韓ドラ好きも必見!なぜこんなにも心を打たれる!? 今押さえておきたい韓国のサバイバルオーディション番組

今や韓国のアイドル文化と切っても切り離せないほど密接な関係になっているのが、サバイバルオーディション番組。伝説的な人気を博した『PRODUCE101』略して“プデュ”シリーズをはじめ、10月に放送を終えたばかりの『Girls Planet999』など。「アイドルになりたい」という自分の夢を掴むために切磋琢磨する才能の原石たちが、限られたデビューメンバーの枠をかけて競う姿、番組を通して成長していく様は、まさに台本のないドラマを見ているかのよう。その“リアリティショー”を前に泣いて、笑って、ときめいて……。リアルタイムで追えたらベスト!ですが、デビューしたあとでもグループの原点を知れるからこそ、いつ観ても楽しめる。今回は韓ドラ好きなら(きっと)ハマる、最新のサバイバルオーディション番組を韓ドラ班が全力でリコメンド!

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『LOUD』





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【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『プロデュースX101』でサバイバルオーディション沼デビュー。その台本なきリアルな感動に浸りたい一心で、現在進行系の番組だけでなく、過去のオーディション番組ものきなみチェックするほど。現在は、ENHYPENとともにYGのサバイバルオーディション『WIN:WHO IS NEXT』で脱落したBグループiKONとB.Iを、今更ながら全力で追っかけ中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK『SIXTEEN』から公開サバイバルオーディション番組の世界に足を突っ込み、『PRODUCE 101』でノックアウト。通称プデュシリーズをはじめ(Wanna One再結成を心の奥底から望んでいる)、『アイドル学校』や『YG宝石箱』の沼にも落ちる。近年稀に見る自分的大ヒットは『LOUD』。IZ*ONE出身メンバーがいるスターシップの大型ヨジャドル“IVE”のデビューシングルを今か今かと待ち侘びる今日この頃。

Girls Planet999/日中韓の99人の参加者から選ばれるのは、たった9人

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ハマったのはMnetのあの『プロデュースX101』が最初。まだまだ歴浅ではありますが、以来、過去番組までも全て漁りまくるなどどっぷりと沼に。それでも、男子グループ専門で追いかけていたために、『プロデュース〜』もチェックしたのはシーズン2のみで、I.O.IIZ*ONEなどを輩出したシーズンは無視しておりました。その私が、女子のサバイバルオーディションに開眼したのがこの番組。特に胸打たれたのは「フェイト」というミッション曲での創作ダンス(7話)。「参加した99人が1つの縁で出会ったけれど、デビューによって離れ離れになってしまうのが現実。でも、その縁と絆を忘れずに、また、ステージでいつか必ず出会おうね」という彼女たちの“今”の正直な心情(このチームでも6人中3人が脱落)を、切なく美しいメロディにのせて、しなやかに、時に激しく、そして震えるほど切実に踊りあげたダンスは、ひとつの壮大な物語を読み聞かされているような感動と余韻が。審査員の先生も泣いていましたが、私も目頭が熱く。ダンスで涙するなんてこと、あるんですね。必死で健気に頑張る姿は性別関係なく心打つものなのだなと、今さらですが実感です。(さすらいのライター山﨑)

TWICEのメンバーを選出する『SIXTEEN』がきっかけとなり、I.O.Iを生んだプデュのシーズン1で一気にサバイバル番組の虜に。通称ガルプラは、日中韓の参加者それぞれ一人ずつが3人1組のセルとなって動くなど、従来とは違う新しいルールが特徴的。ただこの仕組みを見ると最終的なデビューメンバーも日中韓×各3人=9人かと思いきや、ファイナルでは国籍関係なしの完全投票順なので少し疑問に思ったりもしましたが、台本のないドラマっぷりはもちろん健在! 99人の参加者はデビューをかけて競うライバルであり、仲間でもあり、友人でもあり。自己アピールは必要だけれど、各ミッションでチームを勝利に導きベネフィットをもらうことも重要項目。このポイントが桁違いなので、命運を分ける可能性ありあり。あらゆる駆け引きのなかに、彼女たちの葛藤や本心が垣間見えて、目頭が熱くなる。個人的ベストシーンはクリエーション・ミッションで「U+MeLOVE」がチーム1位となった瞬間。キム・スヨンさんはじめ、チーム移動で練習時間もろくにないメンバーが多かったにも拘らず、圧倒的なチーム力で見事トップに。ソンセンニム同様に私も涙!(エディターK)

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LOUD/J.Y.ParkとPSYのダブルタッグが豪華。デビューが待ちきれない!

