この年末年始にイッキ見&リアタイ視聴! 寝る間も惜しんで観たい、大ヒット予測の最新韓国ドラマ6選

今年の年末年始も自宅で過ごす時間が多くなりそう……という人も多いはず。そんな時こそ、良作の韓国ドラマをお供にしてみては? 『イカゲーム』に続き世界中で話題となっている『地獄が呼んでいる』から、先日最終回を迎えたばかりの『恋慕』、知る人ぞ知る今年のロマコメヒット作『ユミの細胞たち』まで、年末年始に一気見したい韓国ドラマをご紹介! 加えて“リアタイ視聴”で追いたい、最新注目作品もピックアップしているので、こちらもお見逃しなく。

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Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中
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Netflixシリーズ『調査官ク・ギョンイ』独占配信中
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photo : Instagram(@tving.official)

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界にどっぷり浸かり、気付けば韓流ドラマ歴18年。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。永遠の推しは俳優ソン・ジュンギ。若手女優&俳優の発掘が趣味の領域に。

地獄が呼んでいる/2021年の終わりに、またしても世界的大ヒット!

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Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中

オカルトものはちょっと苦手です。なので、11月に配信が開始された途端に『イカゲーム』に続いて、世界的ヒットを飛ばしていると聞いてもなかなか食指が動かなかったというか……。とはいえ、あの『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督作品ということもあり、まあ、1話だけでも……と見始めたら、あっという間の6話完走。結論から先に言ってしまうと、めちゃくちゃ面白い! そして、めちゃくちゃ感情移入して感涙! さすが、ヨン・サンホ監督です。

物語は、白昼の街中でひとりの男が突然出現した巨大な3体の化け物から、凄まじいほど容赦なく傷めつけられ、最後は光熱で燃やされるという超常現象が発生するところからスタートします。もちろん、韓国中パニック状態。そこに登場したのが「新真理会」というカルト宗教団体を率いる議長のチョン・ジンス(ユ・アイン)。この超常現象を、彼は人間の法律では罰することができない罪人を神が裁いているのだと主張。“天使”からその裁きの日程を告知され、その告知された時刻に罪人たちが裁かれるのだというのです。マジか。超常現象は、それこそ古代からずっと人々が恐れおののいてきた現象です。現代の科学をもってしても解明できないとなると、人々はそれが神のメッセージだと信じ込み、そして混乱に陥る……。

さらに、物語を複雑にするのが、もうひとつ。“矢じり”という「新真理会」を盲信する暴力集団の存在。彼らは、「新真理会」の正義にのっとり、告知された“罪人”の罪とその家族たちをSNSで思いっきり晒し者にし、さらに、家族のために告知された事実を隠そうとする罪人“を探し出して集団で暴力を振るという……。怖い、怖すぎる。そうなんです。得体の知れない怪物に血しぶき飛び散りながら叩きつけられるのも、そりゃあ恐怖ではありますが、それ以上に恐ろしいのが人間の心理。そこに、焦点を絞り斬り込んでいるのがこの作品。ドラマは新真理会の真相を知る女弁護士ミン・ヘジンが身を挺しながら、彼らに対抗していくという展開なのですが、チョン・ジンス役のユ・アイン、女弁護士役のキム・ヒョンジュはもちろん、刑事役のヤン・イクチュン、新真理会の執事役リュ・ギョンス、PD役のパク・ジョンミン、その妻役のウォン・ジナなどなど、その渋すぎる配役もお見事! シーズン2も期待大。(さすらいのライター山崎)

Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中
Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中

ユミの細胞たち/原作ペンをうならせ高評価! すでにシーズン2制作も決定

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photo : Instagram(@ggonekim)

私的2021年ロマコメ韓ドラ大優勝と言っても過言ではありません。若き日のときめきを彷彿させるロマンスもありながら、現実的な大人の恋愛観(共感しかない)が随所に滲み、それでいて3Dアニメーションで動く主人公ユミの細胞たちがめちゃくちゃマッチするってどういうこと!? 韓ドラ初の実写×3Dアニメーションでしたが、違和感ゼロ。むしろ細胞たちをずっと観ていたいという気持ちになるとは思いもしなかった……。最高な塩梅で笑えて、ときめいて、共感して、心にぐっと沁みる感動が押し寄せます。

