城壁で囲まれているゴールの旧市街。ふたつあるゲートのうち、こちらは1668年に建てられたオールド・ゲート。当時ゴールを支配していた「VOC(オランダ東インド会社)」の紋章が残る
世界遺産にも登録されているスリランカ南部の最大の都市、ゴール。海のシルクロードの拠点として、アラブ商人たちの東方貿易の基地として栄えた後、16世紀後半からポルトガル、オランダ、イギリスの植民地支配を受け、城塞都市がつくられた。今も城壁に囲まれる旧市街には、植民地時代の建物を改装したラグジュアリーなホテルやショップが点在し、ショッピングも楽しい。ここではスリランカの魅力を感じられる3店を紹介。
「オーキッド ハウス(Orchid House)」(28A, Hospital Street, Fort, Galle, Sri Lanka)は、ジェムストーンやスパイス、工芸品などのスリランカの名産品を集めたショップ。なかでもジェムストーンが充実しており、既に完成したジュエリーも購入できるほか、原石を購入し好みのデザインに仕上げてもらうこともできる。
「ベアフット(Barefoot)」(41, Pedlar Street, Galle Fort, Galle, Sri Lanka)は、ジェフリー・バワも愛したテキスタイル・アーティストのバーバラ・サンソーニが始めたブランド。鮮やかな色のテキスタイルは、スリランカの自然や動植物をモチーフにしており、インテリアを華やかに彩ってくれる。クッションカバーやバッグのほか、ビタミンカラーのサマークローズも充実。
「スティック ノー ビルズ(STICK NO BILLS)」(35, Church Street, Galle Fort, Galle, Sri Lanka)は、かつての国営航空会社だったエア・セイロンなどの広告ビジュアルを使った作品が並ぶギャラリー。レトロポップなポスターやポストカードを扱う。
ゴールの旧市街は徒歩でも回れる広さ。スリランカ最古のホテル、ニュー・オリエンタルホテルを改装した「アマンガラ」や植民地時代の面影が残る時計台や寺院にもぜひ訪れたい。
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