2022年もあっという間に半期が経過……! すでに後世に残るであろう名作も誕生するなか、本記事では「上半期スペシャルベスト10」と題して、2022年前半の良作韓国ドラマ10選をピックアップ! 韓ドラマニアのふたりが話し合いを重ね、厳選したラインナップと順位を参考に、気になるドラマを見つけてみては?
左上から時計回りに Netflixシリーズ『私の解放日誌』独占配信中・Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中・『赤い袖先(原題)』『赤い袖先(原題)』KNTVで8月3日(水)より一挙放送スタート! 毎週月~金曜日 18:30〜20:00 (第1話は18:45~、第15話は18:40~)©2021MBC・Netflixシリーズ『未成年裁判』独占配信中
泣く泣く選んだ(勝手に)2022年上半期スペシャルベスト10!
エディターK (以下K) あっという間でしたね……。そして2022年も上半期時点ですでに良作がてんこ盛り!! さすらいのライター山崎 (以下Y ) 本当に。そして今年はまた一段階、韓国ドラマのレベルが上がった気がしますよね。エンターテインメントなんだけど、文学的な要素が足されているというか。『私の解放日誌』も『二十五、二十一』も、まるで小説を読んでいるかのようにドラマを観てしまう。短編集を組み合わせたかのような情緒があって、それが繊細に表現されているイメージです。K 名言も炸裂でしたよね。特に『私の解放日誌』。ふたりでドラマの感想を言い合った際に、気になったポイントが同じという(笑)。Y 「崇めて」ね。衝撃が走ったよね、あれには! そうくるかっていう驚きの台詞続きで、メモりたい欲が近年の韓ドラでNo.1だったかもしれません。昔はもっとドラマティックとか、派手な演出で引きを作る展開が多かったような気がするのだけれど、それを削ぎ落としていって、ベースがとてもシンプルになっている気がする。ただすべてが線密に練られているから、「ああ、韓流ドラマってやっぱり素晴らしいな」と思わせてくれるものがありますね。K 題材にしているものは平凡な日常だったり、誰しもが感じたことがあるであろう人間の欲望だったりと、割とシンプルですよね。『今、私たちの学校は…』も非日常的なゾンビを大胆に取り入れてはいるものの、あくまで表現しているのは人間の真理。だからこそ私のようなゾンビ苦手組(笑)も、これは真摯に向き合わなければ、観なければいけない!と思わせてくれる。クリエイティビティがとにかく圧巻です。Y あくまで日常から離れない脚本にしながら、ただ「面白い」とか、ただ「ときめく」とかの次元ではなく、新たな気づきを与えてくれるドラマが多いように感じますよね。一見地味に見えるものだけれど、緻密に計算されていて、台詞一つ一つがとっても上質。K 『二十五、二十一』もまさに。私、未だにロスです(涙)。視聴者全員の過去を“まぶしい思い出”に塗り替えてくれて、私たちの青春時代もきらきらと輝いていたんだな……と思わせてくれる演出もそうですが、なにより主演キム・テリの演技ですよね。彼女は本当にすごい。Y 本当に。相手役のナム・ジュヒョクも安定的に良かったですけど、あそこまで軽やかに、なんの違和感も感じさせずに、高校生から大人まで演じられるのは並大抵の努力ではできないはず。『私の解放日誌』のソン・ソックも韓国で今まさに時の人ですよね。K そうですね! 韓国では空前のソン・ソックブーム到来!! 彼の名脇役っぷりは周知の事実ではありましたが、本作の大ヒットで大ブレイクと、素晴らしいですよね。Y あと、上半期はやっぱり『悪の心を読む者たち(原題)』『未成年裁判』のような実話をベースにした社会派ドラマも見逃せませんね。とにかく考えさせられる作品が多かった。K 『模範タクシー』(2021年)もそうでしたが、近年の韓国ドラマは本当に現代社会への問題提起の場となっているような気がします。それがまた答えを忍ばせるわけではなく、物語全体で視聴者に問いかけてくる脚本が……ってもう語り始めたら止まらないので、そろそろランキング発表いきましょう!!
