのクリーム色ノースリーブニットを合わせたワントーンルックで、足元にはエメ・パーソンズのTストラップサンダルを合わせた。
最終日の8月18日(現地時間)は、コロンビア第3の都市カリを訪れ、市立劇場で開催された「アフロ・ウーマン・パワー・フォーラム」に出席。
シルヴィア・チェラッシの華やかなペンシルスカートに、白いシャツをインしたメーガン妃は、マルケス副大統領(42)とパネルディスカッションを行った。
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まず「20年前にアルゼンチンでスペイン語を学んだので、完璧でなくて申し訳ないのですが」と前置きしながら、流暢なスペイン語でスピーチ。『Daily Mail』によると、今回の訪問のホストである副大統領への感謝の言葉を述べるにあたり、「ミ・アミーガ(私の友人)」と呼び、観客席からは大歓声が上がったという。
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ツアー最後の行事として、夫妻はペトロニオ・アルバレス・パシフィック・ミュージック・フェスティバルに登場。ヘンリー王子は盛り上がる観衆に向かってスペイン語で挨拶し、アンドレス・オタロラのグリーンのプリントドレスを纏ったメーガン妃に「通訳を手伝ってくれる?」と質問。
彼女が「もちろん」と同意すると、王子は英語でスピーチを続け、観客は2人の仲睦まじさとメーガン妃のスペイン語力に感銘を受けたとか。こうして4日間のツアーは大成功のうちに幕を閉じたと英紙『Express』は伝えた。
一方で、『FOX News Digital』は、王室専門家たちがサセックス公爵夫妻の考え方に疑問を抱いていると報道。ヘンリー王子は英国滞在中に国費で身辺警護を受けることを要求し、4年以上前から法廷で争っており、英国は「危険」だからメーガン妃を連れてこないと今年7月、英TV局「ITV」のインタビューで語ったばかり。
今回訪問したコロンビアを、米国はレベル3の渡航勧告に指定し、「テロと犯罪」を理由に「渡航を再考するよう」促しており、英国も同じような警告を行っている。
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王室専門家のヒラリー・フォードウィッチは、同サイトに「このツアー自体がヘンリー王子の偽善の極みです」とバッサリ。「彼は英国の治安を心配していると主張していましたが、コロンビアのほうがはるかに危険だと評価されています」と付け加えた。
また『The King: The Life of Charles III』の著者クリストファー・アンダーセン氏も王子の矛盾した行動について、同様にコメント。さらに「王室を代表しているわけではないのに、海外に行けば、公務を行っている上級王族とほぼ同じ扱いを受けている」と指摘し、もはや王室のプロトコルに従うことなく、ただ王室との結びつきを利用しているだけに見えると苦言を呈した。
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『Daily Mail』によると、ウィリアム皇太子(42)ともヘンリー王子とも親しい友人のひとりが8月18日付けの英紙『The Sunday Times』に、皇太子は自身が戴冠式を行うときがきても、弟を出席させたくないと考えていると語ったとのこと。兄弟の間の溝は深まるばかりのようだ。