2022.05.06

【韓国ドラマ界のオンマ(母)大特集】新作韓ドラから過去作まで、良作に欠かせない絶対的“オンマ”たち20選

良作の韓国ドラマに欠かせない、“オンマ”の存在(韓国語で“オンマ”は「母」。ニュアンスとしては「ママ」を指し、同じく「母」の意味を持つ“オモニ”は、より丁寧な表現)。主演目当てで観始めたのに、いつの間にか名脇役のオンマたちに心を突き動かされている!なんて経験が、韓ドラ好きであればあるはず。そこで今回は、マニアで知らない人はいないであろう韓ドラの母ことキム・へスク(66)や、イ・ジョンウン(52)をはじめ、韓国ドラマ界のオンマを一挙ご紹介!

キム・へスク/“国民の母”と根強い人気

キム・へスク
photo : Aflo

近年はハルモニ(祖母)役も多く、韓ドラマニアにとって欠かせない元祖オンマの存在といえば、キム・へスクで間違いなし。韓ドラを語る上で必要不可欠な『春夏秋冬』シリーズ全出演という驚きの記録の持ち主だ。近年では『賢い医師生活』『世界で一番可愛い私の娘』でも母親役を演じている。オンマ役ではないけれど、現在Netflixで日韓同時配信中の最新作『明日』にも出演中と、オファーが引っ切りなし!

代表作:『冬のソナタ』(イ・ギョンヒ役)

イ・ジョンウン/田舎の肝っ玉オンマから、上品なオンマまで

イ・ジョンウン
photo : Getty Images

へスク同様に“国民の母”の愛称でも親しまれるイ・ジョンウン。これまでコン・ヒョジン(42)、ハン・ジミン(39)、イ・ジョンソク(32)、ハン・ソヒ(27)といった名俳優たちの母親役を演じている。ジミンのインスタグラムでは、追ってご紹介するキル・へヨン(58)とのスリーショットを、「私の愛する2人のオンマ」とのコメント付きで公開!

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代表作:『椿の花咲く頃』(チョ・ジョンスク役)

キム・ミギョン/韓ドラを語る上で欠かせない存在

キム・ミギョン
photo : Getty Images

へスクがハルモニ役を担うことが多くなった近年、へスクの後を継ぐ韓ドラの母といえば、キム・ミギョン(58)。パク・ミニョン(36)とは『彼女の私生活』『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』にて2回も母娘役で共演するほか、『大丈夫、愛だ』ではコン・ヒョジン、『相続者たち』ではパク・シネ(32)、『ゴー・バック夫婦』ではチャン・ナラ(41)、『82年生まれ、キム・ジヨン』ではチョン・ユミ(39)の母役と、数え出したらキリがない!

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代表作:『ハイバイ、ママ!』(チョン・ウンスク役)

ファン・ヨンヒ/舞台で培った実力で、ドラマ界でもブレイク

ファン・ヨンヒ
photo : Getty Images

ファン・ヨンヒ(53)は元々舞台で活躍していた俳優で、ドラマ初出演は39歳と少し遅め。『私はチャン・ボリ!』で実年齢がそこまで離れていないイ・ユリ(41)の母役を演じ、その圧倒的な演技力で一気に知名度が急上昇! 『あなたが眠っている間に』ではペ・スジ(27)、『ピョン・ヒョクの恋』ではカン・ソラ(32)、『五月の青春』ではコ・ミンシ(27)の母役を演じている。

代表作:『私はチャン・ボリ!』(ト・ヘオク役)

キム・へオク/韓ドラ歴史に残る名作のオンマ役に

キム・へオク
photo : Getty Images

1980年にMBCタレントとして、ドラマ『田園日記』でデビューしたベテラン俳優キム・へオク(63)。社会現象となった『ごめん、愛してる』のイム・スジョン(42)の母役としても有名。あらゆる世代から注目を浴びるようになったのは、主人公オ・ヨンソ(34)の母役を演じた『私はチャン・ボリ!』。その後『黄金の私の人生』ではシン・ヘソン(32)、『キム秘書はいったい、なぜ?』ではパク・ソジュン(33)、そして今年放送の『悪の心を読む者たち』ではキム・ナムギル(42)との最高の親子ケミストリーを披露!

