ベテラン俳優ケイト・ブランシェット(54)と、旬の若手演技派俳優マーゴット・ロビー(33)。オーストラリア出身という共通点のある2人だけれど、俳優としても互いにその存在を敬愛している。2024年2月に行われた“オーストラリアのオスカー”ことAACTA賞では、マーゴットが受賞した「トレイルブレイザー賞」のプレゼンターとして壇上に立ったケイトが、サプライズでマーゴットにトロフィーを渡す場面が。感極まったマーゴットは、「幼い頃から、好きな俳優は誰かと聞かれたら、その答えはいつも、そしてこれからもずっとケイト・ブランシェットです。記憶にある限り、ずっと彼女を敬愛してきました」と、その感動を表現し、会場を大いに沸かせた。
【2014年】ケイト・ブランシェット/長身が引き立つサーモンピンクのIラインドレス
2013年公開の『ブルージャスミン』で主演女優賞を受賞したケイト。ウエスト周りに煌びやかなスパンコールのついた、シンプルなIラインにホルターネックデザインが特徴的なドレスで登場。肌なじみのよいヌーディカラーで、柔らかな印象に。
ドレス:ジバンシィ(GIVENCHY)
アクセサリー:ショパール(Chopard)
【2014年】マーゴット・ロビー/褐色肌に映える鮮やかなビタミンカラー
レオナルド・ディカプリオ(49)主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(前年の2013年公開)に出演後、瞬く間に人気俳優への仲間入りを果たしたマーゴット。胸もとが大きく開いたビビッドイエローのドレスは、ヘルシーな日焼け肌との相性抜群。シンプルながらカラーでエッジを効かせた一枚。
ドレス:ロージー・アスリーヌ(Rosie Assoulin)
【2015年】ケイト・ブランシェット/純白のマーメイドシルエットで洗練された印象に
ドラマ映画『キャロル』で数々のアワードにノミネート、AACTA賞では主演女優賞を受賞。ウエストから裾に向かってのラインが美しいマーメイドドレスは、ケイトのスタイルの良さをより強調する。全体的にシンプルなぶん、肩部分のビジューで顔まわりに華やかさをプラス。
ドレス:アレキサンダー・マックイーン(Alexander Mcqueen)
【2015年】マーゴット・ロビー/ブラックドレス×ホワイトフリルの甘辛MIXスタイル
ドラマ映画『フォーカス』のヒロインに抜擢。初公開時のロサンゼルス・プレミアでは、センシュアルな黒のシアードレスをまとって登場。胸もとは華やかなホワイトフリルで飾り、クールな印象ながら甘さが香るスタイルに仕上げた。
ドレス:ジャンバティスタヴァリ(GiAMBATTiSTA VALLi)
【2016年】ケイト・ブランシェット/花々がちりばめられた爽やかなブルードレス
ロシアの戯曲「プラトーノフ」を基にした『ザ・プレゼント(原題)』にてブロードウェイデビューを実現。花々で埋め尽くされたブルーのロングドレスは、春のムードを加速させる華やかな一枚。アクセサリーはブルーと好相性のシルバーで統一して。
ドレス:ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)
【2016年】マーゴット・ロビー/遊び心たっぷりなシルバーのタイトドレス
映画『スーサイド・スクワッド』でハーレイ・クイン役を演じ大反響を得たマーゴット。ワールド・プレミアでは、ユニコーンのスパンコールが光るエッジィなドレスに身を包んで登場。カッティングがユニークで斬新なデザインのドレスは、まさにハーレイ・クインの「クレイジーさ」と重なる。
ドレス:アレキサンダー・マックイーン(Alexander Mcqueen)
【2017年】ケイト・ブランシェット/春を感じるパステルカラーで華やかに
マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』に初出演し、死の女神ヘラ役を務める。優しげなピンクカラーのドレスは、流れるようなドレープ感が美しい。上半身は、カラフルなビジューをちりばめ、可愛らしくもエレガントな印象に。
ドレス:アレキサンダー・マックイーン(Alexander Mcqueen)
【2017年】マーゴット・ロビー/ボリューミィなバッグでエッジを効かせて
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』に出演し、数々のアワードでノミネート。この日は花や草のモチーフが施されたブラックドレス姿を披露した。ひと際目を引くフェザー素材のバッグがスタイリングのポイントに。
ドレス:アルチュザラ(ALTUZARRA)
【2018年】ケイト・ブランシェット/光沢感のあるベロアドレスで優雅に
映画『オーシャンズ8』にて、主人公の右腕的存在を演じたケイト。艶やかなベロア生地のロングドレスは、シンプルながら胸もとのカッティングが美しい。ケープのようなフェザー素材の装飾が、一気にゴージャスなムードを醸し出している。
ドレス:ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)
ジュエリー:ショパール(Chopard)
【2018年】マーゴット・ロビー/ポルカドットにバラを添えて、ロマンテイックな装いに
映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』に出演し、ヨーロッパ・プレミアでは、ポルカドット柄のワンピースドレスをまとって登場。深いVネックラインを繊細なシアーのフリルでトリミングし、ウエスト部分に赤いバラを添えたデザインで、とことんフェミニンな印象に。
ドレス:ロダルテ(RODARTE)
【2019年】ケイト・ブランシェット/柔らかなペールグリーンで上品に
長年親交のあるジョルジオ・アルマーニのドレスを着用し、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたファッション・アワード2019に出席したケイト。フェアリー感のある柔らかなペールグリーンのドレスをまとい、上品さと可憐さが調和した絶妙なスタイルを披露。
