夏休みをのどかなビーチで過ごして来た私は、グウェン・ステファニーのビーチでの過剰ないでたちを見て、ちょっと驚いた。元々、彼女はいついかなるときでもフルメイクでファッショナブルに装っているが、いくらなんでもビーチでここまでガンバるとは、スゴい!グウェンの場合は、泳ぐ目的でビーチに行ったのではないのだろうが、派手にフル装備(壮美と書くべきか?)した彼女は「どこからでも撮ってくれ」状態だ。
あなたはビーチではメイクをする派?それともしない派?私は基本、日焼け止め対策のクリームは欠かさないけれど、基本スッピンで泳ぎたいタイプ。顔面にシミを作るのはいやだが、都会と仕事から解放されるビーチではなるべくノホホンとしたいと思うからメイクもしない。以前、メイクをしている人がひとりもいないハワイの田舎のビーチで、つけまつ毛でばっちりと濃いメイクをしたアジア系の若い女の子の2人連れがやって来て、彼女たちがその場でミョーに浮いていた光景が忘れられない。本人たちは、目一杯おしゃれしてビーチに来たのだと思うが、町中と違って自然の中でのフルメイクは違和感があったのだ。
グウェン・ステファニーは普通の女の子ではないのだし、いつも注目されているファッションのトレンドセッターなのだから、どこにいようと手は抜けないのは分かる。47歳でなお均整がとれてムダ肉のない彼女が、オサレなビーチファッションをアピールするのも仕事のうちだろう。だが、やっぱり、周りの状況からいって彼女のガンバリはスゴ過ぎた。周りを楽しませることや、憧れの対象として常にオサレでいようとする彼女は、いわば仕事熱心過ぎるのだ。たまには着るものも構わず、スッピンで水の中に飛び込みたいとは思わないのだろうか。いや、ちょっと待てよ、もしかしたら、着るものに構わないなんて彼女にとってはあり得ず、心底オサレが好きなのかもしれない。セレブはつらいよ、なんて一般ピーポーの勝手な思い込みなのかもね。