世界一有名なファッションドールの”バービー”が実写版になるということで、公開前から大きな注目を集めている映画『バービー』。その魅力はバービー役をマーゴット・ロビー(32)、ケン役をライアン・ゴズリング(41)が務めるというパーフェクトなキャスティングに加え、2人が見た目もファッションもバービー人形の世界を完璧に再現しているところ! しかもビジュアルが公開されるたびに、その完成度も期待度も高まっていく一方。そこで今回は、2023年7月の全米公開に向け、待ちきれない人のために現時点で明らかになっている撮影風景や映画の見どころを紹介します。さらに実写版『バービー』公開前に予習しておきたい、マーゴット&ライアンの過去の話題作もピックアップしているので、そちらもお見逃しなく!
まさにバービー! ハマり役のビジュアルに世界中の人々が心酔!
2019年にバービー役を務めることが明かされたマーゴット。初公開のビジュアルでは、ピンクのコンバーティブルに乗り、水玉プリントのヘッドバンドやホルターネックトップスをつけて微笑み「完成度高すぎ!」と世界中で大絶賛。そんな彼女は「この役を演じ、世界中の子どもたちと観客にポジティブな影響を与えられるはず」とプロデュースにも参加。内容は「私たちはいわゆる“王道”から外れたものが好き」と、グレタ・ガーウィグ監督(39)とともに、世間が抱くバービーのイメージを超越するものであることを示唆!
日焼け肌に爽やかスマイル、そしてムキムキの筋肉質ボディがまさにケン!
公開されるや否や、話題騒然となったのがライアン演じるケンのファーストルック。素肌の上にデニムベストというケンらしい個性的なファッションはもちろん、白い歯と爽やかなスマイルに加え、日焼けした肌に見事なシックスパックの腹筋を見せるなど、筋肉質なケンのボディをもきっちり再現! これまでクール&憂いのある役が多かったライアンだけに、本作ではライアンの新たな魅力と鍛え上げられたボディが見られると、ファンの期待はうなぎのぼり!
再現性が高い!と話題を呼んだローラースケートファッション
本作の見所のひとつは、なんといっても再現度の高いファッション。米ロサンゼルスのベニス・ビーチでローラースケートの撮影をした際は、マルチカラープリントのレオタードに、ネオンカラーのショーツや膝当てに加え、サンバイザーやローラースケートといった小物を合わせたパワフルなカラーコーディネートで登場。ちなみにレオタードとローラースケートは、1994年に発売されたバービー人形”Hot Skatin’ Barbie”を再現したそう!
こんな個性的なファッションを着こなせるのもライアンならでは!
「絶対にライアンしかいない」という制作側の確信のもと、猛烈なアプローチをかけ続けていたのだとか。その狙い通り、ネオンのマルチカラーのベスト、ショーツ&サンバイザー、そしてイエローのウエストポーチに膝当て、ピンクのソックスというバービーとのカップルコーディネートを完璧に着こなしているのはさすが! ちなみにこの日は、お尻を触られたバービーが触った男性を殴り、その場に遭遇したケンが驚いて「キャー!」と叫ぶシーン。そのシーンがファンたちに目撃され、「アニメ版のケンの甲高い声にそっくり!」とSNSで大きな話題に。
バービー流の“ピンク”カウボーイスタイル
別日の撮影では、カウボーイルックに挑戦したマーゴット。ピンクのテキスタイルに煌びやかな星が描かれたベスト&パンツがなんとも印象的。さらにピンクのバンダナを首に巻き、ホワイトのテンガロンハットを被 り“バービー”の世界観を忠実に再現したコーディネートに。
バービーとお揃いのアイテムを取り入れて、カップルコーディネートを完成
ライアンもマーゴット同様にカウボーイファッションで登場。胸もとにフリンジがついたシャツに光沢感のあるブラックパンツを合わせて。ピンクのバンダナと白いテンガロンハットはマーゴットと完璧にマッチ! ちなみにこの日の撮影は学校に子どもを送り届け、他の保護者らと立ち話をするシーンだったとか。子どもとのシーンはもちろん、ウィル・フェレル(55)、アメリカ・フェレーラ(38)、シム・リウ(33)、ケイト・マッキノン(38)といった豪華キャストとの絡みがどんなものになるのかも気になる!
新たなプロモーションの仕方!? バービーの箱人形を持って映画を宣伝!
ケン役を引き受けた理由について「最高の脚本だから。そして誰もケンの人形では遊ばない。だからケンのストーリーを伝える必要があるんだ」と熱弁していたライアン。だからこそPRにも人一倍力が入っているのか、先日は箱入りのバービー人形を抱えて登場! 本作のストーリーはもちろん、この独特なプロモーションにも注目が集まっているようで、とにかく公開が待ち遠しい!