代表作:『ごめん、愛してる』(チャン・ヘスク役)

ナ・ヨンヒ/上流階級のオンマ役で右に出る者なし

ナ・ヨンヒ
photo : Getty Images

財閥企業の会長夫人や、理事長の妻といった上流階級のオンマ役といえば、ナ・ヨンヒ(60)で間違いなし! 19歳で芸能界デビューを果たしてから、長く俳優生活を続けているうちのひとり。『星から来たあなた』ではチョン・ジヒョン(40)、『黄金の私の人生』ではパク・シフ(45)、『僕が見つけたシンデレラ〜Beauty Inside〜』ではイ・ミンギ(37)の母役に。

代表作:『星から来たあなた』(ヤン・ミヨン役)

チャ・ファヨン/財閥オンマも庶民オンマも、幅広くこなす

チャ・ファヨン
photo : Getty Images

ヨンヒと同じく上流階級や、華やかなお家柄のオンマ役を担うことも多いチャ・ファヨン(61)。『それでも僕らは走り続ける』でイム・シワン(33)演じるソンギョムの母(女優役)を演じていたことが記憶に新しい。『ボスを守れ』ではジェジュン(36)、『一度行ってきました』ではイ・ミンジョン(40)の母役に抜擢。

代表作:『我が家のロマンス』(ユン・ジョンエ役)

キム・ボヨン/ドロドロ、ロマコメ、ジャンル問わず活躍するバイプレイヤー

キム・ボヨン
photo : Aflo

『ショッピング王ルイ』や『あなたに似た人』の財閥一家のアクの強いオンマや、『結婚作詞 離婚作曲』のような華やかで計算高いオンマ兼ハルモニの役柄がばっちりハマる、演技派キム・ボヨン(64)。『結婚作詞 離婚作曲』はシーズン2までの出演となったものの、元夫チョン・ノミン(55)との共演も話題に! あくまで憶測だけれど、シーズン3はノミン演じるヘリュンとの絡みがあるために降板したという説も!?

代表作:『ショッピング王ルイ』(シン・ヨンエ役)

イ・へスク/“ノーマル”も“サイコパス”もこなすカメレオン俳優

イ・へスク
photo : Aflo

MBC大河ドラマ『女性熱 - チャン・ヒビン』でブレイクし、1988年放送の日本ドラマ『ニューヨーク恋物語』への出演経験を持つイ・へスク(59)。『ドリームハイ』ではキム・スヒョン(34)演じる田舎出身サムドンの母を演じたり、『金よ出てこい☆コンコン』では財閥家族の母を演じたりと、一般庶民から上流階級のオンマまで、難なくこなす実力派。ちなみに現在配信中の新作『結婚作詞 離婚作曲』シーズン3では、降板したボヨンに代わってこれまた闇深い会長夫人を演じており、コミカルな演技も抜群にうまい!

代表作:『金よ出てこい☆コンコン』(チャン・ドクヒ役)

キル・へヨン/繊細な演技力で物語に深みを生む存在

キル・へヨン
photo : Aflo

上記でご紹介したハン・ジミンとは、チョン・ヘイン(34)の隠れ名作『ある春の夜に』にて母娘役で共演。ソン・イェジン(40)主演の『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』では、ジナ(イェジン)とジュニ(ヘイン)の恋愛を絶対に許さない頑固母、そして『怪物』では汚い手を使う市議会議員で野心家の母と、繊細な演技力に定評があり、近年オンマ役が多くなっている。

代表作:『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(キム・ミヨン役)

イ・イルファ/『応答せよ』シリーズで国民の心を鷲掴みに

イ・イルファ
photo : Aflo

シン・ウォンホ監督(46)の大人気名作『応答せよ』3シリーズすべての母役に抜擢され、ソン・ドンイル(58)同様に、イ・イルファ(51)の名で出演している国民的オンマ。社会現象となった『応答せよ』シリーズの印象が強いものの、『彼女はキレイだった』ではファン・ジョンウム(37)演じるヘジンの一般家庭のオンマ、そして『キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜』では財閥一家のオンマを演じるなど、さまざまな作品でオンマ役に任命!

代表作:『応答せよ』3シリーズ(イ・イルファ役)

ラ・ミラン/『応答せよ』シリーズの第二の母!

ラ・ミラン
photo : Getty Images

ラ・ミラン(47)も『応答せよ』シリーズの3部作目に出演し、俳優として一気に知名度を上げたひとり。リュ・ジュンヨル(35)演じるジョンファンの母役で、イルファ、キム・ソニョン(46)との“オンマ三人衆”の掛け合いが最高にユニークで、韓ドラフリークたちの心を熱くさせた。高い演技力で個性的な役柄もこなすためにオンマ以外の役柄も多いけれど、確実にドラマに良いスパイスを生んでくれる存在! 

代表作:『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』(ラ・ミラン役)

キム・ソニョン/あらゆるジャンルの作品に出演し、存在感をあらわに

キム・ソニョン
photo : Aflo

『愛の不時着』で演じた、北朝鮮軍陸軍少尉の妻で舎宅村の人民班長ナ・ウォルスクの印象が強い人も多いのでは? キム・ソニョンもまた、前記した『応答せよ』のソヌ&ジンジュのオンマ役でブレイク。思慮深い母親役はもちろん、今年配信された『静かなる海』や、『ロマンスは別冊付録』『番人』のような組織のチーム長役も似合う!

