近年タイBLドラマに沼落ちする人が続出するなか、ハイブランドのショーに出席していたり、様々なコレクションのフロントロウでその姿がキャッチされたりと、今最もアツい“タイ俳優”たち。世界的大ヒットとなった大人気タイBLドラマ『2gether』のブライトやウィンをはじめ、『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』に出演するデューやナニなど、注目必至の俳優たちをキャッチアップ!
Apo(29)/強さとセクシーさを兼ね備えた演技派
以前からドラマシリーズに出演し、俳優としてのキャリアを重ねていたアポー(ナタウィン・ワッタナキティパット)は、『KinnPorsche The Series』の主演で世界的に大ブレイク! マフィアの抗争×BLというどちらもハードすぎる展開は観る者の度肝を抜き、アポーの体当たり演技とイケメンぶりに、夢中になる人が続出。相手役のマイルとディオール(DIOR)のコレクションに招待されるなど、ファッション界でもホットな存在になっている。
Mile(31)/まさに“タイの伊達男”! 様々な魅力に悶絶
筆者がタイBLドラマ史上最高傑作だと疑わない『KinnPorsche The Series』において、オーディションを経て主演に抜擢されたマイル(パークプーム・ロムサイトーン)。2022年の作品にもかかわらず、日本では、配信開始直後からセンセーショナルさや映像美、ストーリーにハマる人が続出。WEBコンテンツではたいていシャツのボタンが5つぐらい外れていて(目のやり場に困る~)、劇中ではマフィア一族の次男キン(でも跡継ぎ)を演じ、仕立てのいいスーツを着てマセラティに乗る姿は、まさに『タイの伊達男』!
Bright(25)/世界中の熱い視線をひとり占め!
今や伝説のタイBLドラマとなり、新たなタイ沼住民を生み続けている『2gether』シリーズに続き、『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』(タイ版 花より男子)で主演を務めた、誰もが認めるスーパースターのブライト(ワチラウィット・チーワアーリー)。ウィンと6月に行ったコンサート『Side by Side Concert Tour in JAPAN』において、ソロ曲では圧倒的な歌唱力を見せつけ、ふたりで『2gether』シリーズのテーマ曲を日本語で披露。公演2日目のハーフアップヘアを見て、その神がかった美しさに卒倒しかけるファンが続出した。
Win(24)/新米獣医師役など多彩な演技に注目
ウィン(メータウィン・オーパートイアムカジョーン)は『2gether』シリーズ出演後、『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』のガウィン(西門総二郎)役で心優しいモテ男を熱演。『DEVIL SISTER』では、年上彼女に一途な想いを寄せる新米獣医師を演じ、俳優として着実にステップアップしている。『Side by Side Concert Tour in JAPAN』では、ブライトとのホットなケミストリーを見せ、国内外のファンを沸かせた。さらに自身のブランド『VELENCE』を立ち上げ、ファッショニスタの顔も持つなど、多才極まりない!
Dew(22)/突如現れたタイ俳優界の王子様!
『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』のレン(花沢類)役で彗星のごとく現れたデュー(ジラワット・スッティワニッサック)。デューのいる空間はまるで宮殿に見えてしまうほど、王子様のような出で立ち(身長190cm!)でスタイル抜群。日本のドラマ『リッチマン、プアウーマン』のタイ版リメイク作品『Faceless Love』での主演が決定。優しさの塊といったイメージのデューがIT企業社長役をどう演じるのか、放送が待ち遠しい。
Nani(25)/ミステリアスな魅力にハマる!
