【2025年の韓国ドラマBEST10】下半期は良作の宝庫! 何度も泣けて、心に沁みて、ときめく。絶対に見逃せない名作!

2025年も良作の韓国ドラマが続々と登場! キム・ゴウンとパク・ジヒョンの繊細な演技に魅了される大号泣作品『ウンジュンとサンヨン』や、IMF通貨危機の韓国を舞台に繰り広げられる、2PMイ・ジュノ主演作のビジネスドラマ『テプン商事』など、見逃せない作品が勢揃い。そのなかから、SPUR韓ドラ班が勝手に(!)泣く泣く選んだ10作品のラインナップや感想、あらすじを参考に、マイ・ベスト・韓ドラを見つけてみて。
(本記事では、7月以降に配信されたドラマ、そして11月30日(日)時点で最終話の放送・日本での配信を迎えている、または放送予定だったドラマから選んでいます)。

1位/ウンジュンとサンヨン【友情×ヒューマン】

Netflix韓ドラ『ウンジュンとサンヨン』2025年下半期おすすめ韓国ドラマ キム・ゴウン、パク・ジヒョン 場面写真

Netflixシリーズ『ウンジュンとサンヨン』独占配信中

描かれるのは女同士の友情。貧しいけれど温かな家庭に育ち、平凡だけど誰にでも優しくおおらかで、自分の感情や思いをそのまま素直に表現するウンジュン。一方、裕福ながら絆薄めの家庭に育ち、誰もが認める美しさと常にトップの成績を持ちながら、人とも簡単に打ち解けられず素直に自分を出せないサンヨン。親友だった二人はあることから10年前に絶縁してしまうのだけど、今は脚本家となったウンジュンが、映画プロデューサーとして成功したサンヨンから突然、安楽死への旅の付き添いを頼まれるところから物語が始まります。育った環境も性格もまったく異なる二人がなぜ親友になったのか、二人の間に一体何があったのか。出会った小学生時代から多感な中学生時代、恋を知る大学時代、ともに映画制作に臨んだ新人時代。ドラマは二人の過去を振り返りながら、謎解きのようにその関係性を解き明かしていくのですが、鮮明に映し出されるのは、台詞だけでは表せないその時々のそれぞれの複雑な心の内。憧れるからこその嫉妬や劣等感。惹かれるからこそ許せない一線。そして、見栄とプライド。二人の在り方に何度も共感して涙すること必至なのですが、二人が共に思いを寄せる先輩役を演じたキム・ゴヌの“リアル”にもぜひ注目を。この3人の関係性にもかなり泣かされます。(さすらいのライター山崎)

こんな短期間で、ドラマを2周〜3周したのはいつぶりだろう。それくらい心に響いて、号泣して、何度も噛み締めるように観たいと思えた作品です。本作の成功理由はあまりにも繊細な脚本、俳優の演技力、エモーショナルな演出、間の取り方などなど多岐にわたるのだけれど、特に面白いと思ったのは、世代の異なる女性たちが皆、物語の中で共感するポイントがあるということ。最も好きで、憧れていながらも、心のどこかで憎んでしまっている。人間の感情の複雑さと脆さを改めて痛感するとともに、私自身つい学生時代のことを思い出しました。これまで自分の中で「嫌い」と「憎い」という感情の違いに関して言語化できておらず、結局は「嫌い」よりも強度があり、その最終形態に当たるのかなくらいにぼんやりと思っていたので、ソン・ヘジン作家の台詞には頭を打たれるくらいの衝撃がありました。そうか、憎いのは「心に残るからつらい」のかと……。テーマのひとつに安楽死を取り入れて、ウンジュンとサンヨンを軸にしながら、世の中に生の尊厳について問いかけているところもいい。間違いなく後世に残る名作であると断言します。(エディターK)

