リアルクローズのNY、ヤングデザイナーのロンドンに続くミラノは、ランウェイトレンドのキャピタルシティ。今季注目のスタイル、カラー、素材…きっとこの中から、半年後のワードローブのヒントが見つかるはず。
50周年を迎えるエトロは、西部の広大な大地に思いを馳せ、フォークロア全開の装飾的なコレクションを披露。そこに20年代のメンフィスの幾何学柄や、アーツ&クラフツの要素が加えられ、エトロらしいエクレクティックなスタイルを展開していました。スカートにブーツ、このバランスが戻ってきそうな2018-19年秋冬です。
メイヤー夫妻によるジルサンダー。先シーズンの潔いクリーンな強さはそのままに、今季は花柄やカラーで心地よい遊び心が加わっています。毛布を思わせる素材のコートやスカート、ふわふわのパフ・ケープはリラクシングなムードを放ちます。リアルにワードローブに加えたいと思えるコレクションでした。
ピンクに緑、パープルといった鮮やかなカラーがあふれたマルニのコレクション。今季は断然ヴィヴィッドなカラーが気分ですね。シルエットや柄でブランドの基本に立ち返りながらも、フューチャリスティックなテクノ素材を巧みに利用しながら「新しいマルニ」へと昇華していました。デザイナーがアフリカへの旅から着想を得たというアクセサリーが、エキゾチックな味付けを施しています。