ドルチェ&ガッバーナによるオートクチュール、アルタ モーダ、そしてメンズテーラリングのオートクチュールにあたるアルタ サルトリア。それは職人技の粋を結集した、ブランドにおける最高峰のクリエイションを意味する。これまでアルタ モーダは、顧客に向けてのみ発表されるエクスクルーシブなコレクションとして位置づけられてきた。しかし昨今、世界中のファンへの期待に応えるため、ワールドツアーがキックオフ。これまでにイタリア以外、世界各地でランウェイショーをを繰り広げてきた。
4月9日にニューヨークにて行われたデフィレでは、ナオミ・キャンベルがフィナーレを飾り話題を集めたが、その熱狂はそのままアメリカ大陸を縦断し、メキシコへ。4月18日には、メキシコシティに位置するソウヤマ美術館にて、111体ものルックが披露された。オーギュスト・ロダンのスカルプチュアをはじめ、現代アートの傑作に囲まれたランウェイを舞台に、メキシコの伝統的なグアダラハラの民族衣装や、グアダルーペの聖母のモチーフなど、メキシコの文化に着想を得た絢爛豪華なルックの数々が、一夜限りのスペクタクルに華を添えた。
text:Shunsuke Okabe













































































































