キャサリン皇太子妃(42)が2024年1月に腹部手術を受けて入院したロンドン・クリニックの職員が、皇太子妃の医療記録に不正アクセスしようと試みていたことが明らかとなった。
キャサリン皇太子妃(42)が2024年1月に腹部手術を受けて入院したロンドン・クリニックの職員が、皇太子妃の医療記録に不正アクセスを試みていたことが発覚。
すぐにロンドン・クリニックの責任者らが調査したところ、少なくとも1人の職員が不正行為を行っていたことが明らかとなった。病院側から報告を受けた英国のデータ保護機関「ICO」は、詳しい調査を進めている。
英メディア『Daily Mail』によると、「医療記録への不正アクセスが発覚したのはいつなのか」「病院職員は停職処分を受けたのか」といった各メディアからの質問に対し、病院側はコメントを控えたという。
しかし、患者の守秘義務については、「当院のすべての患者は、身分にかかわらず、医療情報に関する完全なプライバシーと守秘義務を受ける資格があると強く信じています」と言及した。
2024年3月20日(現地時間)には、ロンドン・クリニックの最高経営責任者が声明を発表。「ロンドン・クリニックの全員が、患者の機密保持に関する個人的、専門的、倫理的、法的義務を痛感している」「私たちはすべての患者に提供しようとしている卓越したケアと裁量に大きな誇りを持っている」と述べた。
また、違反行為については「当院では患者情報の管理を徹底するシステムを導入しており、違反があった場合には、適切な調査、規制、懲戒の措置をすべて講じます。当院には意図的に信頼に違反する者の居場所はありません」と宣言した。
キャサリン皇太子妃のプライベートな情報が漏洩したのは、実は今回が初めてではない。
2012年、当時キャサリン皇太子妃がつわりで入院していたエドワード7世病院に、オーストラリアのラジオDJ2人がいたずら電話をかけて病院関係者からキャサリン妃の様子などを聞き出し、ラジオで放送される事件があった。
2人の正体を見抜けずに電話を取り次いだ看護師は、その放送があった数日後に首を吊った状態で発見され、死因は自殺とみられている。この事件と悲劇的な結末は、イギリス王室に大きな衝撃を与えた。
今回の不正アクセス事件を受けて、多くの人々から、「キャサリン皇太子妃に何が起こっているの?」「本当は何を隠しているの?」といった疑問や心配の声が続出。
ケンジントン宮殿は以前、キャサリン皇太子妃の病状はがんに関連したものではないと言及したものの、まだ詳細は明らかにされておらず、公務復帰のスケジュールも当初より延期されている。
情報の不透明性から、キャサリン皇太子妃の病状について疑念の声があがり、ついには陰謀論まで囁かれる事態に。
米サイト『Page Six』によると、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子(41)の共通の友人たちは、皇太子妃の健康問題について「はっきりさせ、もっとオープンにしたい」と語っているという。皇太子妃の姿は3月中にも何度か目撃されているが、いずれも彼女の健康状態に対する不安を和らげるものではなかったようだ。
米誌『Us Weekly』が皇太子夫妻の関係者に聞いた話によると、「関係者でさえ、彼女に会うことも話すこともできていない」そう。
「手術が発表されるまで、手術のことさえ知らなかったんです」「本当のことを知っているのは本当に限られた数人だけで、彼ら(=キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子)は口を閉ざしています」とその関係者は主張した。
病状について心配の声が相次ぐなか、またもや苦境に身を置くこととなったキャサリン皇太子妃。一刻も早い復帰を心待ちにしつつ、今後の動向にも注目していきたい。