【NYコレクション18FW】リッチな素材と、豊かなカラーパレットに染まる、NYの秋冬モード

コレクション取材中のSPURエディターから届いた、NYレポート第2弾。今回は日本でも人気の高いジル・スチュアートや、ロゼッタ ゲッティをご紹介。いわゆるランウェイ形式ではなく、プレゼンテーション形式や、引き続き「See Now Buy Now」形式で春夏コレクションを発表したラルフ ローレンなど、多様なショーのあり方が見て取れる。

貴族的なムード漂うジル・スチュアートのプレゼンテーション。舞台は1898年に建てられたナショナルアーツクラブ。重厚感あるクラシックな内装にマッチする、ノスタルジックなドレスが魅力的でした。モデルたちは思い思いにカードゲームに興じたり、本を読んだり、ピアノを弾いたり。レースや花柄など、甘い要素をシックに昇華していました。

クラウディア・リーのプレゼンテーション。鮮やかなフューシャピンクに、大胆なファーのあしらいなど、ひねりの効いた組み合わせが目を引きます。ミニマルかつモダンなフォルムはこのブランドならでは。先の春夏に登場したバッグ「Kete」もカーリーなファーをまとってアップデート。リアルに着たい!と思えるアイテムが目白押しでした。

ロゼッタ ゲッティの2018-19秋冬コレクション、悶絶する素敵さです!柔らかで上質な素材のニットは、あたたかみのある色みながらほっこりに転ばず洗練されたムード。存在感のあるドローストリングの装飾にも遊び心が感じられました。シューズコレクションもファーやエナメル、ベロアなど多素材で展開。大人の足もとにぜひ一足。ニューヨークらしい、美しいリアルクローズです。

陽気なムード漂うラルフ・ローレンの2018年春夏コレクションは、ジャマイカにある同氏の邸宅が着想源。ブルーやホワイト、ネイビーを基調としたマリンなルックはどこまでも爽やか! 差し色の赤やスカーフ使い、大胆なグラフィックなどディテールにも注目。眩しい太陽と海の風景が眼前に広がるようでした。

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