ダイアナ元妃の称号がキャサリン妃へ。ふたりの驚きの共通点とファッションスタイルの秘密とは?

2022年9月8日(現地時間)にエリザベス女王(享年96)が崩御され、それまでダイアナ元妃(享年36)の称号として親しまれていた“プリンセス・オブ・ウェールズ”を与えられることとなったキャサリン妃(40)。そんなダイアナ元妃とキャサリン妃は、称号だけでなく、バックグラウンドにも共通点が多い。
ともに地に足のついたプリンセスとして国民に親しまれ、王族でありながら子育てにも積極的に参加。そしてダイアナ元妃への敬意が表されたキャサリン皇太子妃のファッションは、世界から大きな注目を浴びている。そんな国民に愛される“プリンセス・オブ・ウェールズ”のふたりの共通点と、瓜二つのファッションスタイルをご覧あれ。

普通の感覚を持つ、地に足のついたプリンセス

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ダイアナ元妃は伯爵のエドワード・スペンサー(享年68)を父に持つ名門貴族出身。とはいえ父が伯爵の称号を授かる14歳までは、一般的な家庭で過ごされたとか。また、キャサリン妃の両親は元航空会社勤務ののち、ファミリービジネスが大成功した大資産家の一般家庭。そんなバックグラウンドのためか、ダイアナ元妃もキャサリン妃も、地に足のついたプリンセスとして国民に親しまれている。

ティーンの時に王子と出会う

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ダイアナ元妃がチャールズ国王(73)と会ったのは16歳の時。当時は姉のセーラ(67)の彼氏として出会い、4年後の1981年に婚約を発表。そしてキャサリン妃とウィリアム皇太子(40)は、2001年に入学したスコットランドのセント・アンドリュース大学で出会い、2年目に友人らと一緒に学生寮へ。そこで関係をグッと深めて、交際がスタート。2010年の婚約発表時には、ダイアナ元妃の婚約発表時に似たブルーのドレス、そして元妃から受け継いだサファイアの婚約指輪を披露し、世界から大絶賛を浴びた。

【キャサリン妃】
ドレス:イッサ ロンドン(Issa London)

ワーキングウーマンとしての顔を持つ

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王位継承者の花嫁として初めて、仕事で収入を得ていたダイアナ元妃は、プリンセスになる前は保育園の先生やダンスインストラクターなどさまざまな職業を経験。キャサリン妃も大学卒業後はファッションブランド、ジグソーのアクセサリー部門のバイヤーとして働いた経験を持つなど、熱心に仕事に打ち込んだふたり。またキャサリン妃は、王室の花嫁で初めて大学の学位を持つことでも知られている。

世界中の花嫁が憧れたウェディング

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1981年にセント・ポール大聖堂で挙式したダイアナ元妃は、約7億5,000万人の視聴者が見守るなか、約8メートルという当時世界最長の長さを誇るトレーンの美しいウェディングドレス姿を披露。そして2011年にウェストミンスター寺院で挙式したウィリアム皇太子とキャサリン妃のウェディングは、YouTubeでも生中継され、アレキサンダー・マックイーンの繊細なレース&シルクのウェディングドレスに世界中がうっとり。

【ダイアナ元妃】
ドレス:デイビッド&エリザベス・エマニュエル
【キャサリン皇太子妃】
ドレス:アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)

飾りすぎないラフな姿を披露

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カジュアルなジーンズから、バイカーショーツといったスポーティなルックまでインフォーマルスタイルを披露し、あらゆる世代から絶大な支持を得ていたダイアナ元妃。そのスタイルはキャサリン妃にも受け継がれ、同じくカジュアルなジーンズやジャージ、ヨットの競技用ウェアなどの本格的なスポーティルックも披露。さらには抜群の運動神経を活かし、スポーツイベントに自ら率先して参加する姿も好感度が高い理由のひとつ。

子育てはナニーに任せず、自ら積極的に行う

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王室の伝統を覆したことで有名なダイアナ元妃。なかでも一番有名なのは、それまで伝統だったナニーをつけず、自ら積極的に子育てをしたこと。家庭教師をつけた宮殿内での教育をやめ、子どもたちを普通の学校に通わせたことでも知られる。そしてキャサリン妃も積極的に子育てに関わり、学校への送り迎えに加え、外で一緒に遊ぶといった、従来のロイヤルらしくない子育てが好評に。さらにはふたりとも、公務の際は自らが子どもたちと手を繋いだり、同じ目線になって話をしたり、子育て法も同様!

