マクシミリアン・デイヴィスによる新生フェラガモが、初のランウェイショーをミラノにて発表した。
新しいブランドカラーで染め上げられた真っ赤なランウェイには、シンプルなフォントで生まれ変わった新ブランドロゴが掲げられ、ブランドのビジョンを鮮明に映し出した。コレクションには、創業デザイナー期にあたる1959年に、マリリン・モンローのために制作された真っ赤なハイヒールにオマージュを捧げた、きらめく赤で統一されたルックが登場。ブランドと深いかかわりのあるハリウッドを新しい解釈で表現した。
オープニングを飾ったのは、モナ・トゥガード。1980年代のエグゼクティブを彷彿とさせるテーラリングを、シャツとネクタイまで同色でマッチさせることでモダンに生まれ変わらせている。中盤では、透け感のあるシフォンにドレープを寄せた優美なリゾートルックが登場。アメリカ人アーティストのレイチェル・ハリスのインスタレーション作品「Sunset Series」に着想を得たというグラデーションが、ドラマティックなカラーパレットを完成させた。