クリステン・スチュワートの私服のボーイズ化が止まらない!役作りのためか、ベリーショートヘアにした彼女が野球帽を被れば、ますます、少年っぽさに拍車がかかる。以前から、プライベートのファッションは素っ気ないほど構わないクリステンだったが、同性の恋人と手をつないで歩くなど、ありのままの自分を隠さずに出すようになって、すっかりボーイズスタイルが身についてしまった。
ところが、彼女が男の子っぽい格好をすればするほど、その肌の白さやなめらかさ、メイクなしの顔立ちの美しさ、きゃしゃな体つきなどが、かえってクローズアップされて見えてしまう。アンドロジナス的なムードが、クリステンを妙にミステリアスな存在に見せているのだ。特に公の場でドレスアップしたときの彼女は、ロングヘアだったころよりもずっと研ぎすまされて、孤高の輝きすら感じさせるようになった。そして、相変わらず普段の定番アイテムは野球帽、Tシャツ、デニム、はきつぶしたスニーカー。どれをとっても特別なアイテムはなしだ。最近では白いスポーツソックスを履くことも多く、オシャレというより心地よさを重視しているクリステンなのだ。
自分を偽らず、ありのままでいることの心地よさが幸せと結びつくのを実践しているかのようなクリステンの普段着ファッション。だが、生来の外見の美しさから、図らずもカッコよく見えてしまう。それもまた恵まれた才能だ。子役時代からハリウッドの嵐に揉まれ、今では監督業などもこなし、ようやく独自の道を歩み始めたクリステン・スチュワート。『トワイライト』シリーズのロマンティックなスターは、思ったよりもずっと逞しいのだった。