1位/私の解放日誌【ヒューマン】
Netflixシリーズ『私の解放日誌』独占配信中
多くを語りすぎることなく“解放”というテーマを深く解き明かしていく緻密な脚本と、映像やアングルの隅々までこだわり抜いた演出と、普通の日常の普通の人の普通の人物像を軽妙かつ感慨深く表現した俳優たちと、そのすべてがもう絶品。この作品で大ブレイクしたソン・ソック演じるク氏の魅力は言わずもがなですが、不満多き長女ギジョンが恋愛に真摯に向き合っていく過程にも大いに笑い、大いに共感するし、末っ子ミジョンのラストに見せる柔らかな微笑みも深く心に残ります。そして、もう一人、私が密かに焦がれたのがイ・ミンギ演じる長男チャンヒ。友人や同僚と会えば愚痴らずにはいられないおばちゃんキャラも、瞳をキラキラさせながらロールスロイスのハンドルを握る純真さも、最後の最後で彼が選んだ人生も、味わうほどに胸締めつけられる愛おしさ。情けない部分も多いこの役をイ・ミンギが選んだことにも感謝。ひ弱に見えるよう減量して臨んだという彼の力演も合わせて、ぜひ味わってほしい殿堂入りの名作です。(さすらいのライター山崎) 数々の韓国ドラマを観る中で、これほどまでにズドーーーン!!と心に響いた言葉があったであろうか。「私を崇めて」。愛ではダメで、純粋に崇めてくれと……。この一言に度肝を抜かれたと言っても過言ではありません。ク氏同様にこれまで感じたことのない衝撃を受け、ヨム・ミジョンという人物の奥深さ、ドストレートな感情表現におったまげた……。超リアルな現代社会の日常を映し出しながらも、ストーリー全体を通してこの“おったまげ”の瞬間を度々入れ込む脚本がなにより秀逸。特筆すべきはク氏のスーパージャンプ。あの何気ないひとつの動作に、希望を見出している自分がいたんですよ。これぞパク・へヨン作家の真髄を見た!といった感じ。1話1話ゆっくりと贅沢に、味わうように観て欲しい作品。(エディターK)
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2位/赤い袖先(原題)【ロマンス時代劇】
『赤い袖先(原題)』KNTVで8月3日(水)より一挙放送スタート! 毎週月~金曜日 18:30〜20:00 (第1話は18:45~、第15話は18:40~)©2021MBC
ご存じ朝鮮王朝第22 代正祖イ・サンと、側室の宜嬪成氏(ウィビンソンシ)となる女官ドクイムの世紀のロマンスとも称される史実がベースの物語です。実はこのドクイム、あろうことかサンからの側室にという申し出を二度も固辞しているという歴史的事実があるわけでして。ひょっとしたら死罪になるやもしれないのにです。しかも、ドクイムは自分の人生は自分で決めたいと思っているというキャラ仕立て。とすると、ドクイムが、サンの想いを固辞したのはなぜなのか。果たしてサンを本当に愛していたのか。そして、二度も拒否されたのに、サンはドクイムをなぜ求め続けたのか(サンが本当に愛したのはドクイムだけと言われてる)。そこに焦点を絞り込んで世紀のロマンスの真実を解き明かしていく脚色が出色。ドクイムの変わりゆく心情をきめ細かに演じ切ったイ・セヨンにも、圧倒的な孤独感の中で自分の思いを貫こうとするサンを狂おしいほどに表現したジュノ(2PM )にも引き込まれずはいられません。(さすらいのライター山崎) 韓ドラ歴史を塗り替える新たなロマンス時代劇、ここにあり。ジュノのイ・サンの演技には本当に身震いを覚えました。俳優として一皮も二皮も剥けたジュノと、“時代劇といえば”のセヨンが主役。正妃と4人の側室に囲まれながらも、サンが心から愛し、妻と望んだたった一人の人物で、のちに後宮の宜嬪成氏となる宮女のドクイム(セヨン)との恋愛とふたりの人生を描いた物語です。史実をベースにしているだけに、切なさが波のように絶え間なく押し寄せてくるのですよ……。定番のロマンス時代劇のときめきや号泣する要素は持ちつつも、特筆すべきは現代の社会問題に通ずるポイントをさらりと入れ込む脚本! 王宮で生きる数々の女性たちにフォーカスされており、息絶えるまで宮女として働くというその意味を、深く深く考えさせられては胸が苦しくなって自然と涙を流している自分がいました。時代劇苦手派こそ、ハマる可能性大の名作です。(エディターK)