【マーゴット・ロビー】大胆なシーンにも果敢に臨んだ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で知名度がグンとアップ!
そして今回バービー役に抜擢されたマーゴットは、出身地のオーストラリアでバイトを3つ掛け持ちしながらオーディションを受け続ける日々を送るなど、苦労人だった過去を持つ実力派の俳優。そんなマーゴットの転機となった作品こそ2014年公開の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。レオナルド・ディカプリオ(47)演じるジョーダン・ベルフォートの妻役を演じたことで知名度がアップ。あまりに緊張していたために、テキーラを3杯飲んでからベッドシーンに臨んだのも有名な話。その根性が功を奏し、「あの美女は誰!?」と世界で注目を浴びることに。
『スーサイド・スクワッド』の“可愛すぎる悪役”で驚異的なインパクトを与え、大ブレイク!
2016年公開の『スーサイド・スクワッド』では、“可愛すぎる”ハーレイ・クイン役に抜擢。初のヒール役を魅力的に演じただけでなく、超ミニのホットパンツをはじめとした大胆な衣装とヘアメイクが見事にハマり、世界中で大ブレイク! 2週間という限られた時間のなかで、水泳やピラティス、トランポリンなどの様々なトレーニングをストイックに行い、手に入れたという美しいボディも必見。
スケート界の“問題児”の演技に、世界が驚愕
2018年公開の『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』では、フィギュアスケート界きっての“問題児”として知られる元選手のトーニャ・ハーディング(51)役でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。まったくのスケート未経験であったにもかかわらず、3ヶ月間、週5回・1日4時間の猛特訓を行い、トーニャの動きや表情、さらにアメリカ北西部独特のなまりや笑い方までも研究。その完全たるコピーっぷりや、マーゴットの類まれなる演技力に世界中が圧倒された名作。
難しい役どころをリアルに演じた『スキャンダル』
全米テレビ局FOXで実際に起こった性的スキャンダルを題材に、シャーリーズ・セロン(47)主演で映画化された『スキャンダル』。マーゴットは実際に同局で働いていた2人の女性の体験を組み合わせたという、架空の新人キャスター役を熱演。これまでは派手なキャラクターが多かったけれど、本作では憧れの職につくも、上からの圧力に直面するという役をリアルに演じたことで、俳優としての評価も一段とアップした。
【ライアン・ゴズリング】『きみに読む物語』で見せた一途な姿勢に、世界中の人が虜に!
子役として俳優のキャリアをスタートさせたライアンが大ブレイクした作品といえば、もちろん2005年に公開された恋愛映画の名作『きみに読む物語』。レイチェル・マクアダムス(43)が演じるアリーをとことん一途に愛するノア役を演じ、その眼差しや言葉、ラブシーンなどすべての仕草で全世界のファンをメロメロに。しかもライアンはノア役のため、家具商人への弟子入りや、数週間で約13キロの減量をするなど、まさに役作りにおいても「一途」なところが魅力!
普段は無口なのに、愛する人の前では優しいギャップに萌える『ドライヴ』
2012年公開のクライム・サスペンス『ドライヴ』では、愛する人のために裏社会に手を染めるという孤高な天才ドライバーを熱演。ハラハラ&ドキドキの展開はもちろん、ライアンの華麗なドライブテクニック、愛する人の前でだけ見せる優しい表情など、ライアンの様々な魅力をたっぷり堪能できる!
ピアノ特訓とマルチな才能で、ファンもプロも唸らせた『ラ・ラ・ランド』
ライアンの人気と名声を確固たるものにした代表作といえば、もちろん第89回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた2017年公開の『ラ・ラ・ランド』。ジャズピアニストの役を演じたライアンは、3ヶ月間、週6日間・1日2時間、ピアノの猛特訓を行い、スタントなしのピアノ演奏を披露。さらに本作で幼い頃から習っていた歌やダンスも披露するなど、ライアンのマルチな才能が炸裂。
クールで落ち着いた捜査官役がどハマりだった『ブレードランナー 2049』
1982年にハリソン・フォード(80)が主演した前作『ブレードランナー』を引き継ぎ、2作目となる2017年公開の『ブレードランナー 2049』で主演を果たしたライアン。“レプリカント”と呼ばれる人造人間狩りをする新人捜査官“K”役では『ラ・ラ・ランド』とは違ったクールで落ち着いた姿を披露し、『ラ・ラ・ランド』とのギャップにやられるファンが続出。また着用していた毛皮のコートの類似品が出回るなど、そのファッションスタイルも話題に。