【韓国ドラマ】忘れていた“胸きゅん”をチャージ! これぞ大人が求める最新ロマンスだ #イ・ミンホ #チュ・ジフン

制作費500億ウォンを投じたNetflixの最新作『星がウワサするから』や、チュ・ジフンが『宮 〜Love in Palace』以来18年振り(!)にラブコメに挑んだ『愛は一本橋で』など、今大人がハマる推しロマンスが勢揃い。そこで韓ドラマニアのライター&エディターが作品の見どころをレビュー!

制作費500億ウォンを投じたNetflixの最新作『星がウワサするから』や、チュ・ジフンが『宮 〜Love in Palace』以来18年振り(!)にラブコメに挑んだ『愛は一本橋で』など、今大人がハマる推しロマンスが勢揃い。そこで韓ドラマニアのライター&エディターが作品の見どころをレビュー!

Netflix最新韓国ドラマ『星がウワサするから』 場面写真 イ・ミンホ コン・ヒョジン
Netflixシリーズ『星がウワサするから』独占配信中
最新韓国ドラマ『愛は一本橋で』 U-NEXT チュ・ジフン 場面写真
『愛は一本橋で』U-NEXTにて独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION
Netflix最新韓国ドラマ『星がウワサするから』 場面写真 イ・ミンホ
Netflixシリーズ『星がウワサするから』独占配信中
最新韓国ドラマ『愛は一本橋で』 U-NEXT チュ・ジフン チョン・ユミ 場面写真
『愛は一本橋で』U-NEXTにて独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日。

チュ・ジフン×チョン・ユミ『愛は一本橋で』/ただ笑ってときめける! 王道ラブコメの良さを存分に発揮

最新韓国ドラマ『愛は一本橋で』 U-NEXT チュ・ジフン チョン・ユミ 場面写真
『愛は一本橋で』U-NEXTにて独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION

ハラハラのサスペンスも、感動のヒューマンも、考えさせられる社会派視点も、エンパワメント要素も一切なくてもいいんだ、というより、なくてもむしろ上等……と思える久々のロマンス“一本橋”なドラマです。私的には終始ニタニタきゅんきゅんと口もと緩ませながらハッピー気分で一気観完走した作品。とはいえ、ライバル同士の家系に生まれたミドル30の幼なじみ男女が、18年ぶりに再会するところから始まる物語は、とある誤解と行き違いで高校時代に一度こじれてしまった初恋の甘くて苦〜い思い出をそれぞれの胸にたぎらせたまま、まるで仇同士のように反発し合いながらも恋を再燃させていくという、まあ、王道というか、“あるある”というか、至って他愛のないお話なのではあります(ちなみにタイトルは「仇は一本橋で出会う」という韓国の諺をもじったものだそう)。

なのに、つい一気観してしまうのは、主演のチュ・ジフンとチョン・ユミの芸達者な丁々発止の魅力によると言いましょうか。どちらも実年齢はオーバー40で、実はラブコメはかなりなお久しぶりジャンルなのですが、数々の人間ドラマやサスペンスドラマなど、本格派を含め多彩な作品を渡り歩いている、もはや大物スターであるおふたりが繰り広げるラブコメは、小技の応酬が楽し過ぎるし、中年にしてめちゃんこ軽やかだしフレッシュだし、そして、可愛らしすぎるぅ〜〜わけでして。特にチュ・ジフン!!! 今は倹しく暮らすチョン・ユミ演じるユン・ジウォン一家とは犬猿の仲にあるお金持ちソク家の一人息子(役名はソク・ジウォン)という役どころで、ユン・ジウォンが体育教師として勤務する地元高校に新たに理事長として就任することから再燃ラブの幕が切って落とされるわけなのですが、見た目も頭脳もスマートな王道イケメン設定であるにもかかわらず、ことユン・ジウォンとなると子どものようにムキになった挙句に失態を晒しちゃう小物ぶりを随所に挟み込んでくるところが、もうたまらないというか。