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3位/二十五、二十一【青春×恋愛】
Netflixシリーズ『二十五、二十一』独占配信中
通貨危機のあおりを受けた1998 年という時代に翻弄されながらも、自分らしく生きようと前を向く5人の若者を描いた物語。フェンシングの国際大会で最年少で金メダリストになったコ・ユリム、ちょっと風変わりな劣等生だけど人気者のジウン、日常に退屈を感じてしまう優等生の委員長スンワン、彼らの一つ一つの行動に、それぞれの選択に、何度心洗われ、何度温かな涙を流したことか。そして、もちろんキム・テリ、ナム・ジュヒョクが演じた主人公のナ・ヒドとペク・イジンです。初恋というにはあまりにも大きくて、愛というにはちょっと若すぎる……そんなふたりの関係性。恋とか愛とか好きとか嫌いとかでは言い表せないその繋がりが紡ぎ出すエピソードの数々は経験したわけでもないのに、なぜか切ないまでに懐かしく、そしてめちゃくちゃ恋しくて……。賛否両論入り交った結末ではありますが、私的にはこれ以上はない胸いっぱいになるエンディング。そして、なぜか男子のイジンに自分を投影していた私には、その後のイジンが気になって仕方ないのです。さて、あなたは?(さすらいのライター山崎) 主演ふたりの(あくまで)日本での認知度のせいなのか、周囲にも未視聴の人が多い……けれど、本当に観て損はさせないインセン(人生)ドラマであることを断言します!! 「ああ、私の人生も傍から見れば、彼らと同じように眩しいものなんだな……」と心を震わせるリアリティ。夢と現実の狭間で、彼らの青春、ロマンス、人生を覗き見しながら、自分の過去がふと飛び出してくるような感覚です。想像を遥かに凌駕するキャスト陣の演技力、映像美、ストーリー、そのすべてが素晴らしく、すべてが共鳴し合って、とんでもなく泣けて笑ってときめく物語に仕上がっています。ドラマ鑑賞後は余韻に浸りまくってひたすらOST をリピートし、高ぶる感情を誰かに伝えたくなること請け合い。(エディターK)
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4位/未成年裁判【社会派】
Netflixシリーズ『未成年裁判』独占配信中
未成年者の悪事と法の在り方を訴えた、これまたとんでもない社会派ドラマが誕生。10 〜13 歳は罪状に関係なく少年法の保護処分、18 歳以下の少年少女は余程の重罪でない限り同じく保護処分になるという韓国の法律に対して、一歩踏み込んだメッセージを世に放ちました。設定だけでも過酷で残酷な世界が描かれていることは明白ですが、「13 歳まではなにをしても許される」と鼻で笑いながら、大人と社会を弄ぶ悪魔のような未成年者たちがゴロゴロ出現するわけなんです。実際に韓国で過去に起きた少年犯罪を扱っているだけに、湧き上がる怒りを抑えられない瞬間も。判事役のキム・ヘスオンニの圧巻の演技にも震えますが、繊密に練られたストーリーの中で、現代社会を生きる私たちにいくつも投げかけられる問い。決して他人事ではないために、その答えを探すことが視聴者に与えられた使命なのかもしれません。(エディターK)
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5位/ユミの細胞たち【現代ロマンス】
『ユミの細胞たち』Prime Videoにて独占配信中! ©STUDIO DRAGON CORPORATION
