日本でも大ヒットを飛ばした『社内お見合い』以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のアン・ヒョソプ。そして二階堂ふみ主演のラブコメ『Eye Love You』で相手役に抜擢されたチェ・ジョンヒョプ。どちらも今の韓ドラ界に欠かせない俳優であり、今後ますます注目されていくこと請け合い! そんな韓ドラ追っかけ班も夢中になっているふたりについてアツ〜く語りながら、見逃し厳禁なおすすめ主演ドラマ2作品ずつをご紹介します。
Netflixシリーズ『わかっていても』独占配信中
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中
【韓国ドラマ ナビゲーター】 さすらいのライター 山崎敦子 『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。
韓ドラ追っかけ班/エディターK 母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、約20年間あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。
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【エディターK's Recommend Point!】 JYPの元練習生で、アイドルデビューの可能性もあったことは周知の事実。17歳までカナダで過ごした経験を持ち、語学も堪能で、歌やダンスの経験もあり。そして今は俳優として猛スピードで成長中と、実はかなりの手練れなんですね。先日はなんと『徹子の部屋』に出演(!)。韓ドラマニア界隈ではかなりの話題になりました。黒柳徹子さんの気遣い、ヒョソプの気遣いがそれぞれ滲み出ており、一視聴者として、とても素敵な絵を見せてもらった……!とジ〜ン。韓ドラ好きとしては、こういう絡みがもっと増えたら嬉しいなと思う限りです。 ヒョソプに沼落ちするきっかけとなったのは、恋の二番手スーパーサブ役を演じた『30だけど17です』なのですが(昔から愛してやまないシン・ヘソンが主演で『愛の温度』以降どハマりしたヤン・セジョン共演というワタシ的神作)、今観るとかなりあどけない! 割とやんちゃな高校生役だったので、まさか『社内お見合い』で、洗練された社長役かつ空前の“テム”ブームを巻き起こすとは思ってもみなかった! あの手の王道ロマコメって良質な脚本は大前提としつつ、ヒットを飛ばせるか否かは、演じ手の技量次第。それを演技ドル出身のキム・セジョンとの最上級ケミを見せて大ヒットへ導いたのだから、名実ともに素晴らしい俳優であることは間違いない。ドラマヒット時の公約を果たし、セジョンと歌ったドラマのOSTは最高だった……。未必聴の方はぜひ検索を。 ほかにヒョソプの俳優人生を語る上で欠かせない作品といえば、もちろんインセン(人生)ドラマとして名高い『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズは欠かせないものの、演技派のヌナことチョン・ヨビンとのタイムスリップロマンス『いつかの君に』も確実にランクイン入り! コンスタントに話題作に出演し続けるだけに、次回作も見逃せない俳優のひとりです。【さすらいのライター山崎's Recommend Point!】 実は昨年10月、ヒョソプ初のアジア・ファンミツアーの東京公演に見事当選。恥ずかしそうにダンスを踊る姿に癒されたり、「Let It Be」のピアノ弾き語りの達者な演奏や甘い歌声に酔いしれたり、思いっきり堪能してきたのでありますが、その公演を通じて感じたのは、この方、思っている以上に真面目で誠実なんだなあというところ。ちゃらけるところは一度もなく、どんなコンテンツも真摯に取り組む姿は、スマートというよりむしろ純朴。それゆえに、ますます好感度アップ。ということで『30だけど17です』の高校生役に魅せられて以来、すべての作品を網羅しておりますが、どの作品もそれなりに魅力的で私的イチオシを選ぶのは至難の業。なので、レア度の高い2018年放送『トップマネジメント』をぜひ。まだヒョロンとした少年ヒョソプが、顔面天才のチャ・ウヌとがっぷり四つに組んで恋のライバルとして火花を散らすという、今では絶対拝めない垂涎のコラボ。音楽にも恋にも真っ直ぐなヒョソプの演技、新鮮ですよ〜。『社内お見合い』の詳細はこちらの記事 をチェック!
アン・ヒョソプのおすすめ主演ドラマ1/『浪漫ドクター キム・サブ3』
『浪漫ドクター キム・サブ3』ディズニープラス スターで独占配信中! ©SAMHWA NETWORKS & STUDIO S. All rights Reserved.