デューと同様、『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』で広く世界に知られる存在となったナニ(ヒランギット・チャンカム)。エムジェー(美作あきら)役を見たとき、「どこにこんなワイルドイケメンがいたの!? タイ俳優界、恐るべし」と思った人も多いはず。ドラマではオールバックヘアが印象的だったけれど、それ以降はダウンヘアが定番に。トリッキーな衣装やヘアも自分のものにしてしまうところも魅力のひとつ。
Earth(29)/艶っぽい演技と特大スマイルに沼る
アース(ピラパット・ワタナセッシリ)の出世作『A Tale of Thousand Stars(千星物語)』では、「堅物だが実は優しい森林警備隊の隊長」を熱演。切なく深いストーリーも相まって、視聴者のハートを鷲掴みに。バラエティコンテンツでは、無邪気に大笑いするなど、キュートな一面を見せたかと思えば、『Moonlight Chicken』で、人生の酸いも甘いも経験した、艶のあるイケオジ役を演じ、底知れない魅力をファンに見せ続けている。
Mix(24)/ほんわか癒しオーラを放つ勤勉家
アースと同じく、『A Tale of Thousand Stars(千星物語)』で不動の人気を得たミックス(サハパー・ウォンラート)。『Moonlight Chicken』1話の冒頭の寝起きシーンは、後世に残るほどの名場面(名表情)。近年俳優として大活躍する傍ら、タイの名門・国立チュラロンコン大学に在学中というから驚き! 個人的には『Fish Upon the Sky』で主人公に一目惚れされてしまうナーン役も、やわらかな癒しオーラが全開でおすすめなので、ぜひチェックを。
Ja(25)/新ドラマでの活躍に期待が高まる
SPUR6月号の撮影時にY2Kファッションが似合うあまり、現場スタッフがどよめいたことが記憶に新しい、ジャー(パチャラ・スアンシー)。『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』で、ちょっとむさ苦しいメガネ姿の先輩役がいたのだけれど、それがのちにジャーだったと分かったときの衝撃たるや! 日本で配信がスタートした新作ドラマ『Be Mine. Superstar』では今までとは真逆のキャラクターを演じている。過去作と見比べるのもおすすめ。
First(25)/ドラマでもリアルでもスポーツマン
『TharnType2 -7Years of Love-』では「当て馬」的キャラクターであると同時に、ジャー(レオ役)とサブカップルを演じて人気が爆発したファースト(チャローンラット・ノープサムローン)。ふたりを主人公にしたスピンオフ作品『Don't Say No -心が近づくとき-』では、心情の深いところまで追求した繊細な演技で話題に。ジャーと再共演した新作『Be Mine. Superstar』が日本でも配信開始。元バドミントン選手とあって、プライベートでプレイする姿をSNSに度々アップしている。
Kao(28)/大型ワンコ系俳優といえばこの人
ガウ(ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン)といえば、『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』のコーン役で「端正な顔立ちのイケメン!」と思ったものの、ドラマのストーリーにひたすら涙した記憶が。『Lovely Writer The Series』で見せるバチバチのかっこよさ、健気で一途、でも策士(笑)な姿を見て沼落ちした人が多数。大型犬(サモエド)を想起させる、やんちゃさもあり。今年は、共演したアップと日本でファンミーティングを開き、待ち望んでいたファンが歓喜した。 ※名前はタイ語の発音に近い読み方で表記。
Up(28)/ラブコメやホラーにも次々と挑戦
アップ(プーンパット・イアン=サマン)が主人公ジーン役を務めた『Lovely Writer The Series』では、喜怒哀楽すべての感情を魅力的に表現し、リピート視聴者が続出(筆者も4周目)。原作小説の日本語版が発売されるなど、作品の人気が続くとともに、アップの人気もうなぎ上り。最新作のドラマ『Step by Step』やホラー映画(どちらも日本未公開)、韓国ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』のタイ版リメイクへの出演も決まっている。
初の主演ドラマ『TharnType The Series』で世界的に有名となったガルフ(カナーウット・トライピパッタナポン)。続編の『TharnType The Series season 2』も含め、BLドラマ史上、伝説のシーンが量産されているドラマは類を見ないだろう。日本での人気も熱狂的で、公式ファンクラブを発足し、今年7月にもファンミーティングが開催予定。近年は主演映画『Bua Pun Fun Yub』(日本未公開)や、SPURのSNSでもコメントを受けたように、海外コレクションに来場してファッションセレブリティとしても活躍している。
Zee(30)/大人の色気とかわいさが大渋滞
昨年と今年、主演作『Cutie Pie』のファンミーティングが日本で2回も開かれ、人気の高さが際立つシー(プルック・パーニ)。『WHY R U?』未視聴の人がいたらぜひチェックしてみてほしい。初見の衝撃と言ったら! アニメから飛び出したかのような、シーの二次元的な筋肉の仕上がりとイケボぶりに、「心臓が持たない」と思ったほど。『You Never Eat Alone』では、おかっぱヘアでご飯をたくさん食べるキュートな姿も見せている。そのギャップに沼落ち必至!
Off(32)/名作に次々と出演するファッショニスタ
『SOTUS/ソータス』シリーズなどに出演するオフ(ジュンポン・アドゥンキッティポーン)。その後、名作『Theory of Love』で、サード(ガン)から好かれるプレイボーイのカイとして、ゲス男が切ない片思いをして変わっていく姿を熱演し、多くの視聴者を泣かせた(感涙)。さまざまな社会問題に真っ向から挑んだドラマ『Not Me』では、アクションにもチャレンジしている。
Gun(29)/ドラマで一人二役を演じた実力は本物!
ガン(アタパン・プーンサワット)は子役として昔から有名だったようで、幼い頃から培われた演技力は折り紙つき。『Theory of Love』では、報われない片思いの演技に胸が締めつけられた。オフと主演した社会派BLドラマ『Not Me』では、双子の兄弟(ホワイトとブラック)それぞれのシーンごとに機微を表現し、見事に演じ分けている。ファンミーティングで来日した際には、日本のファンと交流を果たせたよう。SNSで流れてくるファッショニスタの一面も要チェック!
Tay(31)/ダークブルーなプールシーンは伝説!
