2022.08.03

【Netflix新作×韓国ドラマ】『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』など人気作品が爆誕! 韓国アイドル&俳優もハマる、話題の最新韓ドラ4作品

現在韓国を含め、アジア中で話題沸騰中の法廷×ヒューマン作品『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』をはじめ、Netflix配信で見逃せない最新韓国ドラマ4作品をご紹介。ヒットメーカーと愛される脚本家・ホン姉妹の最新作『還魂』や、キス職人ソ・イングク主演作『美男堂の事件手帳』など、どの作品も徹夜覚悟で観たい良作ばかり!

【Netflix新作×韓国ドラマ】『ウ・の画像_1
Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』独占配信中
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Netflixシリーズ『還魂』独占配信中
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Netflixシリーズ『再婚ゲーム』独占配信中

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、約19年間あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。永遠の推しは俳優ソン・ジュンギ。若手俳優の発掘が趣味の領域に。

還魂/大人が沼落ちする、壮大なファンタジーロマンス

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Netflixシリーズ『還魂』独占配信中

古くは『美男<イケメン>ですね』。近年では『ホテルデルーナ』。そして私的偏愛作品『主君の太陽』などなど。脚本家にそれほどこだわっているわけではありませんが、それでもホン姉妹の作品は毎回楽しみにしているクチです。“けな気女子×イケメン(複数)”“数奇な運命を背負う主人公”“生と死のはざまの哀感”など、ホン姉妹ならではのロマコメ鉄板要素がめちゃくちゃ好物なのでありますが、それがワクワクするほどてんこ盛りにされているのが本作。だから、もう1話目から夢中。

舞台となるのはテホ(大湖)国という架空の国。神話のようで神話でなく、高麗のようで高麗でない時代設定も幻想的で、だからなのか、衣装もさりげにアートで、それだけでも魅了されちゃったりするのですが、物語はちょっぴり複雑です。その主軸となるのが “水の気”を操る術士と呼ばれる存在。彼らは、禁術とされた“還魂術”によって魂を入れ替えて生きる“還魂人(暴走すると人の魂を吸い取る怪物になる)”を取り締まっているのですが、テホ国には4つの術士の名家があり、その一つチャン家の一人息子ウク(イ・ジェウク)がこの物語の主人公。彼はテホ国最高の術士チャン・ガンの息子なのですが、実は死期が近づいたテホ国の王がチャン・ガンの魂と入れ替わり、その結果生まれた息子。それゆえにウクは父に気門を封じられ、他の3家の幼なじみが立派な術士として成長する中、術が使えないまま成人するわけです。そんな彼が出会ったのが、もう一人の主人公ムドク(チョン・ソミン)。

盲目で病弱な田舎娘なのですが、実はその魂はテホ国一の凄腕暗殺者ナクス(還魂術で入れ替わった)。ムドクの瞳にナクスの魂を読み取ったウクは、ムドクに師匠になってほしいと迫ります。実はナクスにもまた、暗殺者に仕立てられた切ない生い立ちがあり……。術士の名門に生まれながら術士になることを許されないウクと、暗殺者として孤独に生きてきた挙句、還魂人となってしまったムドク(魂はナクス)と。それぞれの痛みを共有しつつ、互いを必要としながら、運命を切り開いていこうと命をかける二人。その関係性に魅了されないわけはなく。ホン姉妹お得意のユーモラスの挟み込み方も絶妙で、だからこそ壮大なロマンにも、てらいなくズブズブと。名門術士の一人として登場するミンヒョン(NU’EST)演じるソ・ユル(実はナクスの初恋の相手)の美しすぎる存在感も眼福です。(さすらいのライター山崎)

Netflixシリーズ『還魂』独占配信中
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ウ・ヨンウ弁護士は天才肌/またしても名作法廷ものが誕生!