慈善活動を大切にする姿勢

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ダイアナ元妃といえば、人ともっと触れ合う王室にするため、世界中のチャリティの代表を務め、生涯を慈善活動に捧げたほどの活動家。1997年には地雷廃止運動のため、アンゴラの地雷原を訪れて歩いた勇姿は世界で大きく報道された。そしてキャサリン妃はウィリアム皇太子とヘンリー王子(38)とともに2011年に英国王室基金を設立したり、子どもたちへの支援や若手のスポーツ選手の育成をしたり、さまざまな慈善活動を実行中。また民衆との会話や握手、言動もラフ。ダイアナ元妃から受け継がれているのか、今では皇太子夫妻と民衆が会話や握手をするのは定番の光景に。

幅広い交友関係で、セレブリティの友人も多い!

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エルトン・ジョン(75)やジョージ・マイケル(享年53)など、セレブリティの友人が多いことで有名だったダイアナ元妃。キャサリン皇太子妃も同様に、エリー・ゴールディング(35)、リース・ウィザースプーン(46)などと親交が深いよう。トム・クルーズ(60)においては、1992年に映画『遥かなる大地へ』の上映会でダイアナ元妃と会い、1997年のダイアナ元妃の葬儀にも出席。キャサリン妃とは2022年の映画『トップガン マーヴェリック』のプレミアで一緒に出席&エスコートするなど、ふたりと親交のあるセレブリティ!

【ファッション】誰からも愛されるファッションアイコン

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ロイヤルらしい気品溢れるスタイルはもちろん、時には親しみやすいコーディネートを披露し、世界中からファッションアイコンとして愛されているダイアナ元妃&キャサリン妃。写真ではスカイブルーのコーディネートが見事にマッチ! ダイアナ元妃はパールのネックレスやフィッシュネット付きの帽子で品格が漂う。一方、2022年にイースター礼拝でセント・ジョージ教会を訪れたキャサリン妃は、ジャケットのようなディテールが美しいドレスとヘアバンドを合わせ、エレガントなスタイルに大人の遊び心を漂わせている。

【キャサリン妃】
ドレス:エミリア ウィックステッド(Emilia Wickstead)
ヘアバンド:ジェーン テイラー(Jane Taylor)

第一子出産後はポルカドットワンピースをまとって

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1982年にウィリアム皇太子を出産した翌日、グリーンのポルカドットのドレスを着用したダイアナ元妃。キャサリン皇太子妃は2013年にジョージ王子(9)を出産した際、ブルー地に白のポルカドットのドレスで爽やかに登場し、ダイアナ元妃をオマージュしたと世界中が熱狂!

【キャサリン妃】
ドレス:ジェニー・パッカム(Jenny Packham)

キーカラーに赤を選んで

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1984年に次男のヘンリー王子を出産した際は、真っ赤なロングコートで印象を残したダイアナ元妃。そして同じくセント・メアリー病院で2018年に第3子のルイ王子(4)を出産したキャサリン妃は、ジェニー・パッカム(Jenny Packham)の赤いドレスでダイアナ元妃を再びオマージュ。丸襟のアイテムを選んでいることや、王子を包むショールを白にしていることなど、細部までこだわった再現ぶりが話題に。

【キャサリン妃】
ドレス:ジェニー・パッカム(Jenny Packham)

鮮やかなカラーパレットに心躍るスーツスタイル

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1995年にリバプールを訪れた際は、オレンジのセットアップスーツに黒のベルトを加えてスタイリッシュに仕上げたダイアナ元妃。そんなダイアナ元妃のオマージュだと再び話題となったルックが、2017年にキャサリン妃がまとった赤のセットアップスーツ。よりクラシカルな印象に。

【ダイアナ元妃】
スカートスーツ:ヴェルサーチェ(Versace)
バッグ:ディオール(Dior)
【キャサリン妃】
スカートスーツ:ルイザ・スパニョーリ(Luisa Spagnoli)

パキスタンの民族衣装を彷彿させるスタイル

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海外公務において、その国の雰囲気をスタイルに投影することで敬意を表しているふたり。キャサリン妃は2019年にパキスタン空軍基地ヌール・カーンに到着した際、パキスタンの民族衣装サルワール・カミーズをイメージさせるキャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)のカスタムドレスとパンツを着用。かつてダイアナ元妃も同地への訪問に類似のルックをまとっていたことが大きな話題に。

【キャサリン妃】
ドレス&パンツ:キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)

タータンチェックに身を包んで

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1987年、スコットランド最大の運動会ビュート・ハイランド・ゲームズに訪れたダイアナ元妃は、襟と袖にレースが施されたフェミニンなドレス姿を披露。キャサリン妃がスコットランドを訪問した際にも、同じくタータンチェックのアイテムに身を包んでいる。アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のドレスに緑色のバッグとスカーフを合わせ、グッとモダンに。

【キャサリン妃】
ドレス:アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)

スパンコールがちりばめられたドレスを主役に

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1990年、チャリティガラでブルーのスパンコールドレスに身を包み、とびきり輝くオーラを放ったダイアナ元妃。キャサリン妃は2019年のパキスタン外遊でのイブニングレセプションにて、ジェニー・パッカム(Jenny Packham)のエメラルドグリーンのドレスを着用!

