2017.10.20

ソウル食すごろく

ソウルの満腹ファイルは、毎回足を運びたい店と、ソウル出身の友人たちが連れて行ってくれる目新しい店で厚さを増すばかり。訪れるたびに行きつけの店が増えてしまうからだ。わたしの定番中の定番、コラーゲンたっぷりの牛骨スープ、「テソンチッ」のドガニタン、手打ち海鮮ククス(うどん)の「チャニャンチッ」。それから、芸術品のような海苔巻き、キンパの名店「チョソンキンパ」のコンビジ(おからのスープ)は、うっとりする滑らかさで、ニンニクと辛いものが苦手な、まさにわたし好みの逸品で心奪われるおいしさ。滞在中毎日でも行きたいのが、伝統茶の店「徳寿宮伝統茶チッ」。ビジネスマンのオアシスで、韓方エキスのようなお茶を飲みながら、上司の愚痴などに聞き耳を立てつつ、口直しの生の栗をかじる。また、おしゃれなアックジョンの「ペッコムマッコリ&醸造所」でマッコリ飲み比べもいいし(女子会の女子たちの空けているボトル数がすごい!)、飽きることがない食すごろくを満喫できる。

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