5月23日(金)AM4:00(日本時間)、フランス南東部・プロヴァンス地方の都市、アヴィニョンにて、ルイ・ヴィトンの2026年クルーズ・コレクションが発表された。会場となったのは、アヴィニョン演劇祭の舞台としても知られるアヴィニョン教皇庁。中世ヨーロッパ最大級のゴシック様式宮殿であり、現在は世界遺産にも登録されているこの歴史的建造物で、メゾンが創業以来支援してきたアートと深く結びつくショーが開催された。
ウィメンズ アーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールが手がけた今回のコレクションでは、究極のワードローブと、そこから想起されるイメージについて考察し、衣服が持つパフォーマンス性や芸術としての本質的価値やストーリー性、そして見る者の心を揺さぶるエモーショナルな力を探求。そして、衣服には外見だけでなく、着る人のムードやキャラクターさえも変化させ、私たちを支えてくれる重要な役割があることを再定義した。
赤いベルベットに覆われた木製の椅子が並ぶ客席を背景に登場したのは、絢爛なブロケード地のドレスやマント、そしてハットがアクセントとなるルックの数々。ニコラ・ジェスキエールらしいウエストを絞ったシルエットやミニ丈が印象的な、モダンでスタイリッシュなスタイルが披露された。
会場にはエマ·ストーンや、Stray Kidsのフィリックス、チョン·ホヨンをはじめとする豪華ゲストが来場。日本からはアンバサダーの広瀬すずや、穂志もえからが駆け付け、最新のコレクションを鑑賞した。