『Dark Blue Kiss ~僕のキスは君だけに~』でニューと主演し、GMMTV四天王カップルとも呼ばれ、人気を不動のものにしたテイ(タワン・ウィホクラット)。コンテンツやファンミーティングなどでも、ニューとの夫婦漫才的な(笑)本気のやり取りがおもしろく、ファンの間では当たり前の光景に。日本で実写ドラマ化&映画化された漫画、“チェリまほ”こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のタイ版リメイクに、ニューとともに主演!
New(30)/ナチュラルな演技に引き込まれる
『SOTUS/ソータス』に出演し(振り返ると今や主役級の俳優がたくさん出演していましたね)、一気に注目を浴びたニュー(ティティプーン・テーシャアパイクン)。『Dark Blue Kiss ~僕のキスは君だけに~』では主演のひとりに抜擢。モチモチな肌に、穏やかな空気感をまとっている、癒し系の存在。人気韓国ドラマのリメイク『愛が必要』でも、スイートで切ない演技を見ることができる。今年制作予定のタイ版『チェリまほ』にも主演が決定しており、かなりハマり役の予感!
Perth(22)/世界的人気のBLドラマに主演
「サッカー部」「傷の手当」など、タイBLのお手本要素が詰まった『Love By Chance』で主演に抜擢されたパース(タナポン・スクムパンタナーサーン)。強烈な印象を残しただけに、次作を待ち望んでいたファンも多いはず。GMMTV社に事務所を移籍したのが記憶に新しい。そんなパースのイケメン度が増した姿は、『Never Let Me Go』(チョッパー役)で確認済! 8月25日(金)に日本公開を控えている映画『卒業 ~Tell the World I Love You~』も見逃せない。
Net(25)/大注目のライジングスターが降臨!
ネット(シラホップ・マニティクン)には、U-NEXTのサムネイルでずっと気になっていた『Bed Friend』鑑賞時にすっかり沼落ち。表向きはプレイボーイだが、本当に好きな人には一途な役柄で出演している。話の展開が読めそうで読めないまま完走できたのは、脚本はもちろん、ネットの憂いのある演技に引き込まれたからに違いない。パースと共演した映画『卒業 ~Tell the World I Love You~』の公開も控えているため、本作への期待も高まる!
フルーク(ナタット・シリポントーン)の主演作『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』は、過去と現代の運命が交差する名作。料理研究部に入ったパーム(フルーク)が作ったおいしそうなタイの伝統菓子にも目が釘付けに。ストーリー展開のフックとして、食べ物が上手に使われている。その後は『Close Friend2』などでも主演を重ね、さらに今年ローンチしたファン向けデジタルコンテンツ『BOYS MEETING from Thailand』でも、日本のファンを楽しませてくれている。
Ohm (26)/タイBLドラマ史に残る名作で主演
186cmと長身のオーム(ティティワット・リットプラスート)。ペアの主演が多いフルークとの身長差萌えも、たびたび話題に上がる。『Until We Meet Again~運命の赤い糸~』では、「先輩や年上に向けた敬称、名前を呼ぶときは『P』を付ける」と、このドラマで覚えた人も多いだろう。『609 Bedtime Story』では、パラレルワールドを行き来する青年を演じている。ファンミーティングで来日も続いているが、さらなる新作ドラマの公開にも期待したい。
Fourth(18)/才能あふれる次世代スターが登場!
昨年『My School President』でジェミナイとペアで初主演を果たし、『Moonlight Chicken』では、ジムおじさん(Earth)の甥を演じたフォース(ナッタワット・ジローティクン)。いやはや、歌が上手い! メインキャストで歌うOSTを聞き、「タイにはどれだけ歌と演技の上手い俳優がいるんだ!」と驚愕。他には『F4 Thailand: Boys over flowers』のゴーヤーの弟役も印象的。伸びしろしかない今後の活躍に注目だ。
Pond(22)/佇んでいるだけで周囲を魅了
『Fish Upon the Sky』では、医学部の学生でポーカーフェイスの色男を演じ、ラストの告白シーンも印象的だったポンド(ナラーウィット・ルーラットゴースム)。『Never Let Me Go』では、田舎町に住んでいたが、父親から突如ボディガードになるように言われる高校生パーム役を好演。ヌン・ディアオ(プーウィン)を命がけで守ろうとする演技に心を打たれる。今年来日を果たし、初となるファンミーティングを開催するなど、今後もっと注目されていくであろう俳優のひとり。
Phuwin(19)/役ごとにがらりと変わる演技に注目
プーウィン(プーウィン・タンサクユーン)は子役として俳優活動をスタート。主演作『Fish Upon the Sky』では、友達がおらず冴えない歯学部の大学生で、好きな人に振り向いてもらうためにイメチェンして頑張るピーを演じた。その変貌ぶりは一見の価値あり! 『The Gifted: Graduation』や『Never Let Me Go』では高校生役を演じているが、毎回異なる演技で観る者を魅了。ポンドとともに日本で初のファンミーティングを開催し、活躍がますます期待される俳優!