【キャサリン妃】
ドレス:ジェニー・パッカム(Jenny Packham)

鮮やかなブルーのスーツスタイルが瓜二つ!

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2021年5月、スコットランドで行われたイベントでは、ブルーのジャケットとミディ丈のプリーツスカートを選び、まさにダイアナ元妃のルックを再現したキャサリン妃。シューズはあえてブラウンにすることで、キャサリン妃らしいモダンさを漂わせて。

【キャサリン妃】
ジャケット:ザラ(ZARA)
スカート:ホープ(HOPE)

白のドレスコート

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1985年のイタリアツアーにおいて、キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)のドレスコートをまとったダイアナ元妃。ホワイトを基調としたドレスコートを主役に、清涼感たっぷりの爽やかなスタイリングを披露。キャサリン皇太子妃は、2015年のシャーロット王女(7)の洗礼式でアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)をセレクト。体のラインにそっと寄り添うホワイトドレスに、花をあしらったベレー帽を被り、フェミニニティを薫らせた。

【ダイアナ元妃】
ドレスコート:キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)
【キャサリン妃】
ドレスコート:アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)

オールピンクの可憐なスタイリング

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1983年に公務でオーストラリアを訪れたダイアナ元妃が着用したのは、ポルカドットプリントの愛らしいピンクのドレス。そんなダイアナ元妃と同じく、ピンクを基調としたスタイリングを披露したキャサリン妃。軽やかな色味のアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のドレスがよく似合っている。


【キャサリン妃】
アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)

映画『007』プレミアのドレススタイル

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英国が誇る人気映画シリーズの第25弾『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のプレミアに出席した際は、ジェニー・パッカム(Jenny Packham)の煌びやかなゴールドのケープドレスをまとう姿が主演女優のようにゴージャスで美しいと称賛を浴びたキャサリン妃。ドレス全体にあしらわれたスパンコールや、パワーショルダーのデザインが類似していたことから、1985年に公開された『007/美しき獲物たち』のプレミアでダイアナ元妃が魅せたシルバードレスを参考にしたのではないか?と巷で噂になったほど!

【ダイアナ元妃】
ドレス:ブルース・オールドフィールド(Bruce Oldfield)
【キャサリン妃】
ドレス:ジェニー・パッカム(Jenny Packham)
 

ロイヤル・アスコットでのポルカドット柄ドレス

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今年大きな注目を集めたのが、王室が開催する競馬ロイヤル・アスコットでのキャサリン妃のルック。モノクロのポルカドットのドレスに花をあしらったハットのスタイリングは、まさに1988年のロイヤル・アスコットに出席したダイアナ元妃と見事にマッチ! さらにキャサリン妃の真珠のイヤリングは、かつて元妃が所有していたものだったことが判明し、ますます大きな話題に。


【ダイアナ元妃】
ドレス:ビクター・エデルスタイン(Victor Edelstein)
【キャサリン妃】
ドレス:アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)
ハット:Sally Ann Provan

黒襟がついたガンメタルグレーのコート

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今年2月のデンマークでの公務では、1984年にダイアナ元妃が着用したような黒襟がついたガンメタルグレーのコートを主役に、エレガンスな魅力が漂うキャサリン妃。ダイアナ元妃はシューズで赤をアクセントにしていたけれど、キャサリン妃はグローブやバッグ、シューズといった小物を黒に統一することで、シックな印象に。

【キャサリン妃】
コート:キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)

クラシカルなダブルボタンのコートをまとって

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エリザベス女王の国葬に携わったボランティアやスタッフに感謝を伝えるため、国葬後初の公務を行ったキャサリン妃。ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)のダブルボタンのノーカラーコートは、ダイアナ元妃が1988年に第一次世界大戦の休戦記念式典に参加した時に着用していたジャスパー・コンラン(JASPER CONRAN)のダブルボタンコートを彷彿させると大きな注目が集まった。

【ダイアナ元妃】
コート:ジャスパー・コンラン(JASPER CONRAN)
【キャサリン妃】
コート:ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)

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