ティモシー・シャラメ(27)主演の話題作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のワールドプレミアがロンドンで開催され、ダンディなスーツに身を包んだヒュー・グラント(63)が珍しく妻と一緒にレッドカーペットに姿を現した。
2023年11月28日(現地時間)、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のワールドプレミアがロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールにて行われ、主演のティモシー・シャラメ(27)をはじめ、キャストが勢揃い。
ヒュー・グラント(63)は満面の笑みを浮かべ、妻のアナ・エリザベット・エーベルシュタイン(44)と仲の良い姿を見せた。
白シャツにネイビーのネクタイを合わせたシックなブラックスーツルックのヒューは、ホワイトのミニドレスを纏った妻アナとともに颯爽とレッドカーペットに登場。
ヒューはアナに寄り添って、優しく腰に手を回し、会場に集まった大勢のファンに笑顔で挨拶した。
2018年にヒューと結婚したアナは、スウェーデン出身のTVプロデューサーで、3人の子どもを持つ。この日はビーズがびっしりとちりばめられたタイトシルエットの白いミニドレスに、ベージュのパンプスを合わせ、すらりとした美脚を披露。
シンプルながらグラマラスな大人のミニスタイルで、ヒューと楽しそうに微笑みあい、注目を集めた。
英誌『HELLO!』によると、ヒューはスポットライトを避け、プライベートな家族の話は伏せる傾向にあるというが、2020年、英ヴァージンラジオに出演した際、長い間結婚をせずに“独身貴族”を謳歌してきたことについて、「僕は間違えていた」と発言。
そして、子どもに苦手意識があったことを明かし、周囲から「ああ、ヒュー、きみにはわからないだろうね」と言われていたそうだが、「彼らの言う通りだったね」と、今は子どもにメロメロなことを認めた。
さらに2018年、米誌『People』のPeople TVのインタビューでは、親であることについて「これまでで一番うれしいこと」だと語り、「決まり文句みたいに聞こえるかもしれないけど、実際そうなんだ」と付け加えたヒュー。
「愛に包まれるのは本当に素晴らしいことだ。突然、自分より誰かのことをもっと好きになる。僕の場合、前代未聞のことだ。彼らに愛されている、すべてが魔法みたいだ」と、まるでヒューの代表作のひとつ『ラブ・アクチュアリー』(2003)のセリフのようなコメントも披露している。
今回の映画でウンパ・ルンパを演じているヒューは、1990年代からロマコメ映画で人気を博して以来、俳優として長い間活躍を続けているが、レッドカーペットのインタビューで「自分が出演した映画のプレミアで、事前に映画を見ずに参加したのはこれが初めてだと思う」と明かしたそう。
「今はどの映画でも例外なく泣くんだ。だから今夜も泣くだろうね。すでに泣きそうだよ」と付け加えたと英メディア『Daily Mail』が報じた。
また「この映画が大好きなんだ。この映画を作った人々も大好きだ。僕は彼らと『パディントン2』(2018)も一緒に作ったからね」と話したヒュー。
「何人かのお偉いさん」を除けば、キャストにもスタッフにも「嫌いな人がひとりもいない」と、素敵なメンバーに恵まれたことを得意のジョークを交えながら語ったとのこと。
そんなヒューは、ワールドプレミアの前日、ロンドンの名所タワーブリッジ近くで行われたフォトコールにも登場。共演した主役のティモシーやオリヴィア・コールマン(49)らとともに、楽しそうな笑顔を見せた。
ティモシーは英『Sky News』の取材で、ヒューのファンだと発言。「ヒュー・グラントと仕事するのは夢だった。彼はレジェンドだ」と語り、「素晴らしいユーモアのセンスがあって、とてもチャーミング」だと絶賛したという。
しかし残念なことに今回はすべてCGIによる撮影で、現場では一緒に仕事をする機会はあまりなかったのだとか。
東京プレミアでは、ヒューがティモシーについて、「彼はとてもいい演技をしている」と称賛したところ、ティモシーがウンパ・ルンパの歌を唄い出し、ヒューが手で顔を覆い隠すといった、いかにも仲の良い様子を見せたことが海外でも話題になった。
“ロマコメの帝王”ことヒューと“ハリウッドの貴公子”ことティモシーの初タッグも見ものの『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、日本では12月8日に公開予定。