【韓国ドラマ】泣きたい夜に。一度観ておいて損なし! 涙が止まらない号泣案件の名作韓ドラ5選

“涙活”にぴったり! 観て損なしの「名作インセン(人生)韓国ドラマ」をご紹介!

SPURデジタルの韓ドラ班がご紹介してきた様々な韓国ドラマの中から、今回は「泣きたい夜のお供に! 大人の心に沁みる泣ける名作韓国ドラマ5選」にフォーカス! 一度観たらノンストップ視聴必至の伝説級のドラマをぜひチェックして。

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。

韓ドラ追っかけ班/エディターK
母の影響により、第1次韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』から韓国ドラマの世界へ足を踏み入れる。「寝不足だけど幸せ」を合言葉に、20年間以上あらゆるジャンルの韓流ドラマを観続けている。ドラマに加え、アイドル、コスメ、ファッションなど、日々韓国まわりの情報をキャッチアップ。ドラマを観るたびに推しの俳優が増えていく毎日です。

イム・ジヨン×チュ・ヨンウ『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』/早くも2025年の名作誕生! ロス間違いなしのロマンス時代劇

韓国ドラマ ロマンス時代劇 イム・ジヨン×チュ・ヨンウ『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』U-NEXTにて独占配信中 © SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.

韓国で大ヒットとなったイム・ジヨン×チュ・ヨンウのロマンス時代劇の見どころをさすらいのライター山崎が解説。

いやあ、面白かった! 凄まじかった! 何度も何度も心震えました。これほど手に汗握りながら最後まで息をのみのみ見入ってしまったのは久々かもしれません。主人公の“オク氏夫人”ことクドクを演じるのは、『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』のあのイム・ジヨン。陰湿すぎるいじめ役でその実力を知らしめた彼女が、今回は立場逆転、両班のヒステリー陰険娘になぶりものにされる奴婢役で序盤登場するという、それだけでもう興味津々なのですが、その波瀾万丈ぶりも半端なく、壮大な時代劇を主人公として引っ張っていく力技と、それを成し得る演技力、存在感に改めて感服せざるを得ないというか。
紆余曲折の末、奴婢クドク(ジヨン)が両班オク・テヨンになり代わり、生前のテヨンの夢だった外知部として生きていく人生が始まるという次第。クドクの相手役を演じるのは、最近、めきめきと人気上昇中のチュ・ヨンウ。クドクに一途な思いを貫く両班から人気芸人となるソン・ソンイと、後にオク・テヨンの夫となるソン・ユンギョムを一人二役で演じるのですが、このロマンスの行方もまた波瀾万丈に魅せてくれます。外知部となったテヨンには、凄まじいほどの試練とピンチが何度も何度も訪れるのですが、それをオク・テヨンとなったクドクはどう切り抜けていくのか。そして、偽りの身分の行方は? 悪貨は良貨を駆逐すると言いますが、その逆もまた真なりか。善意と正義と勇気は、人の善意と正義を引き出し、そして、善意が善意を呼んでどんどんつながっていく……そんな痛快。全16話たっぷりとご堪能くださいませ。

『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』/真の優しさとは?を何度も問う

韓国ドラマ 『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』 U-NEXTで配信中! ©STUDIO DRAGON CORPORATION

不朽の名作として多くの人の“インセン(人生)ドラマ”と名高いヒューマンドラマの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

現代に生きるすべての“私”に贈られる最高のソンムル(贈り物)。その箱を開けないまま放っておくなんて、あまりにももったいない……そんな名作です。演出は、あの『ミセン-未生-』『シグナル』を手掛けたキム・ウォンソク監督。『ミセン』の課長が、『シグナル』のジェハン刑事が、そうであったように、主人公のアジョシことパク・ドンフン(イ・ソンギュン)の在り様は、心のどこかに何かしらの“しんどさ”を抱えて生きる私たちの救いであり、そして、希望である……と思うのですが、どうでしょう。
手負いの狼のごとく、毛を逆立て構えるジアン(IU)が、少しずつ、本当に少しずつ、でも確実に変わっていくその心情にも注目してほしい。優しさは最上の強さである。語り尽くされている言葉ではありますが、ドンフンの在り様は、真の優しさが何であるかを私たちに切々と語りかけます。ハンカチでは足りません。バスタオルを用意して、しっかりと味わい尽くして欲しい全16話です。

『まぶしくて―私たちの輝く時間―』/時間を巻き戻せる腕時計が起こした、奇跡

韓国ドラマ 『まぶしくて―私たちの輝く時間―』
『まぶしくて―私たちの輝く時間―』© Jcontentree corp & JTBC Content Hub Co., Ltd. all rights reserved.

