【2025年韓国ドラマ】切なく、心に沁みる。大人の再会ラブ、命懸けロマンスなど、新作韓ドラは“恋愛もの”がアツい!

カン・ドンウォンの21年振りのドラマ出演、かつチョン・ジヒョンとの壮大なロマンスにも注目が集まった『北極星』や、ソン・ジュンギ9年振りの王道ヒューマンロマンス『マイ・ユース(My Youth)』など、秋の新作韓ドラは“恋愛もの”が豊作。今話題になっている各作品のあらすじや見どころを、韓ドラマニアのライター&エディターが熱量たっぷりにご紹介!

カン・ドンウォンの21年振りのドラマ出演、かつチョン・ジヒョンとの壮大なロマンスにも注目が集まった『北極星』や、ソン・ジュンギ9年振りの王道ヒューマンロマンス『マイ・ユース(My Youth)』など、秋の新作韓ドラは“恋愛もの”が豊作。今話題になっている各作品のあらすじや見どころを、韓ドラマニアのライター&エディターが熱量たっぷりにご紹介!

2025年新作韓国ドラマ『北極星』の場面写真 カン・ドンウォン チョン・ジヒョン ディズニープラス配信

『北極星』ディズニー プラス スターで独占配信 © 2025 Disney and its related entities

2025年新作韓国ドラマ 『マイ・ユース(my youth)』の場面写真 ソン・ジュンギ チョン・ウヒ FODで独占配信中

『マイ・ユース(My Youth)』FODで独占配信中 (C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

カン・ドンウォン×チョン・ジヒョン『北極星』/豪華キャストで贈る、大迫力ロマンス!

2025年新作韓国ドラマ『北極星』の場面写真 カン・ドンウォン チョン・ジヒョン ディズニープラス配信

『北極星』ディズニー プラス スターで独占配信 © 2025 Disney and its related entities

鳴り物入りで始まった本作。大統領候補の暗殺事件に、爆弾テロ、挙句には核爆弾をめぐるアメリカと北朝鮮の不穏な気配!と、次々と畳み掛けてくる“ドラマティック”の数々に手に汗握りながら観ていた方も多かったのではないでしょうか。とはいえ、この物語の本テーマは世界を巻き込むスペクタクルな政治サスペンスではありません。そう、21年振りのドラマ出演のカン・ドンウォンと、数々のヒット作のヒロインを担ってきたチョン・ジヒョンの命がけのロマンス。ということで、物語。

チョン・ジヒョンが演じるヒロインのムンジュは元駐米大使の外交官。次期大統領最有力候補の夫ジュニク(パク・へジュン)の大統領選を手伝うため帰国するも、夫は何か秘密を隠している様子。そんな中、夫ジュニクが平和統一ミサ(南北)に参加するのですが、デモ隊やら何やらさまざまな思惑が渦巻いて緊迫感あふれるムードなのですね。案の定、ジュニクはそのミサの最中に、暗殺されてしまうのです。なおも向けられる銃口から夫を守ろうと飛び出したムンジュを危機一髪で救ったのが、そう、カン・ドンウォン演じるペク・サンホ。このサンホ、アメリカ国籍の脱北者なのですが、凄腕の傭兵として壮絶な戦闘現場を何度もくぐり抜けてきた男で、依頼人をどんな危機からも守り抜く伝説のボディガード。なのですが、彼もまた何か秘密を抱えている様子。そんな中、ムンジュは夫の遺志を継ぎ、次期大統領選挙の出馬を決意。ところが、謎の暗殺者たちの魔の手が次々と! ということで、ムンジュは周囲の反対を押し切り、サンホをボディガードとして雇うことになるのですが……。

サンホつまりカン・ドンウォンは、その登場シーンからして、めちゃかっこよく撮られているし、命懸けで守り抜いてくれるし、二人でいる時は料理なんか作ってくれちゃうし、そりゃあ好きになってしまうやろ!なのですが、チョン・ジヒョンの常に体温低めな印象のせいなのか、あまりにもかっこ良すぎるカン・ドンウォンのせいなのか、スケールの割に全9話という短すぎる尺のせいなのか……私的にはハラハラ度もキュンキュン度もなぜか低め安定。それでも、現大統領役のキム・ヘスク、義母役イ・ミスク、国家情報院長役のユ・ジェミョン、義弟役のオ・ジョンセなどなど、豪華な脇役陣の良いことも悪いことも含めて腹に一物も二物もある演技はやっぱり魅せてくれるし。私的には夫ジュニクを演じたパク・へジュンに100票! 『おつかれさま』に続き、好き。(さすらいのライター山崎)

2025年新作韓国ドラマ『北極星』の場面写真 カン・ドンウォン チョン・ジヒョン ディズニープラス配信

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ソン・ジュンギ×チョン・ウヒ『マイ・ユース(My Youth)』/切ない恋愛模様が大人の心に沁みる

2025年新作韓国ドラマ 『マイ・ユース(My Youth)』の場面写真 ソン・ジュンギ チョン・ウヒ

『マイ・ユース(My Youth)』FODで独占配信中 (C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

なんと9年振りとなるソン・ジュンギの王道ロマンスです。『ヴィンチェンツォ』『財閥家の末息子』『ロ・ギワン』『ボゴタ: 彷徨いの地』など、近年はドラマ、映画ともにシリアスなテーマと役柄が多く(それはそれで彼の迫真の演技が際立っていいのだけれど)、ファン的にはメロ不足だったもので、待ちに待ちに待ちに待ったロマンスなんですよ! しかも相手役はユーモア溢れる演技でロマンスもコメディもお手のもののチョン・ウヒ。期待しない理由がありません。初恋の相手と15年越しに出会う再会ロマンスとあり、ある程度の年月を重ねてきた大人の心にずっしり響く内容になっているんですよね。ときめきと、心がキュッと痛くなるような切なさの塩梅がちょうどいい。秋のはじまりにぴったりな恋愛細胞を活性化させるドラマです。

ジュンギ演じるソンウ・ヘは、子役として一躍有名になりながらも、ある出来事で芸能界から姿を消し、父親の残した借金を返済しながら懸命に生きてきた苦労人。身近な大人に裏切られた心の傷は癒えることなく、フローリストとして働きながらも、どこか虚無感に苛まれているんですね。そんななか偶然にも同級生ソン・ジェヨン(ウヒ)と再会。芸能事務所でマネージャーを務めるジェヨンは、過去に名を馳せた元子役ソンウ・ヘの特集企画の交渉のために渋々会いに行くことになると。そう、互いが学生時代の初恋の人です。過去の回想シーンがそれはもう切なくて。「恋愛はタイミング」。この言葉が痛いほど心に沁みるというか。青春の美しさと尊さと残酷さを身に染みて感じる瞬間が多々あります。当時は結ばれる状況になかったんですね。ソンウ・ヘにとっても、ジェヨンにとっても。ある意味、心の時計が止まったままの二人が再会を果たしたとき、今度こそ一緒に歩むことができるのだろうか。

本作は恋愛ドラマのなかでも特に不変的なテーマを扱っているからか、自分ごととして捉えやすいし、感情移入もしやすい。エモーショナルな演出も見事で、まるで小説を読んでいるかのような情緒を感じられるんです。胸の奥にストンと物語が入ってくる感覚。つい自分の青春時代を思い出してしまうような心安らぐロマンスこそ、疲弊がちな現代人の癒しになるはず!と思う次第。(エディターK)

2025年新作韓国ドラマ 『マイ・ユース(My Youth)』の場面写真 ソン・ジュンギ チョン・ウヒ

『マイ・ユース(My Youth)』FODで独占配信中 (C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.