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Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』独占配信中

大大大ムーブメントを巻き起こしているのは、「上から読んでも下から読んでもウ・ヨンウ」ことパク・ウンビン主演作です。子役出身の実力者ですが、改めて俳優として唯一無二の存在感をあらわにしたウンビン。韓国では近年法廷ドラマがブームではあるものの、本作の初回視聴率は0.9%、口コミで広がり今では20%台に乗る勢い!!と、数字だけ見ても驚異的。韓国初の自閉スペクトラム症を持つ弁護士ヨンウ役ウンビンの圧巻の演技に加え、社会への問題提起を物語に自然に組み込む脚本、ヨンウとともに働くハンバダ法律事務所メンバーとの日常、さまざまな悩みを抱える依頼人とのエピソード、すべてが心に響き、ひとつひとつの何気ない瞬間でさえ愛おしく感じるヒューマンドラマです。ほっと温かくなる物語の包容力はもちろん、ヨンウが可愛くて可愛くて仕方ないのです……! 

原題は「이상한(イサンハン)弁護士ウ・ヨンウ」で、이상한は「変な、おかしな」という意味。ただし本作ではあくまで「個性」の一種と捉えており、決してマイナスな使い方ではないのがミソ。『私たちのブルース』もそうでしたが、障害を持つ人たちの現実や苦悩を描きながらもユーモアに富んだストーリーを軸にしているため、考えさせられる点は多くとも、重苦しく悲観的になることはありません。
ソウル大学、ロースクールともに主席で卒業した天才的な頭脳の持ち主ながらもなかなか就職先が決まらず、やっとの思いで就職したハンバダ法律事務所。最初こそヨンウに疑いの目を向ける人たちも、次第に彼女独自の着眼点や、仕事への熱量に信頼を寄せていきます。その過程もグッと来ますが、「こんな上司欲しい」ランキング首位に躍り出るであろうミョンソク(カン・ギヨン)の優しさに心震わせ、訟務チーム職員のジュノ(カン・テオ)とのピュアすぎる恋愛模様はまさにときめきの宝庫。思わず机をバンバン叩きながら、ニヤニヤが止まりません。可愛すぎるよ君たち!!! 

そしてBTSやSEVENTEENをはじめ、あらゆるアーティストが真似してSNSに投稿しているのが、ヨンウと唯一の親友グラミ(チュ・ヒョニョン)の独特すぎるラップ挨拶「ウ to the ヨン to the ウ」、「ドン to the グ to the ラミ」。考案者はヒョニョンで、振り付けはウンビンとともに試行錯誤の上に生まれたのだとか! 才能の共鳴って素晴らしいと思わざるを得ません。真似したいのにいくら練習しても舌が回らない(涙)!(エディターK)

ダミイダミイ
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美男堂の事件手帳/コメディ×サスペンスの最新作

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Netflixシリーズ『美男堂の事件手帳』独占配信中

『応答せよ、1997』で虜になって以来、新作が出たらチェックせずにはいられない、そう、この方、ソ・イングク。当然、本作もすかさず視聴開始したわけですが、いきなりの扇フリフリ、鈴シャンシャンで踊っちゃう“お告げ”シーン。え?あのキス職人イングクが? 何、何、この胡散臭いノリは!!! というわけで、ベタなお笑い全開のこんなイングクは初めてのパターンかもしれません。『熱血司祭』や『ヴィンチェンツォ』などコミカル度かなり強め×サスペンススリラーという組み合わせは、韓国ドラマの最近の流行りでありますが、どうやら、このドラマもその類の模様。

イングクが演じるのは男巫ナム・ハンジュン。美男堂というカフェを拠点にそのイケメンっぷりと高い占い的中率で“ヨヘン洞の奇跡”と名を馳せる大人気占い師で、その顧客は訳あり事情を抱える財閥系などお偉方も多く、何やら凶悪事件の匂いぷんぷん。実は、このハンジュンの男巫、世を忍ぶ仮の姿で、元々は敏腕プロファイラーだったという設定。カフェ裏では天才ハッカー(カン・ミナ)がパソコンを駆使して情報収集、それを元にハンジュンがプロファイリングするというのが真相。しかも、美男堂のバリスタも元刑事(クァク・シヤン)。ということで、そうまでして彼らは何を追っているのか、というのがドラマの核心となるわけです。で、この核心のチラ見せ方が巧妙で、毎回ドラマのラストにエピソードカットが流れるのですが、1話では壁にもたれて泣き崩れる過去ハンジュンが挿入されているわけなのですね。さらに“チョ・ヨンソプ”とか“コプリ”とか、核心に触れそうな情報がパラパラと小出しされ、誰なんだヨンソプ?何なんだコプリ?と迷宮に誘い込まれるという具合。その靄の中に隠された核心の輪郭が徐々に見え始めるにつれ、ドラマが俄然面白くなるという。