2位/魔法のランプにお願い【ファンタジーロマンス】

Netflix韓ドラ『魔法のランプにお願い』2025年下半期おすすめ韓国ドラマ ペ・スジ キム・ウビン

Netflixシリーズ『魔法のランプにお願い』独占配信中

大ヒットの号泣ロマンス『むやみに切なく』で共演したキム・ウビンとぺ・スジが9年ぶりに奇跡の再共演、またもやたっぷりと泣かせてくれます。描かれるのは、ウビン演じる魔法のランプの精霊イブリースと、スジ演じる賢くクールなサイコパスのガヨンの、1000年という時を超えて紡がれる命懸けのラブロマンス。人間はすべて強欲の塊だと訴えるイブリースが神と交わした約束は、訴え通りにならば自由を、たった一人でも心の清らかな人間に出会ったとしたら斬首の刑を与えるというもの。好きなものはハンマーに血飛沫、グロテスクというサイコパス・ガウンは、果たして心の清らかな一人なのか、それとも……。脚本は『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のキム・ウンスク。旧約聖書やダンテの『神曲』がモチーフなだけに、序盤は神やら天使やら悪魔やら、いろいろ登場人物がいて複雑ではありますが、それを乗り切れば、あとはウビンとスジの笑いと感動に包まれた愛の世界にどっぷりと浸れるはず。とにかくウビンはめちゃくちゃキュートでゾクゾクするほどセクシーだし、サイコなスジはこの上なく美しくかっこいいし、切ないし。最終話の初っ端に私はマジで号泣。ウンスク作家の作品なだけに、ソン・ヘギョやダニエル・ヘニーなど大スターを驚きの脇役扱いでカメオ登場させているのも楽しい。(さすらいのライター山崎)

『むやみに切なく』の虜だった者としては、スジとウビンの再共演、なおかつジャンルはロマンスというだけで胸熱展開でしたが、この9年で二人の演技力が桁違いにグレードアップしている! ウビン演じるジーニーことイブリースは、可愛くて面白い絶妙なバランスで魅せてくるし、無感情のガヨンを演じるスジは、これまでに見たことのない姿でありながら、ピースがカチッとハマるくらい似合っているし。だからこそ視聴者を選ぶファンタジーロマンスと言えど、最後の最後まで疎外感を感じることなく感情移入できる作品になっています。加えて圧倒的な映像美に目も心も癒されるんですよね。大画面で堪能したいドラマです。しかも出演陣がまぁ豪華。ハルモニ(若返り後)役はアン・ウンジン、イブリースを追う天使役にノ・サンヒョン、さらに前述のビッグ俳優の特別出演まで! 製作陣のユーモアを感じるシーンが随所に潜んでいて、クスッと笑えながらもときめかせ、そして泣かせてくる。全体の流れとバランスがきれい。なにより本来であれば「願い」は希望であるはずなのに、その裏に潜む影から、人間は逃れられることができないのかなど、色々と考えさせられることが多い。年末年始の一気見に推したい作品です!(エディターK)

3位/暴君のシェフ【ロマンス×タイムスリップ時代劇×料理】

Netflix韓ドラ『暴君のシェフ』場面写真 少女時代ユナ イ・チェミン 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『暴君のシェフ』独占配信中

俳優としても大人気の少女時代ユナがヒロインを演じる時空超えファンタジーロマンス時代劇。ユナが扮するのはコンテストで世界一に輝いた天才シェフのジヨン。突然朝鮮王朝時代にタイムスリップして、暴君にして美食家の王イ・ホンのシェフになるところから物語が展開するのですが、イ・ホンのモデルは、ご存じ朝鮮王朝第10代王燕山君。そう、次々と官僚を粛清し、酒池肉林三昧の果てにクーデターにより廃位となった歴史上実在した紛れもない暴君なのですね。演じるのは、パク・ソンフンの代役として急遽キャスティングされた若きライジングスターのイ・チェミン。ユナより10歳も年下だけれど、精悍な顔立ちといい、広い肩幅に高身長といい、華奢で小顔なユナとのバランスもよく、むしろキュンキュン度はより高め。ドラマではなにかというと「首を斬るぞ」と脅すツンデレ王ではあるけれど、実はいい奴で、権力奪取を狙う悪役たちが暴君に仕立てようと企んでいるという設定。次々と襲い掛かる悪辣な陰謀に、王を救おうと自慢の料理と持ち前のバイタリティで立ち向かうユナがキュートでたくましく、そんなユナを一途に想い慕うチェミン暴君がいじらしい、今期のラブコメ最高峰。フランス料理を朝鮮王朝風にアレンジした数々の料理演出も楽しすぎ。(さすらいのライター山崎)