視聴者を最後まで驚かせて泣かせる秀逸な脚本! そんな名作ヒューマンドラマの見どころをさすらいのライター山崎が解説。

「あの時、ああすればよかった」と思うことってありますよね。このドラマは、そんな過ぎゆく“時”がテーマ。幼い頃に、時間を巻き戻せる時計を拾ったキム・へジャ(ハン・ジミン)がヒロイン。自分の失敗を腕時計の力で度々取り戻していたヘジャですが、時計を使うと人より早く成長することに気づき、巻き戻しを封印、そして、25歳に。ところが父親が交通事故で急死し、へジャは父を助けるために時を巻き戻そうと封印していた腕時計で、何度も何度も何度も何度も時間を巻き戻し……。そして、なんということでしょう! 気づいてみたら、鏡に写っているのは70歳過ぎのおばあちゃん(キム・ヘジャ=役と同名)‼ 父親こそ救えたものの、その代償がおばあちゃんだなんて、そんなのあり!? ほのかに芽生え始めた恋はどうなるの? 元の姿形に戻れるの? その行方をハラハラドキドキ見守るうちに、ドラマ佳境となる10話、予想だにしない展開が!!! そこから12話の最終話に至るまでの怒涛の物語が圧巻。若さとは? 生きるとは? キラキラ輝くとは? 深く深く考えさせられるそのメッセージに号泣必至。

『五月の青春』/タイトルの意味を何度も問うて泣く

韓国ドラマ 『五月の青春』
『五月の青春』Licensed by KBS Media Ltd. © 2021 KBS. All rights reserved

イ・ドヒョン×コ・ミンシの涙なしには到底観られない名作ドラマの見どころをエディターKが解説。

1980年「5・18民主化運動」の時代を描いた本作。当時の韓国全羅南道の道庁所在地・光州市で起こった大規模な反政府運動に対し、軍の武力鎮圧によって多くの死傷者と行方不明者を出した事件が物語の核に。日本で生まれ育った私には到底知り得ない現実が描かれていて、簡易な言葉で表せるような作品ではありません。けれど本作は間違いなく、何年経っても色褪せることのない名作韓国ドラマであると感じています。これほどタイトルの『五月の青春』という言葉の意味を何度も何度も痛感し、その重みが心に突き刺さるドラマは初めてでした。 
ヒテ(イ・ドヒョン)もミョンヒ(コ・ミンシ)も、スリョンもスチャンも、みんな苦しんでいて、決して忘れることのない5月と背中合わせで必死に生きているという事実が、心をえぐるように突き刺さるんです。特に最終回はエンドレス号泣。ヒテの「〜しなければ」の後悔の念や、「生死を決めるのは人間じゃない」の言葉。生涯忘れることはないであろう名言と、実力者たちの演技に魅せられて、こんな名作に出会えたことへの感謝の気持ちでいっぱいです。毎年5月にこの作品を思い出し、そして見返してはまた涙することと思います。

2PM イ・ジュノ×イ・セヨン『赤い袖先(原題)』/韓国で大きな話題を呼んだ最新時代劇!

韓国ドラマ 『赤い袖先』 2PMイ・ジュノ
『赤い袖先(原題)』

2PM イ・ジュノ×イ・セヨンの切ないロマンス時代劇の見どころをさすらいのライター山崎が解説。

本作は史実をベースに実在の人物を描いた本格派時代ロマンス。これまでも数々のドラマや映画で描かれてきた人物イ・サンを演じたジュノです。史実上、名君と言われるイ・サンは固辞するドクイム(イ・セヨン)を、なぜそこまで激しく求めたのか。ドクイムは王の申し出をなぜ固辞したのか(王への固辞は死にも値する行為)。ドラマは、史実を盛り込みながら、ふたりの世紀のロマンスにぎゅーっと焦点を絞って脚色し、それぞれの愛のあり方を繊細にドラマチックに紡ぎ出していきます。なんと言ってもセヨン演じる聡明でたくましいドクイム像は、現代に生きる私たちにも通じるところが多く、だからこそ彼女の大いなる愛とやるせない想いが胸に響き……。号泣必至の世紀のロマンス。ぜひ、じっくりと。