いきなり池にダイブするわ、ゴミ箱にはお尻からハマるわ、ハシゴからは真っ逆さまだわ、と体を張ったベタな演技もなんのその、芸コマな顔芸演技も数々披露してくれる上、さらにさらに、あの『宮 〜Love in Palace』のOSTを激唱したりとか、それはそれはもう出血大サービス。もちろん、潤んだ瞳からのキスシーンを筆頭に一途を貫くロマンスシーンの色気とカッコ良さは天下一品!  『愛の不時着』ヒョンビン×ソン・イェジンといい、『涙の女王』キム・スヒョン×キム・ジウォンといい、さらに今絶賛配信途中の『星がウワサするから』のイ・ミンホ×コン・ヒョジンといい、ベテラン大物スターが本気で挑むラブコメはやっぱり笑いもきゅんきゅんも一級品。ぜひ、その味わいを堪能してほしいなと思う次第。ちなみに、ふたりの高校時代を演じるホン・ミンギ×オ・イェジュをはじめ、現在の高校生役の面々も次世代スターとして要チェックですよ〜。(さすらいのライター山崎)

最新韓国ドラマ『愛は一本橋で』 U-NEXT チュ・ジフン チョン・ユミ 場面写真
『愛は一本橋で』U-NEXTにて独占配信中 © STUDIO DRAGON CORPORATION

イ・ミンホ×コン・ヒョジン『星がウワサするから』/宇宙と“生殖医療”を組み合わせた、最新ロマンス

Netflix最新韓国ドラマ『星がウワサするから』 場面写真 イ・ミンホ コン・ヒョジン
Netflixシリーズ『星がウワサするから』独占配信中

2025年の目玉として期待値が爆上がりしていた本作。ロマコメの女王ことコン・ヒョジンと、あらゆるロマコメで視聴者を虜にしてきたイ・ミンホという大スターの共演とあり、話題をさらうにふさわしいキャスティングです。現在母国ではあまり視聴率が振るっていないものの、『Mr. プランクトン』然り、個人的には、やっぱり韓国は社会問題を取り入れるのが抜群に上手いなあ!としみじみ感動しました。舞台は宇宙ステーション。そこに“生殖医療”を組み合わせているんですね。宇宙という壮大な場所で、生命の誕生を必死に願う人たちの思いをかなえるために顕微授精を行うなんて、発想の転換に驚かされるばかりです。倫理的な問題も浮上するなかで、今後どうやって物語をまとめていくのかに加えて、まだ序盤なのでこれから一気にヒョジン×ミンホのロマンスのボルテージが上がっていくことを期待したい!

韓国最高の財閥MZグループの会長からの極秘任務を遂行させるために、宇宙旅行客として特別に参戦する産婦人科医のコン・リョン(ミンホ)。宇宙飛行士でコマンダーのイブ・キム(ヒョジン)をはじめ、同乗者にはもちろん他言無用。バレたら人生終わるレベルの任務を任せられる経緯はすっ飛ばしますが、お察しの通り、財閥絡みとあって拒否権などなく強制。無事任務を遂行させれば、交際中である会長の娘チェ・ゴウン(ハン・ジウン)と結婚できる手筈になっているという感じ。肝心のミッションとは、今は亡き会長の息子と、その妻ミンジョン(ペク・ウネ)の卵子と精子を秘密裏に宇宙ステーションに持って行き、きちんと受精させること。そして初期胚や胚盤胞に育てること。そもそも「なぜ宇宙でする必要があるのか?」に関しては、ぜひ物語で確認を。

しかしここでゴウンの元カレであるカン・ガンス(オ・ジョンセ)が絡んできてややこしい事態になり、様々な問題点も浮き彫りになっていくんですよ。これまでどれだけ望んでも実らなかったミンジョンの子どもへの思いが、かなうかもしれない。主治医としてミンジョンの苦労を誰よりも知っているリョンだからこそ、どうにかして希望を繋げたいと試行錯誤する姿にもグッとくるんです。そんな産婦人科医としては頼もしいけれど、普段はちょっと抜けていて頼りないという役どころがハマっているミンホ(彼はこういう役が本当に合う!)が最高。さらにロマコメの女王ヒョジンの本領発揮シーンもこれからと思うと、想像でニヤついてしまう! 大人がときめくロマンス良作に躍り出てくれるはずです。(エディターK)

Netflix最新韓国ドラマ『星がウワサするから』 場面写真 イ・ミンホ コン・ヒョジン
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