私のまわり(韓ドラ界隈)で『暴君のシェフ』を面白くないと言っている人を聞いたことがない。と言うとよいしょしすぎと思われそうですが、それが本当で。韓ドラ班メンバーも満場一致で「グッド」ボタンを押しています。昨今様々な料理コンテンツが人気を博していますし、日本でも料理×時代劇というと思い浮かぶヒット作がありますよね。本作は代打でアサインされたイ・チェミンが大当たりで、ユナは安定感しかありませんが、二人の絵がとにかく強くてケミが抜群なのです。ストーリー展開としては正直そこまで目新しいものはないのだけれど、ユナが作る素晴らしくおいしそうな料理の数々に目も心も満たされていくし、料理を丁寧に見せるために、尺を贅〜沢に使っているのが新鮮。かなりオーバーなんですよね、表現法としては。ただそれが興醒めすることなく面白く観られるし、なんならそのシーンを求む自分がいる! ノンストレスでときめく王道のロマンス時代劇、タイムスリップ、加えて“食べること”が好きな人は無条件に観てほしい。私はドラマを観ながらマカロンが食べたすぎて買いに走りました。それくらい物語に没入できます!(エディターK)

4位/テプン商事【ビジネスヒューマン】

Netflix韓ドラ『テプン商事』の場面写真 2PMイ・ジュノ キム・ミンハ 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『テプン商事』独占配信中

舞台は1997年のIMF通貨危機の韓国。次々と会社の倒産が余儀なくされるなか、急逝した父の代わりに自身の名を授けられた会社「テプン商事」を立て直そうと、仲間たちと奮闘するビジネスヒューマン物語。テプン演じるジュノのあっけらかんとした無邪気な姿や、猪突猛進すぎる言動がなんとも愛らしく、緊張感には欠けるのだけれど、「なにかやってくれるな」という安心感が常にあるというか。ジェットコースターのような展開を楽しむというより、視聴者としても完全に「テプンを信じる民」になってしまっているというか。韓国放送では回を重ねるに連れて視聴率をグングンと伸ばし、最終話では見事有終の美を飾りました。現在12話構成のドラマが増えているところ、こちらは16話。だからこそ最初は盛り上がりに欠けるかもしれないけれど、終盤で一気にヒートアップしていくので、ぜひ離脱せずに最後まで観てみてほしい。演技派キム・ミンハとジュノのロマンスも新鮮だったし、サブカップルが物語をよりリアルに見せてくれたし、ラスボス親子(特にアホ息子)も結構しぶとくてハラハラさせられたし。最後まで諦めない、その真意と力強さを改めて感じました。(エディターK)

5位/あなたが殺した【サスペンススリラー】

Netflix韓ドラ『あなたが殺した』の場面写真 チョン・ソニ イ・ユミ 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『あなたが殺した』独占配信中

奥田英朗の小説『ナオミとカナコ』を韓国流絶妙なアレンジを効かせてドラマ化したDV夫殺しのサスペンス。幼い頃から父の母への暴力を見て見ぬふりして過ごしてきたウンス(チョン・ソニ)。ある日、親友のヒス(イ・ユミ)がエリート夫(チャン・スンジョ)の暴力に怯える日々を過ごしていると知り、今度は傍観者にはならないぞ、とばかりにDV夫を殺そうと提案。彼と瓜二つの不法滞在中国人(スンジョの二役)を利用して完全犯罪を企て実行するのですが、そこはド素人の二人。それじゃあ見つかってしまうやろう!という穴だらけ隙だらけの行動は、もう、見ている間中、ハラハラの連続。何度も、もうダメ〜と思いきや、出世を狙う刑事で、DV夫の妹の「そう来るか!」的な思い違いとかあって、天が味方しているかのように間一髪ですり抜けたりして、急下降&急上昇の繰り返し。これで、完全犯罪成立か!と思った矢先、さらに恐ろしい展開が待っていて、どんどん追い込まれていく二人。マジで今期いちばんのめり込んで一気観したサスペンスなのです。チョン・ソニとイ・ユミの新鮮コンビの臨場感あふれる迫真の演技といい、スンジョの凄まじいまでの徹底した悪男っぷりといい、スリリング度満点。小説とは異なるラストの落としどころにも納得です。(さすらいのライター山崎)