韓ドラに新たな風を吹かせた名作! 韓ドラに加え、少女漫画とアニメが好きであれば絶対に!!沼落ちするはずです。大人気WEB トゥーン原作の実写ゆえ失敗は許されない(原作ペンを裏切れないという意味で)状況で、ドラマに3D アニメーションを取り入れるという一種の博打を打ちながら、見事大勝利を収めています。子どもが観ても楽しめる陽気さもありつつ、大人だからわかるリアルかつシビアな恋愛模様に、感情移入もときめきも止まらないんです!!! 1人3役以上こなした演技派声優たちに加え、キャスト陣の演技力なくして成功はなかったに違いない。現在韓国で絶賛シーズン2が放送中です。もうね、己との戦いですよ。ウン(アン・ボヒョン)とバビ(GOT7 ジニョン)のどちらも好きすぎて、どちらもユミと幸せになって欲しすぎて、どちらを選べばいいか本気でわからない……大人が心から楽しめるロマンス作品として大優勝です。(エディターK)
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6位/今、私たちの学校は…【ゾンビ超大作】
Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中
韓ドラ鉄板のゾンビもの。しかも、学園が舞台。ということは、もれなく極限世界における青春群像劇もついてくるという。半端ないのはゾンビの増殖の速さ。あれ?と思った瞬間にあっという間に学校中がゾンビだらけになっちゃう韓国ゾンビならではのスピード感。ドラマ前半はその怒涛の中生き残った生徒たちのサバイバルが繰り広げられるのだけど、となれば当然クローズアップされるのが一人ひとりの人間性。自分だけ助かろうとするもの。率先して危険の中に入っていくもの。知力を駆使して対策を練るもの。心の中の弱さ、あさましさ、孤独感、なけなしの理性など、もう、ありとあらゆる感情が行ったり来たり、くんずほぐれつするわけでして。本性が曝け出ざるを得ない状況下で、それでも生き残るためにない知恵を絞りつつ奮戦する生徒たち。汚れきったアジュンマ(おばさん)としては、思わず手に汗握って応援するしかないわけでして。胸締め付けられる主軸男女4人のラブラインにもご注目を。(さすらいのライター山崎)
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7位/私たちのブルース【ヒューマン】
Netflixシリーズ『私たちのブルース』独占配信中
キャスト発表時からただ事ではないと思っていたけれど、本作はやっぱりすごかった……と全話を観終わった瞬間に脱帽。チェジュ島を舞台に、そこに住むあらゆる人たちの人生を映し出しています。「ハンスとウニ」のように、各エピソードのタイトルがすべて登場人物の名前で構成されているのもわかりやすく、誰かしらに共感できる物語に仕上がっているからこそ、ドラマの中に驚くほど引き込まれるんですよね。特にイングォン& ホシクの犬猿の仲コンビの物語、ヨンオク& ヨンヒの姉妹物語、最後の最後で視聴者をここぞとまでに泣かせにきたドンウク& オクドンの親子物語が個人的ベストです。嘘偽りのないキャスティング、そしてその中に潜ませた現代社会への問題提起。スマートであり、力強くもあり、制作陣の数々のメッセージが心に響いて仕方がない。(エディターK)
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8位/悪の心を読む者たち(原題)【社会派】
『悪の心を読む者たち(原題)』KNTVで8月27日(土)よりアンコール放送スタート! 毎週日土曜日14:00~16:30 ※2話連続放送 ©SBS
韓流ドラマ歴が浅めな私にとって、キム・ナムギルは『医心伝心』や『熱血司祭』のイメージが強く、イケメンだけどぶっ飛びキャラ?なんて思っていたのですが、その思い込みを思いっきり覆してくれたのが本作です。原作は韓国初のプロファイラー、クォン・イルヨンの小説で、1998 年当時の実話をモチーフに描かれています。今でこそ、その重要性が認知されているプロファイラーですが、当時は、それこそ“なんじゃそれ”的存在。自白強要当たり前の刑事からは軟弱者扱いされるし、警察幹部からも予算の無駄遣い的扱いなわけです。それでも諦めずに孤軍奮闘する犯罪行動分析チームの活躍を描いていくのですが、動機なき殺人を犯してしまう“悪”の心に、自分自身の心を壊しかねないほどひたむきに黙々と向き合う主人公の姿が痛々しいまでに胸に迫ります。もちろん演じたのはナムギル。オーバーアクションも大きな感情表現も封印した、言うなれば両手両足縛られた状態で演じる彼の“静”の表現力が圧巻。社会派サスペンス好きはもちろん、そうでなくても必見の傑作です。(さすらいのライター山崎)
