BTSジミンとケンの衣装がカブった！ ライアン・ゴズリング、お詫びとして特別なプレゼントを申し出る

「ライアン・ゴズリングです」と自己紹介した後、「君の 『Permission to Dance』の衣装が、今度の映画 『バービー』に出てくる私のケンの衣装と同じだと気づいたんだ」と続けたライアン。劇中でケンが着ているカウボーイ風の衣装が、かぶってしまったことを告白した。

それは花柄刺しゅうと白いフリンジ付きの黒いウエスタンシャツで、2021年、BTSの『Permission to Dance』のミュージックビデオでジミンが着用したものと一緒。「君が最初に着たのだから、君に譲らなきゃいけないね。間違いなく、君が一番似合っていたよ」と最初に着たジミンに敬意を表したライアン。

さらに、「他のケンのスタイルとかぶったら、自分の一番大事な持ち物をあげなければならないという、暗黙のケンの掟があるんだ」と明かし、「だから、私のささやかな贈り物としてケンのギターを受け取ってほしい」と申し出て、映画に登場するケンの象徴的なアイテムのひとつを掲げたライアン。

それはペガサスのイラストと米ヘビーメタルバンド、メタリカのロゴを思わせる書体で「Ken」と書かれたモノトーンのアコースティックギター。「どうせケンは弾かないんだから、君の手にかかれば、もっといいものになるよ」とメッセージを締めくくった。

公式アカウントはこの投稿に、ライアンが会見で口走ったことがきっかけで広まった、ケンとエネルギーを合わせた造語「KEN-RGY」を使って、「ケンのKEN-RGYのために、ジミンにこれ（ギターの絵文字）をあげなければならなかった！」というキャプションを添えている。

『バービー』の世界とBTSの思いがけないリンクに、ポップミュージック界で最も熱狂的なファンベースとして知られるアーミーも大興奮。

米誌『ビルボード』によると、あるユーザーは「すぐにでもギターを持ったジミンが見たい」と書き込み、また別のユーザーは、ジミンがライアンの代表作のひとつ『きみに読む物語』の大ファンで、少なくとも７回は観たと明かしていることから、「ああ、ライアン、ジミンがどれだけ『きみに読む物語』を観ていたか知っていれば」とコメントしている。

ジミンはこのウエスタンシャツに、裾スリットにフリンジが付いたブラックデニムを合わせていたが、ケンはシンプルなブラックパンツをチョイス。代わりに、ピンクのバンダナ、ゴールドバックルのベルト、白いカウボーイハットでインパクトを出したことが、映画の予告編で明らかとなっている。

マーゴット・ロビー（33）が演じるバービーと一緒にバービーランドを出た後、人間世界(リアルワールド)でこのルックが登場するようだ。

バービー人形を販売する米マテル社のデザイン責任者キム・カルモーン氏に電話インタビューした米メディア『CNN』によると、この映画においてケンのファッションは、ストーリー上の重要な要素になっているとのこと。

1961年3月11日（マテル社はこの日をケンの「誕生日」としている）にデビューしたケンは、長らくバービーの“アクセサリー”で、彼女の影に隠れていたが、この映画で「解放」され、劇中で披露されるケンのファッションは自由のシンボルとなるのだとか。

ちなみにケンのパンツのウエスト部分に「Ken」と書かれているのは、ライアンが個人的に提案したアイデアなんだそう。

ZARAが映画にインスパイアされた「Barbie x ZARA コレクション」を発売するなど、そのファッションも話題沸騰中の注目作『バービー』は、日本では８月11日（金）公開予定。