リアリティスターのキム・カーダシアン(42)は、授賞式と自身の姉の結婚式で同じドレスを着用。年代を超えて魅せた異なるスタイリングはさすがファッションアイコン。
俳優のケイト・ブランシェット(54)も着まわしが得意なセレブのひとり。ケイトはここ数年、過去に着用したドレスを再度着用することが多く、アカデミー賞やロンドン映画批評家協会賞などの授賞式でそのテクニックを披露してきた。
そこで今回は、キャサリン妃からキム・カーダシアン、ケイト・ブランシェットまで、ドレスやスーツを着まわしたセレブ10人をピックアップ!
キャサリン妃(41)
英国を代表するファッションアイコンとしても注目されるキャサリン妃も着まわし上手なひとり。
キャサリン妃は2019年の英国アカデミー賞授賞式で着用したドレスを2023年の同授賞式でも着用。彼女が身にまとったのはアレキサンダー・マックイーンのワンショルダードレス。
故ダイアナ元妃(36)が着用していたダイヤモンドとパールがあしらわれたイヤリングに、ジミー チュウのパンプスを合わせて登場した。
2023年の英国アカデミー賞授賞式では、歩くと背後に流れるようなドレープでアレンジをプラス。ブラックのオペラグローブを合わせてよりエレガントなスタイリングを完成させた。
顔まわりを華やかにする大ぶりのイヤリングは、ZARAのアイテム。艶やかなストレートヘアで、クラシカルな雰囲気に仕上げた。
キム・カーダシアン(42)
「有名であることで有名」といわれるほどハリウッドきってのセレブ一家、カーダシアン家の次女であるキム・カーダシアン。桁違いのセレブなだけに同じ服は二度と着ないかのように思われるけれど、ドルチェ&ガッバーナのドレスの着まわしを披露!
2011年に開催されたグラマー・アワード授賞式にて、自身のグラマラスな体型が強調される同ブランドのブラックドレスを着用したキム。
キムが同じドレスを着て公の場にあらわれたのは、それから10年以上も後のこと。2022年5月、イタリアにて開催された姉・コートニー(44)の結婚式にて。
キムはドレスの上にレーシーなドレスをON。彼女はこの日のスタイリングについて、Instagramで「さらにモダンでかつ私らしいドレスにするために、クローゼットにあったヴェトモンのレースグローブのドレスを重ねて、レイヤードスタイルにしてみた」と明かしている。
キムはさらにターコイズグリーンのストーンがあしらわれた大ぶりのチョーカーを合わせて、ドレススタイルをアップグレード。ゴージャスなスタイリングがお見事!
ヴィクトリア・ベッカム(49)
スパイス・ガールズの一員で、デヴィッド・ベッカムの妻であるヴィクトリア・ベッカム(49)。
クールな着こなしの達人で、ファッションアイコンとしても注目を集めるヴィクトリアが着まわしたのは、お得意のハンサムスタイルをつくるパンツスーツ。2019年のGQメンズ・オブ・ザ・イヤー・アワード授賞式でダブルブレストのスーツで洗練されたルックを披露した。
ヴィクトリアは同年11月にも同じスーツを着用し、同じように黒のパンプスをスタイリング。髪はウェーブをかけてゆるいシニヨンにまとめ、さらに大胆に開襟したジャケットでセクシーなムードに。
シアーシャ・ローナン(29)
映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『レディ・バード』への出演で知られる俳優のシアーシャ・ローナン(29)が着まわしたのは、光沢が美しいグッチのブラックドレス。
彼女がこのドレスを着たのは2020年、英国アカデミー賞授賞式でのこと。使われずに廃棄されていたサテン生地を使っているそう。
シアーシャはそのグッチのドレスを、同年のアカデミー賞で着まわし。もともとエコフレンドリーな一着だったけれど、アップサイクリングすることで、さらにサスティナビリティを実現した。
胸元が深く開いたトップス部分はグッチのドレスをそのまま活用し、そこに波打つペプラムを合わせ、ロマンティックなドレスルックを完成させた。
ケイト・ウィンスレット(47)
映画『タイタニック』への出演で知られる俳優のケイト・ウィンスレット(47)は、8年越しに同じドレスを着まわし。
ケイトが最初にこのドレスを着たのは、2015年に開催されたトロント国際映画祭中におこなわれた映画『復讐のドレスコード』のプレミア上映会のとき。ネックラインからウエストまでビジューが輝くエンブロイダリーがあしらわれたドレスは、バッジリー・ミシュカのもの。
ダイヤモンドが施されたイヤリングとリングにシニヨンヘアを合わせ、洗練されたルックを披露した。
そして2022年12月には、出演した映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のワールドプレミアに同じドレスを着用して登場。
今回も前回と同じく髪はシンプルなアップスタイルに、ダイヤモンドのリングとイヤリングを合わせて、光沢ある華やかなドレスを際立たせた。
ティファニー・ハディッシュ(43)
コメディ俳優のティファニー・ハディッシュ(43)は2017年、出演した映画『ガールズ・トリップ』のプレミアではじめて披露したアレキサンダー・マックイーンのドレスを何度も着まわし。
太ももまでスリットが入った、真っ白なホルターネックのドレスだ。
彼女は2018年、アカデミー賞授賞式にてプレゼンターを務めた際に同じドレスを着用した。
これまで数回こちらのドレスを着用しているティファニー。過去に出演した『サタデー・ナイト・ライブ』では「このドレスは4,000ドル。何回も着るつもり」「消臭スプレーさえ使えば、着たいものを着たいときに何度でも着られるはず」と宣言!
