デビュー以来、高いパフォーマンス力とメンバー11人それぞれの輝く個性で、着々と人気を高めているグローバルボーイズグループ、INI。そんな彼らが9月に開催された2024年春夏ミラノコレクションにて初のコレクションウィーク参戦を果たしました!
池﨑理⼈さん、⽥島将吾さん、⻄洸⼈さんの3人のメンバーが登場したのは、エンポリオ アルマーニのショー。初めてながら、堂々とした振る舞いでミラノを沸かせたその一部始終にSPURが密着しました。
ショーに向けて、とびきりの衣装とヘアメイクを
ショー開催の数時間前から、宿泊していたアルマーニホテルで支度を開始。リュクスな客室内で、ケータリングをつまんだり、オフショットを撮ったりとリラックスした様子でヘアメイク、そしてフィッティング。着用するのは、エンポリオ アルマーニのメンズ最新コレクションです。3人それぞれのスタイル、魅力に合わせて事前に日本で念入りに選んだだけあって、ばっちり似合ってます。
池﨑さんが着用するのは、ラメ糸が輝きを放つピンストライプのセットアップ。本人もキラキラ感がお気に入りと語っていました。
「ジャケットの上から着けたベルトもポイントです。ウエストがキュッとしたラインになって新鮮です」(池﨑さん)。
今回3人のスタイリングに共通するのが、どこかにキラキラと輝くディテールがあるところ。まるで3人のスター性を表現するかのようなまばゆいスタイリングとなっています。西さんは、ビジューが繊細な模様を描く柄シャツにワイドパンツの掛け合わせ。胸元のスカーフにも注目です。
「美しいシャツに、自分らしさも感じるゆったりとしたラインのパンツが気に入ってます」(西さん)。
田島さんは、パープルのスパンコールジャケットが一際華やかなルックを纏いました。
「パープルという色がまず自分的に挑戦。でも実は似合うかも?と発見できました」(田島さん)。
いよいよショー会場の中へ! 多くのメディアに囲まれてINIの周りには人集りが
コレクションの会場となったのは、安藤忠雄が設計し、古い工場を再生させた劇場「アルマーニ / テアトロ」。彼らが座るのは、もちろんフロントローです。隣席には、モデルのカーラ・デルヴィーニュやNaniの愛称で親しまれているタイ俳優のヒランクリット・チャンカムなど数々のセレブたち。そんな中でも3人が着席するなり、大勢のメディアが押し寄せ、彼らの周りはカメラのフラッシュが一段と眩しかったです! なんと、会場入り前にはイタリアのテレビ番組の取材も受けたんだとか。改めてINIの注目度の高さがうかがえます!
会場が暗くなるといよいよショーが始まります。今季のエンポリオ アルマーニは、そよ風のように心地いいムードをまとったリラクシングなルックが特徴でした。特にキーとなっていたのはベールのようなシアー素材。ロングスカートやゆとりのあるパンツなどシルエットからも余裕を感じ、全体を通して春夏らしく軽快でハッピーなムードが漂っていました。
INIの3人は、登場するルックを一体一体真剣な眼差しで追っていました。とはいえ、鑑賞のスタイルは三者三様。ショー中も3人を観察し続けた編集部がそれぞれの様子をレポートします。
まず西さん。ミラノに来る前にブランドの歴史や服の特徴を学んできたと語っていただけあって、服の細部まで見るように丁寧に鑑賞していました。そんなところからも、おしゃれへの愛を感じます。池﨑さんは、嬉しそうに終始ニコニコ。笑顔でウォーキングするモデルが印象的だった今回のショーにリンクするかのような表情でした。時折、気になるルックがあると隣の2人に耳打ちするような様子も見られました。田島さんは、音楽に乗るように体でリズムを取ってました。さすがアーティスト。音楽を耳にすれば、自ずと体が反応してしまうのかもしれません! ショーのフィナーレには大きな拍手を送っていたのも印象的です。
ショー終了後は、モード界の帝王ことジョルジオ・アルマーニ氏との対面を果たしました! さすがにちょっぴり緊張した様子の彼らをアルマーニ氏が温かく迎え、にこやかに握手をかわし、記念撮影。
アルマーニ氏と別れ、会場裏に戻ると緊張がフッと解けたように「楽しかった!」「かっこいい!」「終わっちゃったー! 一瞬だった!」と興奮冷めやらぬ様子でショーへの感想を口にしていました。そして、その直後の様子がこちら。終わってみての気持ちを表現してください! とリクエストしたら、「どうするどうする?」とお互いに相談し始め、西さん・田島さんが「踊る?」と言い出したところで池﨑さんが突如このお茶目なポーズを繰り出し(笑) 、残りの2人が乗っかった形で、はいポーズ。達成感に満ちた? 良い表情です。
会場から出ると、3人を待っていたファンからの歓声に包まれます! 海外ファンの姿が目立つあたりは、さすがグローバルグループです。メンバーたちは歓声に一瞬驚きながらも、心のこもったファンサで応えます。ニコニコ手を振る田島さん、英語で返答する西さん、近づけないファンにごめんね! とジェスチャーする池崎さん。彼らの丁寧で愛のこもった対応にファンのみなさんも感激した様子でした。
ショーを楽しんだ後は、文化複合施設「アルマーニ シーロス」の見学へ
その後は、会場の向かいにある文化複合施設「アルマーニ シーロス」へ見学にいくことに。ブランド創設40周年を記念して、穀物倉庫をアルマーニらしいモダンで洗練された建物に改築しています。11月まで開催中のギイ・ブルダンの企画展、そしてブランドが保管する貴重なアーカイブを鑑賞しました。気に入った展示を写真に収めつつじっくり1時間弱かけて館内を巡りました。最後にはギャラリーショップで各々ポストカードやアートブックなどのお土産もゲットしていましたよ。
こうして終日エンポリオ アルマーニの世界にたっぷりと浸った3人。開始前は、「コメント求められたらなんて言おう?」なんて不安を口にしていましたが、始まってみればとても初参加とは思えぬオーラと余裕を感じる姿を見せてくれました。メディアに対してもサービス精神旺盛に、ショーの感想だけでなく歌や踊りまで披露していました。そして、最後にそれぞれコレクションを見て心に響いたことを語ってくれました。
「豊富なカラーと柔らかな素材で構成されたショーに、心が温かくなりました」(西さん)。
「アルマーニさんのこだわりのクリエイションを肌で感じられて光栄でした」(田島さん)。
「ファッションショーも1つのエンターテインメントだと今回実感しました」(池﨑さん)。
エンポリオ アルマーニとINIのコラボレーション、いかがでしたか? どちらもフレッシュでキャッチーな魅力がありながら、“本物”。今後も両者による化学反応が見られることを期待したいですね!