イ・ソンギョン(推しです)とのケミが控えめに言っても最高な『浪漫ドクター キム・サブ』。ソンギョン×ヒョソプペアはシーズン2から参戦していますが、待望のシーズン3が昨年配信。見た目はオンボロ、医療技術は一級品のトルダム病院で巻き起こる人間模様に、笑って、泣いて、ときめける、インセンドラマの代表作です。今回のソンギョン×ヒョソプのロマンスは細胞レベルから若返りそうなほど甘さが桁違いで、リアルラブと錯覚してしまうほどマジで危険。ただ悲しいけれど、おそらく今回がラストシーズン。視聴時間の損はさせない不朽の名作なので、1話1話を噛み締めながら観てほしい、そんな作品です。『浪漫ドクター キム・サブ3』の詳細はこちらの記事 をチェック!
アン・ヒョソプのおすすめ主演ドラマ2/『いつかの君に』
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台湾の大人気作品の韓国リメイク版の主演に、『メロが体質(原題)』や『ヴィンチェンツォ』で名演技を炸裂しているヨビンが抜擢。この時点でムネアツ展開ですが、ここに期待の星ヒョソプが投入されることで、かなりいい化学反応を起こしています。ケミが想像以上に自然で、ヨビン姐さんの繊細な演技に終始圧倒されながら、それに食らいつくヒョソプは作品内でもメキメキ成長しているなと感じます。ドラマは想像以上にサスペンス要素が強いため大人向けになっており、タイムスリップというファンタジー視点と、王道の三角関係メロ視点が、ベストな配合で表現されている点も素晴らしい。ただ演出が細やかなため、本当にながら観はできないので(話が一瞬でわからなくなる)、集中して観られるタイミングにぜひ!『いつかの君に』の詳細はこちらの記事 をチェック!
韓ドラ班が推す【チェ・ジョンヒョプ】の魅力ポイント!
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【さすらいのライター山崎's Recommend Point!】 これを書いているのが、初回放送日の前日。ということで、私ごとで恐縮ですが、今、まるでオンマのように心配でドキドキしている状態です。そう、23日から放送が始まった日本ラブコメ『Eye Love You』で主演の二階堂ふみの相手役がチェ・ジョンヒョプのこと。日本でも大型犬系俳優と紹介されている彼ですが、30歳という年齢にもかかわらず、少年のような純朴かつ親しみやすい愛嬌満々なお顔立ち。笑うとクシャッと目尻が下がっちゃうところなんぞ、「コイツ絶対いいヤツ」オーラも半端なく、その笑顔を見るだけでムジョッコン(無条件)幸せに包まれてしまうとでも申しましょうか。子犬のように愛くるしいのに、186cmの高身長&細マッチョ。しかも、2022年にKBS演技大賞新人演技賞を受賞するなど、その演技力も高く評価されていて、そう、可愛い顔の下には骨太らしき面まで隠し持っているのもたまりませんのです。 その証拠というわけでもないのですが、彼の地上波ドラマデビューの2019年『ストーブリーグ』ではスランプに陥ったプロ野球の新人投手役を演じたのですが、それほど出番が多いわけではないのに、投手トレーニングを積み重ね、1日4食で7キロ増量、プロ野球選手としてのリアルなキャラクターを作り込んだという努力のエピソードも。続く2021年『シーシュポス:The Myth』では、主演のパク・シネに絡む元練習生役。ちょっとチャラめなキャラで登場しつつ、シネのために危険を顧みず助けようとする姿は、こちらも出番はさほど多くはなかったのですが、しっかりと私の胸に切なさを残す印象度の高さ。 ソン・ガン、ハン・ソヒの火遊びみたいなロマンスを描いた2021年『わかっていても』では永遠の二番手役。惚れてはいけない男ソン・ガンに惹かれてしまうハン・ソヒを一途に想いながら、その想いを押し付けることなく優しく支えるそのキャラは、ソン・ガンよりムジョッコン、ジャガイモくんだろう(ジャガイモがコロコロ転がるシーンからの登場で視聴者から親しみを込めてそう呼ばれた)と何度画面にツッコミを入れたことか! そんな脇役&二番手から2022年『時速493キロの恋』ではついに待ってましたの一番手! そしてそして、ヒット作『無人島のディーバ』では百想芸術大賞女優パク・ウンビンの相手役!! 