代表作:『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』(キム・ソニョン役)

ソ・ジョンヨン/名脇役としてさまざまな良作に出演

ソ・ジョンヨン
photo : Aflo

『太陽の末裔 Love Under The Sun』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』など、名脇役としても有名なソ・ジョンヨン(46)も、近頃オンマ役が多くなっている俳優。 『あなたに似た人』ではシン・ヒョンビン(36)演じるへウォン、『その年、私たちは』ではチェ・ウシク(32)演じるウンの母役に抜擢。異なるタイプの母を見事に演じ切り、確かな演技力を証明!

代表作:『その年、私たちは』(イ・ヨノク役)

チャン・ヘジン/主演を飲み込む演技で視聴者を魅了する、名脇役

チャン・ヘジン
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チャン・ヘジン(46)といえばやはり、『パラサイト 半地下の家族』の貧しい半地下家族のオンマ役や、『愛の不時着』の平壌(ピョンヤン)に住むセレブオンマ役のインパクトが強い! 演技派として知られるヘジンゆえに、産後の女性たちを厳しく淡々と指導するセンター長を演じた『産後ケアセンター』や、ヒロイン・ドクイムの心優しい恩師を演じた『赤い袖先(原題)』など、出演作品が絶えない。最新作『グリーン・マザーズ・クラブ』では教育オンマたちと論争を繰り広げる、これまたユニークなオンマを演じているため、視聴必至!



代表作:『パラサイト 半地下の家族』(キム・チュンスク役)

チョン・ヨンジュ/現在人気沸騰中の『社内お見合い』にも出演!

チョン・ヨンジュ
photo : Aflo

近年グッと母親役が多くなっているのは、ミュージカル出身の名バイプレイヤー、チョン・ヨンジュ(50)。ドラマ出演は少ないものの、舞台の世界で経験を積んだ演技派。不朽の名作『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』では三兄弟の兄サンフンの妻役で出演し、『十八の瞬間』では生徒のヒステリックなオンマ役、『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です』ではヒロイン・ナムの肝っ玉オンマ役が印象的。そして現在話題沸騰中の『社内お見合い』においても、チキン屋の“ソフィア・ローレン”ことハリ(キム・セジョン 25)のオンマ役に抜擢。口より先に拳が出るタイプの熱きオンマが、ドラマに欠かせない存在感を放つ!

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代表作:『社内お見合い』(ハン・ミモ役)

ユン・ボギン/一般家庭の自然なオンマの演技がクセになる

ユン・ボギン
photo : Aflo

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』『あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜』『ストーブリーグ』『こんにちは?私だよ!』など、数多くの作品でヒロインのオンマ役を演じているのが、ユン・ボギン(51)。一般家庭の普通のオンマ役が多いけれど、注目したいのは2021年の大ヒット作『ヴィンチェンツォ』。ヴィンチェンツォ・カサノことソン・ジュンギ(36)とのやり取りに心動かされること請け合い!

代表作:『ヴィンチェンツォ』(オ・ギョンジャ役)

ユン・ユソン/時代劇からロマコメまで、あらゆるオンマを熱演

ユン・ユソン
photo : Aflo

『王は愛する』『浮気したら死ぬ』など、ちょっと影のある悲しいオンマ役を担うことが多いユン・ユソン(53)は、子役出身の実力者。『宮(クン)〜Love in Palace〜』ではチュ・ジフン(39)、『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜』ではナム・ジュヒョク(28)、『ただ愛する仲』ではウォン・ジナ(31)など、主演キャストたちの母を演じている。

代表作:『宮(クン)〜Love in Palace〜』(ミン役)

チョン・エリ/芸歴約50年のベテラン俳優

チョン・エリ
photo : Getty Images

確かな実力でドラマを牽引するチョン・エリ(61)は、あらゆるドラマで名優たちのオンマ役を担ってきた存在。『パリの恋人』のイ・ドンゴン(41)の母役で、一気にお茶の間のスターに。ヘジン同様に、日本では『愛の不時着』のヒョンビン(39)演じる北朝鮮の軍人ジョンヒョクの母役のイメージが強いはず。オンマ役のほか、仕事がバリバリできる理事長など、クールなキャラクターがはまり役!

代表作:『愛の不時着』(キム・ユンヒ役)

キム・イェリョン/数々の良作でオンマに抜擢!

キム・イェリョン
photo : Getty Images

『太陽を抱く月』ではチョン・イル(34)、『奇皇后〜ふたつの愛 涙の誓い〜』ではハ・ジウォン(43)と、時代劇の母役のイメージが強いキム・イェリョン(56)だけれど、ロマコメで演じる頼もしいオンマの姿にも注目して欲しい。『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』ではパク・ソジュン演じるドンマンを明るく勇気づける果敢な母を演じており、作品のジャンルを問わずマルチに活躍! 

代表作:『太陽を抱く月』(禧嬪パク氏役)

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