6位/ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語【家族×仕事×ヒューマン】

Netflix韓ドラ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』の場面写真 リュ・スンリョン 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』独占配信中

実は、私的には今期ベスト3以上に入る傑作。主人公のキム部長(リュ・スンリョン)は大企業に入社して25年、ヒョン(兄)と慕う常務に擦り寄りながら、次の人事で役員任命を狙っているのですが、最近、若くして部長になった後輩の追い上げが激しく、気が気ではない状況。そんな折、親友でもある同僚が左遷人事に遭って自殺未遂を図り、それが契機かというように、キム部長にも暗澹たる状況が忍び寄ってくるのですね。昇進かリストラか。これまで会社のため休日まで返上して頑張ってきたキム部長のその運命は……。という展開なのですが、1話のキム部長が昭和の遺物的キャラ満々で、成功は自分のもの、面倒と失敗は部下のもの、偉そうにしているくせに小心者、妻や息子には自分の価値観を押し付ける、てな具合。そんなキム部長を演じるスンリョンが達者すぎて、こんな上司&夫&父ってマジで最低と憤っちゃったりするのですが、ここからの展開がめちゃくちゃ身につまされて泣けるというか。50代にして初めて本当の自分と、そして、家族と向き合うキム部長の変わっていく姿はマジで涙なくしては観られません。後半に行くほどに人間味をどんどん増していくスンリョンのかっこよさも最高。ミョン・セビン演じる懐あったかな妻の存在にも癒されます。(さすらいのライター山崎)

7位/エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち【リーガルドラマ】

Netflix韓ドラ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』の場面写真 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』独占配信中

ドラマで扱っている案件がどれも現代社会が抱える闇を映し出していて、すべてのエピソードに考えさせられる点があった。その意味でも、本当に観てよかったなと思える作品です。それぞれの“正義”や信念を持って日々の案件に向き合いながらも、常に迷いと背中合わせの弁護士たちを軸としながら、視聴者にも問いかけているんですよね。「あなたはどう考えますか?」と。依頼者を勝訴させることが仕事ではあるけれど、その中で自分の正義や価値観が歪んでしまったり、本当にこれが正しいのか?と葛藤したり。多角的な視点を持ち、あらゆる事柄を精査しながらひとつの答えに辿り着かなければならない、そんな弁護士という仕事を繊細に演じ切ったイ・ジヌク(会社のエース弁護士)とチョン・チェヨン(新人弁護士)。二人のロマンスに関して賛否両論の声はあったけれど、個人的にリーガルドラマとしては大成功な気がします。冷凍精子損傷、幼児虐待、障がい者の著作権問題など、どれも観ていてすごく勉強になる内容で、決して他人事ではない。1話ずつ、ゆっくりじっくりと向き合いたい、そんなドラマです。(エディターK)