ケイト・ブランシェット(54)
これまでに出席した授賞式で、何度もサスティナブルなドレスルックを披露している俳優のケイト・ブランシェット。
2014年のゴールデン・グローブ賞授賞式で着用したジョルジオ・アルマーニによるオートクチュールのコレクション、アルマーニ プリヴェのブラックレースガウンを着まわしして、2023年全米映画俳優組合賞授賞式に登場。
レース生地のロングドレスは、もともと背中部分に大胆なカットが施されたものだったが、マーメイドラインが優雅な印象を与えるスパンコールドレスにアップサイクル。胸元部分には既存のレース生地を活かした。
ちなみに、この日のスタイリングを手がけたのは、ケイトはじめアン・ハサウェイ(40)やサンドラ・ブロック(58)、ジュリア・ロバーツ(55)ら多くの大御所俳優たちのスタイリストとして活躍するエリザベス・スチュワート。
レベル・ウィルソン(43)
映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズや『ワタシが私を見つけるまで』への出演で知られるレベル・ウィルソン(43)は、ダイエットを経て体型が変化したあとにもドレスを着まわし。
彼女が最初にこのドレスを着用したのは、2020年に開催されたアカデミー賞授賞式に参加したときのこと。ドレスは、スパンコールがたっぷり施されたジェイソン・ウーのもの。
レベルはそのドレスを2023年、アカデミー賞授賞式の後に開催された『Vanity Fair』主催のアフターパーティにて着まわし。2020年以降、約30キロ減量した彼女だが、どちらも体にフィットしており、ヘルシーな着こなしを披露した。
2022年のプライド月間である6月には同性パートナーがいることを告白し、LGBTQ+コミュニティの一員であることをカミングアウトしたレベル。この日はLGBTQ+コミュニティのシンボルとされるレインボーフラッグを彷彿とさせる柄のクラッチバッグを合わせた。
ローラ・ダーン(56)
映画『ジュラシック・パーク』シリーズへの出演で知られる俳優のローラ・ダーン(56)は、1995年、2013年、2020年と3度にわたりアルマーニ プリヴェのドレスを着まわし。彼女が選んだ胸元がセクシーに開いたタイトなブラックドレスは、どんな時代やトレンドにも左右されないアイテム。
1995年には、ストレートヘアに暗めのリップカラーという当時トレンドのヘアメイクとともに、1990年代らしいルックに。
2013年のアカデミー賞授賞式の後に開催されたアフターパーティーでは、髪をカールさせ、揺れるイヤリングと存在感あるゴールドのバングルでイメージをガラリとチェンジ。
ローラは、2020年にもアカデミー賞授賞式のアフターパーティーで同じドレス姿をお披露目。この日はライトピンクのジャケットを羽織って登場した。
同授賞式では、映画『マリッジ・ストーリー』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したローラ。手にはオスカー像がキラリ。黄金のトロフィーがなにより輝くアクセサリーに!
ジェーン・フォンダ(85)
1960年代に映画デビューしたハリウッドのレジェンド、俳優のジェーン・フォンダ(85)。2019年に、気候変動への取り組みの一環かつキャピタリズムに「NO」の姿勢を示すため、今後新しい服を買わないと誓ったことで話題に。
そんな彼女のアイコニックなドレス着まわしスタイルのひとつは、2014年に開催されたカンヌ国際映画祭で彼女が着たエリーサーブによるドレス。ウエストがきゅっと絞られた華やかなレッドドレスは、大御所俳優をいっそう輝かせた。
彼女は2020年のアカデミー賞授賞式でも同じドレスを着用。なによりも目を引いたのはグレイヘアを活かしたショートヘア。クールでスタイリッシュなヘアスタイルとゴージャスなドレスは、長年活躍してきたハリウッド俳優のオーラと貫禄を感じさせる。