さらに、もう一つの見どころは、この核心の事件とつながる女刑事ハン・ジェヒ(オ・ヨンソ)との因縁。このジェヒ、状況把握力低めな猪突猛進型熱血刑事で、私的には「せっかく謎が解けそうだったのにお前のせいで台無しになったじゃん」と毎回イラッとさせられるのですが、事件が起こるたびにハンジュンと犬猿の仲的対立を見せつつ次第に……という二人のラブラインも。今後のイングクのキス職人っぷりも期待せずにはいられません。(さすらいのライター山崎)

Netflixシリーズ『美男堂の事件手帳』独占配信中
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再婚ゲーム/ドロドロ展開を前になぜか観る手が止まらない……!

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伝説のマクチャンドラマ『ペントハウス』シリーズに脳が侵されてしまったせいか、本作をかなりマイルドに感じてしまったのは私だけでしょうか。とはいえ物語を簡易的に申しますと、「元夫を死に追いやった不倫相手への復讐ゲーム」なわけでして、ドロドロなくしては始まらず、また終われません。正直、度肝を抜かれるほどのマクチャン展開は訪れないのですが(『ペント〜』で耐久がついてしまった……)、元妻ヘスン(キム・ヒソン)と不倫相手ユヒ(チョン・ユジン)の、女同士のバチバチはリアリティたっぷり。全8話とかなりコンパクトながらポイントを突いているため物足りなさはなく、スラスラ〜っと観られてしまうのも嬉しいポイントです。1〜2話をながら見していた方も(私含め)、3話から急に目が離せなくなるので要注意!

大手弁護士事務所に勤める心優しい夫と可愛い娘とともに、江南で程よく贅沢な暮らしをしていた良妻賢母のヘスン。ところがある日突然、夫から離婚を迫られ、その理由が不倫。同じ職場の弁護士ユヒを本気で愛してしまったからと、有無を言わさぬ態度で家族を捨てたクズ夫。がしかし、実はユヒの不正を隠蔽するためにまんまと彼女に利用されており、横領の疑いとユヒへの性暴行の罪で会社はクビ、財産は差し押さえと、絶望的な状況。家族への罪悪感に苛まれ自ら命を絶ってしまった元夫に代わり、ヘスンが復讐を心に誓うという流れです。で、0.001%の超上流階級向けの結婚相談所「レックス」でユヒと再会してからが復讐ゲームのスタート。ユヒが資産TOP30に入るブラック会員との結婚を狙っていることを知り、それを阻止すべく動くヘスンと、VIP会員のひとりヒョンジュ(イ・ヒョヌク)、ヘスンの元彼ソクジン(パク・フン)とのロマンスの糸も深〜く絡まりあうという。そう、地味に続きが気になるループに陥るんですよ。

特に本作で注目したいのは、いわゆるクズ役が似合うイ・ヒョヌク(自分が演じる役柄のクズっぷりについてユーモアを交えて語るインスタグラムが最高)。個人的には全怒りの矛先を向けられるほどの悪役に振り切ってほしかったな〜なんていう下世話な思いを抱いてしまいましたが、元妻の不倫でシングルファーザーとなったためにヘスンの気持ちを誰よりも理解できるのは彼なんですよね。物語の終わり方に納得できるか否かは意見が分かれるところなので、ぜひ週末の一気観候補に加えてみてほしい。(エディターK)

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