8位/私と結婚してくれますか?【ロマンスコメディ】

2025年下半期おすすめ韓国ドラマ『私と結婚してくれますか?』の場面写真 チェ・ウシク チョン・ソミン

『私と結婚してくれますか?』ディズニープラス スターにて独占配信中 (C) 2025 Disney and its related entities

『イタズラなKiss〜Playful Kiss』以降推しのチョン・ソミン。彼女には絶大な信頼を寄せているのですが、加えてあのチェ・ウシクですよ。ご存じ『パラサイト 半地下の家族』を筆頭に『その年、私たちは』で「ロマンスもいけるクチ!?」と視聴者の心を鷲掴み、以来バラエティ番組含めてあらゆるジャンルで私たちを魅了するウシクですよ。これでコケるはずがないと期待度1000%で視聴。やはりこれは大人の心に癒しを届けるラブコメでした。“偽装結婚”をベースにしたストーリーで、慣れ親しんだテーマではあるものの、二人のケミが想像を凌駕するほどよく、まるで“素”そのもの。枯れ切った心の潤いチャージに大きく貢献してくれました。そしてソミンの元婚約者でクズ男を演じたソ・ボムジュンが本っ当に憎たらしくて!! 最後の最後(付近)まで、粘着質にずっとイライラさせてくるんですよ。あまりにも演技がうますぎて本気で怒り心頭しながら物語に没入していました。ソミンとウシクのケミを際立たせたのは、間違いなく彼。やっぱり『わかっていても』出演の若手俳優は強者揃いだし、侮れない。(エディターK)

9位/濁流【アクション時代劇】

2025年下半期おすすめ韓国ドラマ『濁流』の場面写真 ロウン

『濁流』ディズニープラス スターにて独占配信中 (C) 2025 Disney and its related entities

王宮を舞台に描かれることの多い時代劇ですが、こちらは漢江一帯を取り仕切るワルぺと呼ばれた無法者たちの集団に焦点を当てて描かれた作品。あの麗しのロウンが無精髭にボロボロのパジチョゴリ姿という超ワイルドな汚れ主人公を演じることでも話題でしたが、ドラマは1500年代(朝鮮王朝14代王宣祖)の政治的混迷の中、腐敗と搾取が横行する動乱の世を背景に、ロウンの主人公シユルと、シン・イェウン演じる商団の娘、パク・ソハム演じる官吏となったシユルの幼なじみという3人の若者が、夢と絶望の間で必死にもがきながら生き抜こうとする姿が描かれます。幼い頃に母を殺され、さらに過去を隠して生きなければならなくなった絶望。あることからワルぺに引き込まれ、次第に仲間との絆が生まれていく中で芽生えるかすかな光。そして、消すことのできない母の仇への復讐の心。シユルのそんな思いと行動が時代をも巻き込む大きな悲劇を生むことになるのですが、汚れビジュに徹しながら正義と優しさを貫く男を静かに、熱く演じるロウンもアッパレで、これに重みと凄みが加わればもはや最強なのではと思う次第。激動の最終話ではありますが、物語はまだまだ序盤の印象。今後、続編が期待されるのですが、かなりな大作となる予感。試聴まだの方は必見です。(さすらいのライター山崎)

10位/瑞草洞<ソチョドン>【弁護士×ヒューマン】

イ・ジョンソク 2025年下半期おすすめ韓国ドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』

『瑞草洞<ソチョドン>』U-NEXTにて独占配信中 © CJ ENM Studios Co., Ltd.

『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』よりも、イ・ジョンソクをはじめとする5人の弁護士の日常や人生にフォーカスを当てたリーガルヒューマンドラマ。主要キャラ5人? 仕事ドラマ? となれば『賢い医師生活』が思い浮かびますが、全体的な方向性やテンション感は近しいものがあります。医者や弁護士といった三大プロフェッションの人々に焦点を当てて、それがまたいい意味で“普通”に描かれるところが心地いい。法律事務所に雇用されて働くアソシエイト弁護士ならではの葛藤もあり、それぞれが抱える悩みもあり。彼らの日常がストンと心の中に入ってくる感覚で、疎外感がないんですよね。職業や生き方は違えど、共感できるポイントを随所に忍ばせているのが、ビジネスヒューマンドラマの魅力だと思う次第です。そして、この手のドラマの醍醐味である食事シーンも最高。このドラマを見ていて本場のチムタク(鶏の甘辛煮)が食べたすぎて悶絶しました。「食べること」をより大切にする韓国文化ならではの見せ方で、食事ってやっぱり人との絆を深めるツールでもあるよなと感じさせられます。(エディターK)

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、22年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

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