2月9日から14日の6日間にわたって開催された2024年秋冬のニューヨーク・ファッション・ウィーク。NY在住のファッションジャーナリスト森光世さんに、現地の様子を教えてもらいました。キーワード別に、ルックを解説します!
森さん(以下、M): 今回のショー全体を見た感想としては、突出した新しいトレンドはあまりなく、コンサバティブな印象でした。テーラードっぽい定番型や、先シーズンからの透ける素材は引き続き、数多くありましたね。
SPUR編集部(以下、S): ショーを行わないブランドもあったり、ニューヨークは少し規模が小さめになっているのかな、と思っていました。
M: ファッションウィーク後半、マイケル・コースのショーのアフターパーティでマイケルが話していたのですが、戦争や経済のインフレなど、世界情勢が不安定なときは、自分を大事にするムードが高まるんですって。派手に遊びを入れた服よりも、安心感のある服に人々の心が惹かれるんだそう。それを聞いてすごくしっくりきたんですが、今回は頭や首周りにニュアンスのある服がたくさんありました。
頭や首周りを“守る”アイテム
差し色として効かせるのは、“赤”!
スクールライクなプレッピースタイル
マークとトムがNYのモードを覚醒させた!
M: そしてファッションウィークより少し早めではありましたが、印象的だったのはマーク ジェイコブス。ブランド40周年を迎え、これまでのアーカイブからシグネチャーとなるモチーフをピックアップしたランウェイだったのですが、まるでオートクチュールを見ているような感覚でしたね。
メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。











