【パリコレクション18FW】注目の的に日本ブランドあり、パリコレを席巻した5つのショー

今やパリコレに無くてはならない存在となった日本人デザイナーたち。コム デ ギャルソン一派、そしてサカイやアンダーカバーの秋冬最新作を、動画と共にフラッシュバック。

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アンダーカバーのオープニングを赤いトラックスーツ姿で飾ったのはアッと驚くアイコンでした。ストロベリーブロンドの美少女にピンときたなら、あなたも「ストレンジャーシングス」のファンですよね?永遠の青春像をなぞったアンダーカバー と大人気ドラマの化学反応に脱帽のパリコレ。デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」のランウェイミュージックや、セイディ・シンクのみずみずしい眼差し、スポーティブなスタイリングに、会場の誰もがそれぞれの「青春のかけら」を見出したひと時となりました。

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「可愛かったね」「好き!」。ショー後に聞こえてきたジャーナリストたちの声に、激しく同意!オーバーサイズのジャケットにレトロな花柄のスキニーパンツやロングスカート。足元は90年代に流行ったバッファローの厚底スニーカーのようにボリューミー。ラインソックスを差し込んだナードなアレンジも見逃せません。ちょうど3月3日からパリ・ガリエラ美術館で始まった、マルタン・マルジェラの回顧展『Margiela / Galliera 1989-2009』(7月15日まで!)を見た後だったこともあり、マルタンに通ずるエッセンスも感じつつ、トレンドでもある大きすぎるジャケットは着こなせないと諦めかけていたところ、このバランスなら挑戦してみたいと思わせる親しみがありました。

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SPURスタッフにもファンが多いノワール ケイ ニノミヤ。ついにパリコレでファーストランウェイショーを披露しました。東信による花の仮面をつけたモデルがフラッフィーなブラックドレスを纏って幕を開けたコレクションは、静謐な中に、新しいムード、新しいパワーを感じさせる力強いものでした。ファブリックへの挑戦や、仕立て方の妙など、ノワールらしいギミックを大いに発揮。フラワーをテーマに、一見ガーリーなシルエットを描きながらも、食虫花のような毒々しさも。モデルが登場するたびに、熱気を帯びてくる場内。まさに新時代の才能が開花した瞬間だと感じました。思い出すたびに心が震えるコレクションです。

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iPhoneで撮影するのが当たり前になっている昨今のフィナーレで大きな拍手が起こるのは稀ですが、コム デ ギャルソンでは割れんばかりの拍手喝采が!少女の頃に抱いていたプリンセス願望を熟成&発酵させたような、超誇張されたドレスの数々はメモを取るのを忘れてしまいそうになるくらい圧巻でした。スペクタクルなショーを見た後のような興奮に包まれ、改めてブランドの偉大さを感じました。

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サカイのコードを再認識した今シーズン。スクールブレザーはダウンジャケットと、タキシードジャケットはデニムジャケットと組み合わせるなど、ハイブリッドなアプローチに磨きがかかっています。手元をらせん状に飾るバングルや耳元で揺れるシングルピアスはシャルロット・シェネによるカスタムジュエリー。争奪戦になりそう!

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