階段を一段一段上がりながら大きく成長していくその姿に、涙し喜びを隠せないのはいうまでもなく。だから、祈らずにはいられないのです。日本のドラマもどうか、どうか成功いたしますように。【エディターK's Recommend Point!】 イップスに苦しむ野球選手ミンホを演じた『ストーブリーグ』で存在を知り、そこから追いかけていました。長年ソフトボールをしていたため一気に感情移入したという超個人的理由です。が、スーパーサブ役に目がないので、パク・シネに想いを寄せるサン役の『シーシュポス: The Myth』で「おや?」と気になり始め、ハン・ソヒに長年片想い中の通称“ジャガイモくん”役の『わかっていても』で完全に心を持っていかれました。個人的“サブ役ラブ指数”を差し引いても、犬のような愛くるしさ、心に潜ませている影、時折見せる切ない表情が、いい塩梅に役柄とマッチしていると思う次第です。これらはすべて彼自身が持つポテンシャルと経験から醸し出されているような気がして、なぜか惹かれてしまうし、目が離せない。この吸引力はすごいなと毎度驚かされてしまいます。二階堂ふみさんとの日韓ドラマ『Eye Love You』もちょっと(色々な意味で)ドキドキしながら視聴していますが、日本語を話すジョンヒョプがあまりにも尊すぎて、画面に映る度「可愛い……」と勝手に漏れる声。これはジョンヒョプ沼に落ちる人が続出する予感がヒシヒシ!
チェ・ジョンヒョプのおすすめ主演ドラマ1/『時速493キロの恋』
『時速493キロの恋』ディズニープラス スターで独占配信中! © 2022 Disney and its related entities
韓国俳優の中で、誰の顔がいちばん好き?と聞かれたら、実は私、迷うことなくチェ・ジョンヒョプ。つまり優しげな目じりフェチなのですが、だから彼が永遠の二番手から脱してダブル主演を果たしたこのドラマは私的記念碑的作品でもあるわけで。ドラマは、バドミントンの実業団チームを舞台に選手たちの青春の葛藤を描いていくもので、ジョンヒョプが演じるのは、天才と呼ばれた姉の影に隠れながら才能がありつつもバドに真剣に向き合うことを避けてきたテジュン。彼が移籍した実業団に、ある事件で姿を消していたテヤンという女子選手(パク・ジュヒョン)が入団し、ふたりがペアを組むことになったところから物語が展開。ちなみに軽〜いスポ根恋愛ドラマではありません。実力の壁、年齢の壁、周囲との軋轢、家族との関係性などなど、さまざまな重圧に潰されながら、それでも前に進もうとするふたりの情熱が痛いほど切なく。飄々とした姿を見せながら、心の内の苦悶を繊細に表現するジョンヒョプの新人賞受賞演技もたっぷりとご堪能あれ。『時速493キロの恋』の詳細はこちらの記事 をチェック!
チェ・ジョンヒョプのおすすめ主演ドラマ2/『無人島のディーバ』
ご存じ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンの主演作。彼女が演じるのは歌手を夢見るモクハ(高校時代はイ・レが演じている)。いつも明るく元気な高校生のモクハだけど、実は父のDVで身体中があざだらけ。歌手になるべくコンテストに参加しようと懸命になるモクハは、同じく父のDVに遭っていた同級生のギホに助けられてソウルに向かうのだけど、船に乗った途端に父に見つかり、逃れようとして海へ。そのまま無人島に漂着したモクハが15年後、ウハク(兄)とボゴル(弟)に発見され、再び歌手への道を目指すという内容。で、ジョンヒョプが演じるのは弟ボゴルで、バラエティ番組のPD役。くしゃくしゃ笑顔を封印し、感情を表に出さないジョンヒョプにしては珍しい役どころですが、影から寡黙に見守る少し大人びたジョンヒョプの優しさもまた痺れます。モクハの初恋だった同級生のギホはひょっとしてウハクかボゴルか、との恋愛推理も楽しく、兄ウハク役のチャ・ハギョンを交えた3人のケミも絶品です。『無人島のディーバ』の詳細はこちらの記事 をチェック!