NYファッションウィーク後半は、明るい色のトレンドが加速。マリアム ナッシアー ザデーでは、蛍光ライムグリーンがガーリーなコレクションを新鮮に見せていたし、ザ・ロウのように、オールホワイトのルックを提案しつつ、ローズピンクのドレスも印象的と、白を色とともにみせるブランドも目をひく。
![Photo by iMAXTREE/Zeta image](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/cSVHJFA-1200.jpg)
進化系は、異なる色を掛け合わせたストライプ。デレク ラムは、フィリップ・ジョンソンの手掛けた建築空間で、カルダーのモビールをバックにランウェイショーを開催。オーガニックな色彩のミリタリーシャツやセットアップのアクセントになっていたのがストライプドレスだ。一方、アフリカの自由な着こなしに影響を受けたフィリップ・リムが選んだのは、アシッドイエローやレッドのトライバルなストライプ。
![デレク ラムの提案するアーバン ミリタリー Photo by](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/IxKJdpg-1200.jpg)
アフリカといえば、マーク・ジェイコブス。空想で休暇に出かけたどこかの場所としながらも、モデル全員がターバンを頭に巻いた姿はアフリカを連想させる。色とりどりのスポーツウエアやオーバーサイズのアウターを無理やりウエストで留める着方、エキゾチックな模様のドレスに、ちょっと怪しげなウエストポーチなど。多彩な要素をごちゃ混ぜにミックスしたルックは、エネルギッシュで楽しそう。
![ネオンカラーとトライバリズムが融合したマーク・ジェイコブスの春夏ランウェイ](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/JjMXYWk-1200.jpg)
そして、今季のNYの傾向の答え合わせのようだったのが、最終日のマイケル・コース コレクション。彼の休暇先はアフリカではなくタヒチで、パステルカラーのタイダイ染めが目をひく。イージーに着られるワイドパンツやパレオ風スカートの足元はビーチサンダルで、ランウェイはまさに南国リゾート。この前向きなリラックス感こそが、今回のNYに流れていたムードの正体なのかもしれない。
![マイケル・コース 2018年春夏コレクション](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/MwY1WDA-1200.jpg)
NYファッションウィーク後半で、トレンドに加えておきたいのが、輝き。コーチは、サテンやスパンコール、グリッターなど輝く素材を総動員してキラキラした世界を表現した。アメリカンヴィンテージっぽいジャケットも、キース・ヘリングの作品もすべては輝きのなかだ。アイメイクでグリッターの輝きを取り入れたのはアナ スイ。ヒッピーな若者の共同体を思わせるコレクションにキラリとメイクが映える。
![アナ スイのバックステージで、ベラ・ハディッドを激写](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/VHF3UEA-1200.jpg)
もうひとつは、甘さ。フリルやラッフル、バルーン、リボンなど、フレッシュな甘さが戻ってきている。フラメンコに着想を得たフィリップ・リムのラッフルブラウスは、シャツ地でクリーンに仕立てられ、モダンな仕上がり。クラウディア リーのチューリップモチーフとリボンの組み合わせも可愛らしい。
![クラウディア・リー 2018年春夏コレクション](https://static-spur.hpplus.jp/upload/image/manager/159/IZMGFyI-1200.jpg)
まとめてみると、気分が明るくなる色があって、キラキラしていて、クリーンだけどディテールに甘さがあって、素材はソフトでリラックスして着心地がよくて。なによりファッションを楽しむ提案がいっぱい。2018年NYの春夏はポジティブなムードが流れている。
EDITOR'S MEMO
- NYの街は舗装が凸凹して歩きにくい。だからなのかNYブランドの靴は歩きやすい。定評のあるフィリップ・リムのサンダルは今季もいい予感が! マーク・ジェイコブスのデコラティブなフラットシューズも期待大。
- いろいろなランウェイで見かける、プラスサイズモデル、身長の低いモデル、なかにはストリートキャスティングしたような一般人風のモデルも。ダイバーシティがNYファッションの関心事に。