ルイ・ヴィトンが最新の2021年春夏メンズコレクションを東京で発表した。8月に上海にて発表された第1章に続く続編。ショー会場は、9月10日に江東区青海に開業予定の東京国際クルーズターミナル。
ブランドイニシャルが記された巨大なコンテナが並ぶランウェイには、オリジナルのキャラクター「Zoooom with friends(ズームとその仲間たち)」の巨大なバルーン人形が顔を揃える。これらは、今年の1月にヴァージル・アブローがパリのおもちゃ屋で、自身の子供のために買い物をしていた時にインスピレーションを得たもの。そのほかに、ヴァージルの両親のルーツであるガーナの工芸品、2005年春夏メンズコレクションのためにマーク・ジェイコブスがデザインしたテディベア、そして、2011年にビリー・アキレオスがメゾンのために製作したレザーのアニマルオブジェなどのアーカイブからもヒントを得ている。
直線的なショルダーラインのテーラリングは、1970年代にガーナで見られたメンズファッションを踏襲したもの。目の覚めるようなネオンカラーを基調としたカラーパレットに、ガーナとエチオピアの国旗に見られるラスタカラー、そしてアイコニックなダミエモチーフをサイケデリックに再解釈したテキスタイルがアヴァンギャルドな印象を与える。
ソーシャルディスタンスへ配慮したフロントローでは、アンバサダーを務める岩田剛典、市川海老蔵、広瀬すずをはじめ、モデルのemma、JO1のメンバー、そして2020年プレフォールコレクションでコラボレーションを手がけたNIGO®やVerdyなど、メゾンと親交の深いゲストが顔を揃えた。
text:Shunsuke Okabe






















































































