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サバイバルオーディション番組量産の最近の韓国では、そんじょそこらの内容ではもう心動かされないぞ!というペンも増大中。そんな声に応えて制作されたのがこの番組。サバ〜番組常連のJ.Y.Parkと、サバ〜番組はなんと初という『江南スタイル』のPSYが、それぞれの事務所からデビューする2組を同時にオーディションするというスタイルも新しく、練習生以外からも広く才能を募っていたり、2人が同時に欲しいと思った場合は、挑戦者に選択権があったり、などなど斬新なルールも多用していて、その点でも吸引力高しです。曲や歌詞を創る自作曲ミッションも多く、そのスキルの高さにも圧倒されますが、でも、なんといっても一番の見どころはJ.Y.ParkPSYの絶妙なやりとり。オーディション慣れして余裕のあるJ.Y.Parkに対し、慣れないながらも参加者の気持ちと一体となってパフォーマンスに集中するPSYの熱さが素晴らしく。ラストのクライマックスでは、脱落者を救うパスが2人にそれぞれ1回だけ与えられるのですが、そのパスを使うシーンは、もう涙なくしては見られません。ぜひ、最後まで見届けてほしい!(さすらいのライター山﨑)

実生活でも仲の良いJ.Y.ParkPSYのダブルタッグで送るオーディション番組。期待しないわけがありません。もう、この2人の駆け引きが絶妙! 直球に言うと当番組では双方がライバルになるわけですが、 PSYからするとJ.Y.Parkはヒョン。だからこそ画面上からでも繊細な気遣いが感じ取れます。しかしながらそんなPSYの気遣いをしっかり理解しているJ.Y.Parkの優しい言葉もまた胸に刺さるんですよね……。参加者のパフォーマンスを見たあと、各々自社の本部に連絡して「どう思った?」と相談するドラフト会議のようなシーンも新鮮です。のちにスペシャルサポーターとして登場するイ・スンギの言葉のセンスも最高なので、ぜひ注目を(笑)。
セルフプロデュースアイドルを流行らせたのはセブチ(通称)ですが、参加者たちの圧倒的な努力と才能(作曲、編曲、作詞、動画制作etc.)を前に思わずゴクリ。あらゆる分野のエキスパートを目指したいという新時代の波を感じます。dTV配信を待ちきれず、韓国のSBS放送局のアプリでリアルタイム鑑賞をしていたのですが、脱落者を救う“ワイルドカード”が使用された瞬間、友人と(LINE上で)大はしゃぎ&号泣。こんなにも、落として欲しくない、みんなデビューして欲しいと切に願ったのは『LOUD』だけかもしれません。(エディターK)

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I-LAND/世界的な人気グループとなったENHYPENの原点

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生き残る者と、脱落してしまう者と。その非情なまでの過酷さを最も体感できるのがこの番組かもしれません。ご存じの通り、この番組で結成されたENHYPENは、新人としては異例のビルボード200にランクインするほどの世界的人気グループに。番組自体が世界配信だったことも大きいですが、やっぱり、過酷すぎるサバイバルを勝ち残ったタフな精神力とひたむきな人間力、そして、精鋭ならではのビジュアルとスキルの高さあってこその快挙かと。とにかく、何が過酷かというとそのシステム。候補者となる23人の練習生は、I-LAND組(デビューの可能性が高い)とGROUND組(脱落の可能性が高い)に最初のミッションで振り分けられ、課題ごとに下剋上のようにメンバーが入れ替わっていくという仕組み。しかも、最終的に落とす練習生を決定するのは、なんと練習生自身の投票であったりも……。後半では12人に絞られた候補者たちが、1回進むごとに容赦なく1名ずつ振り落とされていくのですが、いずれの緊張感も半端なく、もちろん毎回滂沱の涙。見守る私は、もはやオンマ気分。もう、ずっと一生応援するね!と心に誓うほど、愛おしさ満々になること必至です。(さすらいのライター山﨑)


上記でも触れていますが、本番組はこのI-LAND組とGROUND組のシステムがかな〜り残酷。「明日は我が身」ではないですが本当に立場がガラリと逆転するのと、参加者同士はライバル兼仲間なので、心から喜ぶこともできず。本気でデビューしたいと思っているが故に巻き起こる激しいぶつかり合い(ケイの回は特に涙です)も、見ているこちらとしては両者に感情移入してしまい切なさMAX……。そしてBTS登場回は言わずもがなの神回ですよね。苦労してきた彼らだからこそ紡ぐことができる生の言葉に、心を突き動かされないはずがなく……。
惜しくも脱落した日本人参加者のケイ&タキ含む5名のデビューが決まったときは、サバ〜番組好き界隈は大はしゃぎ。新たなオーディション『&AUDITION』で受かるメンバーが追加され本デビューと、またどんなドラマを見られるのか?ここも視聴必須です(冷静に一体いつ寝れば……?)。
番組内でのデビューを切に願いながらも、プデュシリーズも然り、こうやって後から別の形でデビューできる可能性があることも番組の醍醐味。出演して終わりではなく、そこからはじまっていく。参加者(もはや身内と錯覚)の新たな人生の幕開けにともに立ち会っているかのようで、とにかく応援したい欲で胸がいっぱいに。ひたむきなその姿に、世界中の人たちが勇気をもらっているよ!と全力で伝えたい。ああ、『I-LAND2』が待ちきれない!!(エディターK)

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