ドレス:ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)
【2019年】マーゴット・ロビー/ライラックカラーのドラマチックなシルエットにうっとり
出演映画『スキャンダル』にて、アカデミー賞の助演女優賞にノミネート。カリフォルニアで開催された特別上映会では、ライラックカラーのプリーツドレスで登場した。オフショルダーのデザインがセンシュアルなムードを醸しつつも、美しいドレープにより上品さも薫らせて。
ドレス:ジャンバティスタ ヴァリ(GiAMBATTiSTA VALLi)
【2020年】ケイト・ブランシェット/ゴージャスな「孔雀」ドレスで周囲を圧倒
第77回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門の審査委員長に就任したケイトは、孔雀のような艶やかなドレス姿で登場。シアー感のあるドレスのインナーに赤×黒のドレスをレイヤードしたゴージャスなルックスで、迫力の美貌を披露。
ドレス:ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)
【2020年】マーゴット・ロビー/美貌が引き立つシンプルなブラックドレス
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』で主演に抜擢。ロンドンで開催されたアワードでは、シンプルなブラックドレス姿を披露した。背面はレースに、背中部分がばっくりと開いたセクシーなスタイルが印象的。煌びやかなイヤリングをポイントに。
ドレス:シャネル(CHANEL)
【2021年】マーゴット・ロビー/スパンコールの輝きをまとって
映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でハーレイ・クイン役を熱演したマーゴットは、スパンコールで覆われたシルバーのキャミソールドレスで登場。ボディラインを強調したタイトシルエットのドレスに、あえて無造作にまとめたポニーテールヘアにも注目を。
ドレス/シャネル(CHANEL)
【2022年】ケイト・ブランシェット/エレガントなオールブラックドレス
世界中で大きな話題を集めた主演映画『TÀR/ター 』は、第80回ゴールデングローブ賞ほか数々の世界の映画祭で受賞。第79回ヴェネツィア国際映画祭でまとったのは、ゴージャスなオールブラックドレス。ふんだんに使われた布が織り成すゆったりとしたドレープは、シンプルながら重厚感のあるイメージに。
ドレス:ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
正面は、シンプルなワンショルダー。ブラックドレスを飾るシルバーのジュエリーもドレスと同じくルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のもの。
ジュエリー:ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
【2022年】マーゴット・ロビー/流れるようなケープが美しいブラックドレス
映画『アムステルダム』に出演。ヨーロッパ・プレミアでは、シアー素材のケープを優雅にたなびかせたブラックドレス姿を披露。カットアウトが施されたトップスと、ハイスリットが入ったスカートの美しいコンビネーションに魅了される。
ドレス:セリーヌ(CELINE)
【2023年】ケイト・ブランシェット/抜群のオーラを放つサテンドレス
映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のプレミアに登場。ブルーのトップスとブラックサテンのロングスカートが合わさったツーピースドレスは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のもの。ドラマチックな光沢を放つこのデザインは、まさに大人のエレガンスを最大限に引き立てる一枚。
ドレス:ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
【2023年】マーゴット・ロビー/攻めの真っ赤なドレスで大胆に
全世界で14億ドルの興行収入を記録した『バービー』で主演とプロデューサーを務めたマーゴットは、センシュアルな魅力を放つ真っ赤なドレープドレスで登場。正面は一枚布をそのまま被ったようなデザインになっており、大胆な着こなしを披露した。
ドレス:ヴァレンティノ(VALENTINO)
バックスタイルは背中の大きく開いたセンシュアルなデザイン。ドレスのカラーと合わせた朱赤のリップもマッチ。
【2024年】ケイト・ブランシェット/シックなワインレッドで大人の魅力を醸す
人気ゲームを映画化した新作『ボーダーランズ(原題)』が、2024年8月9日(現地時間)に全米公開予定。150時間もの時間をかけて仕立てられたワインレッドのオープンバックドレスは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のもの。ボディラインに沿うように美しく連なるタヒチパールが、シンプルな装いを格上げする。
ドレス:ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
【2024年】マーゴット・ロビー/バービー人形をオマージュしたピンクドレス
2024年も引き続き、多数のアワードでバービーファッションを披露しているマーゴット。スパンコールとショールが目を引く‟全身ピンク”のドレスがインパクト大! このドレスは、1977年に大ヒットしたバービー人形をほぼ忠実に再現していることでも話題に。
ドレス:ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVÉ)