インティメートなムードで味わう軽やかフレンチ

ファッションのプロたちに愛される店といえば、築50年の木造家屋をリノベーションしたこちら。扉を開けると、世界各地の民芸品、アンティークの家具や食器にあふれ、魅惑の世界が広がる。キャンドルがゆらめく11席のカウンターで味わえるのは￥10,000のコースのみ。トリュフのワッフルに始まり、冷菜、メイン、煮込み、パスタ、デザート……約10品をちょっとずつ。「パンチのあるバターや生クリーム、ニンニクなど極力控え、スパイスやオリーブ油、自家製調味料で繊細な味を表現したい」と店主の福田祐三さん。「生産者直送の食材は届く内容が毎回違うからその都度発見があるし、作りたい料理もたくさんあるので」と内容は2週間ごとに更新。国内外問わず、店主が旅した各地のエッセンスが随所に潜む、軽やかな次世代フレンチだ。