ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラが、約3年の交際を経て婚約をした模様。ごひいきの役者同士がカップルになると、こんな世界の片隅からでも応援したくなるものです。なんだかこの2人、華やかさが売りもののセレブカップルとは完全に異質の、独特なクセはあるが一流の仕事人同士のお似合いのカップルだ。ハリウッド型の成功に突き進むことに関心がなく、演じるという仕事そのもののクオリティーを追求することに取り憑かれたような姿勢。ホアキンが、新作のキャラクターをどう演じるのか観たい(『ジョーカー』楽しみ!)。ルーニーが次回作でどう進化するのか観てみたい。彼らのパフォーマンスは、常に私の期待と興味を引きつけて離さないのだ。
ホアキンとルーニーがマーシャルアーツのワークアウトに一緒に通うショットを見ると、このカップルが抱く価値観の一致が見てとれる気がした。2人とも、まったく飾りっけがない。ホアキンのボトムは柔道着のそれで、ハダシだ。ルーニーもマーシャルアーツのパンツにコンバースのはき古したシューズ。手には何でもないキャンバス生地のトートバッグ。
ある日など、柔道着の上下で着替えさえせずに、ホアキンの運転する車に乗りこむ姿が。ジムに通うときにパパラッチに写真を撮られるのも営業とばかりに、メイクもばっちりでブランドのバッグを日替わりで持ち替えるようなセレブとは訳が違う。ホアキン&ルーニーの場合は肉体の鍛錬と武術の習得が目的で、それ以外はどうでもいいという感じ。似た者同士なのよね〜。
ところで、生ルーニー・マーラとゴールデン・グローブ賞授賞式の会場にて至近距離で遭遇したことがあったが、その年に目にしたスターの誰よりも美しくて、びっくりした。映像ではそこまでわからなかったが、抜けるような透明感のある肌だった。いわゆる、我々と細胞が違うんじゃね!?ってやつですね。
ほんっとに綺麗だった。そんなルーニーと将来を誓ったホアキン。過去に兄のリバーを目の前で失った悲しみを背負ったホアキンの幸せを祝福せずにはいられない。