2019年、NEWな噂に猪突猛進! PART3

ONSEN
文学あり、舞台芸術ありの
城崎温泉に熱視線!

多くの文豪に愛された城崎温泉が変貌を遂げた!「温泉と舞台芸術を一緒に楽しめるのが新鮮! 『城崎国際アートセンター』にはアーティストが滞在していて、実際に上演を観ることができます。『城崎文芸館』もブックディレクターの幅允孝さんが監修し、一新。自然派ワインと但馬食材が魅力のビストロ『OFF. KINOSAKI』など、おしゃれな店も増えています。とはいえ、温泉情緒も残っているのが魅力です」(天野準子さん・ライター)。’18年10月にはアートの中で宿泊やカフェを楽しめるUTSUROI TSUCHIYA ANNEXもオープンし、ますますの盛り上がりを見せている。

城崎文芸館

城崎ゆかりの作家にまつわる展示のほか、ショップではユニークな装丁で話題の出版レーベル「本と温泉」の書籍販売も。

DATA

兵庫県豊岡市城崎町湯島357の1
0796-32-2575
営業時間:9時〜17時
定休日:水曜、年末年始
入館料:大人¥500、中高生¥300、小学生以下無料(保護者同伴)

御所の湯

7つある外湯のひとつ。火伏防災・良縁成就のご利益があるといわれている、別名「美人の湯」。深い湯や露天風呂のほかミストサウナもあり女性人気が高い。

DATA

兵庫県豊岡市城崎町湯島448
0796-32-2230
営業時間:7時~23時
定休日:第1・3木曜
料金:大人¥800、子ども¥400

城崎国際アートセンター

1月19日には世界的ダンサーとして活躍したエラ・ホチルドの成果発表会を予定。エントランスホールではBACHの幅允孝が選書した本を自由に閲覧できる。

DATA

兵庫県豊岡市城崎町湯島1062
0796-32-3888
営業時間:9時〜22時(エントランスホール)
定休日:火曜

MODEL
"自分は自分"を貫く
新世代のモデルたち

人種や体形においてダイバーシティ化の進むモデル界が、ついに性別の枠組みも軽々と超え始めている。「トランスジェンダーモデルの活躍は2017年から目立ち始め、’19年春夏のランウェイからますます男女の境界が流動化傾向に。これまでのジェンダーレスやアンドロジナスといった単純な枠組みではなく『服を着る人の性別は特に関係ない』『わざわざジェンダーレスな服を作る必要すらない』といったムードが見て取れます」(板垣千春さん・ライター)

Finn Buchanan

男性として生まれ性自認は女性。モデルになるまでサーカスのトレーニングを受けていた異色の経歴

Jessica Espinosa

女性として生まれ性自認は男性。メキシコ出身

Ariel Nicholson

男性として生まれ性自認は女性。まだ新人ながらすでにキャンペーンや雑誌の表紙にと引っ張りだこ

POP IDOL
あなたの知らない
ARアイドルの世界

時代の最先端をひた走るのが、二次元のキャラクター自身がARでライブパフォーマンスを行うアイドルユニットARP。「衝撃を受けました! いろいろと不思議すぎて思わず見入ってしまいます」(編集A)。現在、CDリリースのほか、ラジオや音楽番組に出演するなど精力的に活動している。プロデューサーの内田明理さんいわく、「ライブでは、スマートフォンのアプリを使って彼らを応援したり、観客席も巻き込んでみんなで踊ったり、参加型のステージが繰り広げられます。よい意味で"AR"ということを忘れ、純粋に彼らを好きになって楽しんでもらえると思います」。

WORLD
世界の"最旬"はこれだ!
カルチャートピック3選

おいしい新店、キーワードは"ハイブリッド"

FOOD

2019年、おいしいレストランや施設が続々オープンするパリ。「『DERSOU』の関根拓さんと、『JONES』のFlorentさんという人気店のオーナーがタッグを組んだレストラン『Cheval d’Or』は大注目! ジャンルにとらわれない自由なタパスとビオワインを出すカジュアルな一軒は、今話題のエリア、19区にオープンするそうで楽しみ」(岡本真実さん・エディター)
21 rue de la Villette, 75019 Paris

サウス・ロンドンのジャズを聴け!

JAZZ

「カリブやアフリカ系の移民が多く、文化的にリッチな南ロンドン。そこに生まれた若者が成長し、地価の安さからアーティストも移住して勢いがあります。シーンを牽引するトランペッター、Sheila Maurice-Greyは要注目。KOKOROKOとNÉRIJAというバンドのリーダーを務めていて、他の女性音楽家たちにもチャンスを与える存在」(木村真理さん・ラジオプロデューサー)

女性をエンパワーメントするブッククラブ

BOOK

「ブッククラブ、Hello Sunshineを主宰してSNSで発信しているリース・ウィザースプーン。彼女の本選びは"女性"がテーマのものにこだわっていて、いつまでも心が映画『キューティ・ブロンド』(’01)のエル・ウッズのまま! と感動」(大場桃果さん・エディター)。数ある読書クラブの中でもリースは本の版権を買い取るなど、書き手を応援する姿勢にも共感! 

FEATURE