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9位/社内お見合い【ロマコメ】
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中
力作目白押しだった春ドラの中でもNetflix ランキングにおいて最もトップ維持率が高かったのが本作です。財閥系セレブ男子に庶民女子という久しぶりに“来た来た〜〜”的ベタベタの王道ラブコメ展開は、“あるある”も“ツッコミどころ”も満載で、無条件に笑えて、萌えて、ジーンとさせられる集大成的な面白さ。セレブ男子を演じるのは、俳優界の若きエース、アン・ヒョソプ。その彼が演じるちょっと時代がかった堅物御曹司テムは、キム・セジョン扮する底抜けに明るく元気はつらつな庶民のハリに、ことあるごとに振り回されてしまうのだけれど、ツンデレぶりもどこかぎこちない品のいいヒョソプと、表情豊かなオーバーアクションがめちゃかわいいセジョンのケミも最高で、展開がわかりきっているにもかかわらず、もはや止めることができないキュンキュン。ソル・イナとキム・ミンギュが演じるセレブ女子×孤児院育ち男子の逆転型サブカップルも主役以上の萌え萌えぶりで、特にアンギョンキス(眼鏡キス)は韓国でも日本でも話題沸騰。頭を空っぽにして幸せに浸るなら、やっぱりこれ。(さすらいのライター山崎)
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10位/時速493キロの恋【スポーツ×ロマンス】
『時速493キロの恋』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2022 Disney and related entities
原題は『君に向かう速度493km』 。球技で最速と言われるバドミントンの世界が舞台で、あらゆる事情や複雑な思いを抱えた実業団員たちの人間関係や、そこで巻き起こる苦悩、人生の選択が描かれています。学生時代のスポーツとはまた違うプロスポーツ界ならではの厳しい現実がいくつも降りかかってくるというわけなんですよね。ただただ「甘い恋」を想像して観ると少しイメージと異なるかもしれませんが、ロマンスあり、ヒューマンありといった具合で、思った以上に主演ふたりやサブカップル、その他キャラクターたちにのめり込めます。なにより、『わかっていても』で通称じゃがいもくん派だった私としてはチェ・ジョンヒョプの祝・1番手に小躍り状態でして……客観的に観てもこれまでのジョンヒョプのイメージを一新する演技! 『人間レッスン』で注目されたパク・ジュヒョンとのケミも最高によく、若手期待の星をキャッチアップするにももってこい。(エディターK)
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【韓国ドラマ ナビゲーター】 さすらいのライター 山崎敦子 『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN 。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラweb でも韓流連載執筆中。
韓ドラ追っかけ班/エディターK 母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、約19年間あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。 ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。永遠の推しは俳優ソン・ジュンギ。若手俳優の発掘が趣味の領域に。