3年前の大失恋の衝撃でサラン細胞が昏睡状態となった会社員ユミ(キム・ゴウン)と、すべてアルゴリズム化して動くゲーム会社のプログラマー、ウン(アン・ボヒョン)のロマンスが主軸なものの、物語の超重要な軸が“ユミの細胞”たち。ウンとの出会いで見事生還したサラン細胞や、お腹が空いたら巨大化して暴れる腹ペコ細胞、ユミに多額のお金を使わせた罪(笑)で受刑者となるファッション細胞、みんなのおまとめ役である理性細胞、えっちなことばかり考えるむっつり細胞に、礼儀作法を重んじる韓服姿のマナー細胞まで(笑)。みんなユミの一部で、ユミの人生をより良くしようと毎日一生懸命かつ、時にから回っているのが面白くて愛らしすぎる。

ユミがウンとの初旅行で宿決めをする際の、むっつり細胞とマナー細胞の戦いがもう爆笑! ウンの細胞たちも可愛すぎるんですが、特にエロを察知すると目覚めるエロザウルス細胞がお気に入り(笑)。前後の流れはぜひ本作でと思いつつ、大腸細胞のくだりも誰しもが一度は感じたことがあるはず(苦笑)。全体を通して子供とも一緒に楽しめる韓ドラですが、大人だからこそ感じる恋愛の高揚感や、日常生活の中で陥る難しさをしっかり描いており、緩急の付け方がまさしく絶妙。ウンの仕事仲間で彼をキープとして扱うセイに対し、ユミが堂々と論破するシーンや、ウンがユミに「왜그래?(どうしたの?)」と何度も何度も問いかけるシーンなど切なさと笑いのオンパレード。見どころが多すぎて語りきれないことがつらい……。
なにより下手すると陳腐になるドラマを見事良作に導いたゴウン&ボヒョンの高い演技力。これがなければ本作の成功はなかったはず。さらに近頃良作にここぞとばかりに出演中のイ・サンイがまたもニク〜い役で登場中。彼らの演技に魅せられる本作を骨の髄まで楽しんでください!(エディターK

photo : Instagram(@)
あまりの観たさに我慢できず楽天VIKIにて視聴。TIVINGドラマで制作会社がスタジオドラゴンなので、今後(きっと)Netflixで配信されるはず……! 配信されたら必ずリピ視聴します! photo : Instagram(@bohyunahn) 

恋慕/従来の時代劇とは異なる設定も、本作ならでは

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Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

胸キュン時代劇といえば、やっぱり世子(セジャ=王の後継者)さまものですね。パク・ボゴムの『雲が描いた月明り』、ギョンス(EXO)の『100日の郎君様』、古くはイ・ソジンの『イ・サン』、同じくイ・サンを描いた、現在韓国で絶賛放送中のジュノ(2PM)主演『袖先赤いクットン』など、聖君を目指すちょっとツンデレ系の世子さまと、身分低めのヒロインとの恋模様は、時代の渦に巻き込まれながら、もがき、引き裂かれ、結ばれ、引き裂かれと切なさの応酬。で、この本作です。

こちらも胸キュン必至の世子さまものですが、これまでとはちょっと違う。それは「世子=ツンデレ男子×ヒロイン=身分低め女子」という定番の構造が逆転しておりまして、それがかなりのミソ。ポイントは、世子として生まれた子供が男女の双子だったというところ。双子は王家にとって不吉を表すもの。生まれたばかりの妹は殺される運命ですが、母である王妃によって死んだことにされたまま寺で密かに成長します。そしてタミという名で宮女として王宮に戻るのですが、瓜二つの世子フィに言われるがままに入れ替わり、フィが自分と間違われて殺されてしまうというところから、物語は大きく展開します。

ことを知った王妃はタミにそのままフィとなって生きるように告げるのですが、この世子として生きる男装のヒロインが圧巻。演じるのは、子役から活躍しているパク・ウンビン。どちらかというと女らしい華奢な体型であるにもかかわらず、その風情、立ち振舞い、声の出し方の迫真さといったら、まさに世子そのもの。で、対するヒロイン、もとい相手役となるジウンを演じるのは時代劇初挑戦のSF9ロウン。タミが宮女時代に知り合ったお互いの初恋で、フィを殺害したのが父といういわくつき。ジウンは、世子フィに仕えるのですが、フィが女とは知らずに惹かれる自分に戸惑いながら、その想いを真っ直ぐに受け止めてフィを支える決意をするという。凛々しく毅然とした女世子×尽くす部下男子という構図も新しく、特に後半に進むに連れ、そのパワーバランスの逆転具合がどんどんと強くなり、健気なロウンをつい応援したくなるという。初恋から続くふたりの恋慕がどう成就するのか、はたまた悲恋で引き裂かれるのか。ひと味もふた味も違うトキメキをじっくりとお見届けくださいませ。(さすらいのライター山崎)

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中
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調査官ク・ギョンイ/頭脳戦? 心理戦? サイコな女子大生と、ゲーム三昧の元刑事の戦い

