──本作をはじめ話題作の出演が続きますが、あなたが仕事とプライベートのバランスを保つ上で大切にしていることは?
「自分が誰なのか?」というのを思い出させてくれるものが大切ですね。地に足が着いていられるようにしてくれるもの。今は仕事で旅をする時間が長く、家族や友人から離れて寂しい想いをすることも多いのですが、私が今あるのは彼らの存在のおかげなんです。仕事も大好きですが、ときにはそれをすべて解き放って、愛する人たちと過ごす時間というのも大切にしています。そうすると自分のバランスが保たれるので。
──10月3日に28歳のお誕生日を迎えられましたが、30代・40代のビジョンや今後挑戦したいことはありますか?
正直、未来がどうなるかわからないし、今は考えたくないなと思っています。でも今年はワクワクした第一歩が踏み出せましたし、昨年立ち上げた映画製作会社(Vikarious Productions)を通して、初めてプロデュースした作品が先日クランクアップしたばかりなんです。なので今は、最初の企画出しから、制作費集めやスタッフィングまで、映画製作のすべてに関わっていけたらなと思っています。ここ数年、私はとても幸運なことに、仕事をたくさんさせていただいているので、その中でいろんな国や地域の才能ある映画人に出会うことができました。彼らから多くのことを学ぶようにしてきましたし、今も自分が大好きなことをして生きているつもりですが、ある日、全く違うことをしたいと思ったならば、その気持ちや直感に従って、それからどんな道が開くことができるのか考えたいと思います。