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Netflixシリーズ『調査官ク・ギョンイ』独占配信中

イ・ヨンエ4年振りの復帰作。酸素のような女性という爽やかな愛称で親しまれるヨンエが、ゴミ屋敷に住み、髪の毛はボッサボサ、お風呂は気が向いたら、そしてゲーム漬けの体たらく生活を送る主人公ク・ギョンイを演じるとは。触りを観て「あれ。ハマれないかも?」の疑念を一気に拭ったのが3〜4話。そのあとは配信日を待ちわびる日々でした。※ただし黒くてサササッと動く物体が嫌いな方は、1話のとあるシーンでトラウマになる可能性あり。お気をつけて。

物語は保険会社NT生命に勤める保険調査Bチームのナ・ジェヒが、多額の偽装死亡事故の調査を、元警察官で信頼する先輩かつ現在ゲーム中毒者のギョンイに依頼するところからスタート。ジェヒの部下オ・ギョンスと、ギョンイのオンラインゲーム仲間の通称サンタ(演じたペク・ソンチョルはネクストブレイク俳優有望株!)をスカウトし、4人体制で事件を調査していきます。このひとつの事件の真相を探っていくなかで巨大な陰謀に気付き、さらに罪人を殺害することに幸福を感じるサイコパスな女子大生ケイと出会い、これによってギョンイの過去のトラウマとも向き合うことに。

ギョンイもかなりの変人兼キレ者ですが、ケイはそれ以上。用意周到に事を犯し、ギョンイは常に掌で転がされている状態。この世代の異なるふたりのバトルが本作の大きな見どころ。なかなかユニークな設定という点と、『イカゲーム』同様に扱っている題材はシリアスだけれど、そこに一見相反するようなポップさを入れ込んでいる点が斬新。本作の場合はそれが“ゲーム”を織り交ぜたコメディ要素になるのだけれど、フッと笑えるシーンと、心臓がドッキンと動くシリアスなシーンが交互に訪れるから、必要以上に叫んでしまう(そして家族に怒られる)……特に6話のケイとギョンイの直接対決は驚きの連続。すっとぼけた風に見せつつ、実は切り札をいくつも隠し持つギョンイを演じたヨンエはもちろん、可愛らしい女子大生ケイを、あそこまで連続殺人魔の“サイコ”に見せる圧倒的な演技力にゴクリ。演じたキム・ヘジュンは今後益々注目されるはず。最初から分かりやすい見せ場やド派手なシーンが少ない分、好き嫌いは分かれるかも。ですが、最後の最後までスリリングな展開を楽しめるので、アドレナリン大放出。ミステリー好きにもお勧めしたい。(エディターK

Netflixシリーズ『調査官ク・ギョンイ』独占配信中
Netflixシリーズ『調査官ク・ギョンイ』独占配信中

【待望の新作!】静かなる海/コン・ユ主演の最新ドラマがついに配信

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Netflixシリーズ『静かなる海』12月24日(金)より独占配信開始

映画『スペース・スウィーパーズ』に続く本格SFドラマで、世界的な砂漠化で水も食料も足りなくなった未来の地球をベースに描かれる本作。主演コン・ユにペ・ドゥナ、イ・ジュンやイ・ムセン、キム・ソニョンに加え、『イカゲーム』で一躍時の人となったホ・ソンテも出演と、キャスティングが豪華すぎる! 最近韓ドラもミニシリーズが多いですが、こちらも全8話と短めです。壮大なスケールをコンパクトに描く分、さらに繊細な脚本と演技力が問われるはず。24日の配信日が待ちきれない!(エディターK)

Netflixシリーズ『イカゲーム』独占配信中
Netflixシリーズ『静かなる海』12月24日(金)より独占配信開始

スノードロップ/賛否両論ある本作……果たして物語の全貌は?

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ディズニープラス 「スター」にて12月19日(日)より日本最速独占配信スタート! © 2021 Disney and its related entities

韓ドラ班も全員ペン。そう、チョン・ヘインです。そんな皆を虜にするヘインが主演で、さらにデビュー当時からの推しBLACKPINKジスがヒロインと、個人的にキャスティング発表時から小躍り&拍手喝采だった本作。ただ表現されている時代背景が民主化運動とかなり密接であることから国民の意見で撮影が一時ストップしたり、配信日が遅れたりするなど、放送前から作品を見る目はシビア。1話放送時点ですでに賛否両論の声が上がっています。さまざまな事情はありますが、ビッグネームの共演で贈るロマンス作品。その全貌をリアタイでしかと見届けたいと思います。(エディターK)

ディズニープラス 「スター」にて12月19日(日)より日本最速独占配信スタート © 2021 Disney and its related entities
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