SURRY HILLS & CHIPPENDALE
進化を遂げた食文化やホテルが多く集まるサリーヒルズと、工業地帯が再開発され、盛り上がりを見せるチッペンデール。クリエイターや若者が集う中心エリアヘ、いざ!
5 NOMAD
ノマド
中東の中でも豆や野菜、ハーブやオリーブ油を贅沢に使うヘルシーなレバノン料理が主軸。そこへスペインや自国で話題の薪焼きの技術などを織り交ぜ、既存の概念にとらわれない一皿に。緻密に食材を合わせるからこそ、香りや食感、味わいが見事に共鳴する。巨大なワインセラーには稀少なオーストラリア産ワインが約180種揃う。
1 建築家のオーナーらしく、内装も洗練されている
2 ライムが香る「kingfish ceviche」($29)は自家製クラッカーつき
3 フムス「cannellini bean hommus」($19)、薪焼きのパン「wood fired flat bread」($9)
DATA
16 Foster St, Surry Hills
02-9280-3395
営:12時〜14時30分(水〜土)、18時〜深夜(月〜木)、17時30分〜深夜(金・土)
休:日・祝日
https://nomadwine.com.au/
6 ester
エスター
食通たちから高い評価を得るフュージョン・レストラン。シェフのマット・リンゼー氏は、薪釜オーブン料理の熟手。時間、温度を巧みに操り食材のもつ旨みを十二分に引き出し、スモーキーな芳香をまとわせるのも特徴的。日本料理をこよなく愛し、調味料や調理法などに和のエッセンスもちりばめる。世界に二つとない、料理に出合えること必至だ。
4 日替わりのメニューも豊富。部位ごとに火加減を変えて焼成する「king prawns」($88のコースの一部)
5 サステイナブルな考えに基づいて考案。廃棄されがちなカリフラワーの葉を焦がし、ソースにした「cauliflower, almond, mint」($25)
6 ワインとのペアリングも◎
DATA
46-52 Meagher St,Chippendale
02-8068-8279
営:18時〜22時30分(LO)、12時〜22時30分(LO/土)、12時〜16時30分(LO/日)
休:祝日
https://www.ester-restaurant.com.au/
7 Artificer
Specialty Coffee Bar & Roastery
アーティフィサー
スペシャルティー コーヒー バー&ロースタリー
職人気質な店での修業を経て、コーヒーの世界に魅了された佐々昌二さん。シドニーのベスト・バリスタにも選ばれた彼が友人と開いた一軒。「自分たちが飲みたいコーヒーを焙煎し、お客さんの好みに合わせて淹れるだけ(笑)」と風通しのいい精神と熟達の腕を併せ持つ。刻々と変化する旬の生豆を仕入れから焙煎まで一貫して行う。美しい所作から注がれる一杯のコーヒーは、ワインのように華やかで神秘的な味わいだ。
7 雑味は一切なく、澄み渡る味わいの「本日のコーヒー」($4.50)。ミルク入りも
8 「250g seasonalblend」($16)
9 佐々さん(左)と共同経営者のDANさん。世界のコーヒー豆の旬を追いかけ、仕入れる。「豆は基本浅煎り。とにかく新鮮なので深煎りにする必要がないのです」(佐々さん)
10 日が燦々と降り注ぐ大きなガラス窓も魅力だ
DATA
547 Bourke St, Surry Hills
電話番号なし
営:7時〜15時、8 時〜13時(土・日)
休:月・祝日
http://artificercoffee.com/
8 Single O
シングル オー
世界的にも注目を浴びる、コーヒー文化を牽引するロースタリーカフェ。ブレンドとともに、シングルオリジンと呼ばれる単一品種を数多く取り扱うここは、豆の生産地や品種、生産法、醸造法などを細かくこだわりぬき自家焙煎まで一貫して行う。ゆえに個性がくっきり際立ち、酸味弾けるフルーティさが魅力の一杯に。こちらのスタンドとテラス席のほか、隣接するカフェスペースではフードも充実。
11 エチオピアやケニアなど、旬のコーヒーに出合える。「filter coffee」($7)と人気ベーカリーから仕入れている「egg tart」($4.50)
12 18年前、まだ珍しかった単一品種に焦点を当て、違いを楽しむことを伝えてきた先駆的存在のカフェだ
DATA
60-64 Reservoir St, Surry Hills
02-9211-0665
営:6時30分〜16時、
7時30分〜15時(土)、8時〜15時(日)
休:祝日
https://singleo.com.au/
9 The Old Clare Hotel / A1 Canteen
オールド クレア ホテル / エーワン キャンティーン
歴史的建造物として認定されていた元ビール醸造所をオーストラリアの建築家チームが一新。古きよきムードに、モダンなエッセンスを注入したブティックホテルは、一部屋ごとにがらりと表情が異なる。小道を挟んだ1 階にはクリエイタが数多く集うカフェも。イギリスで研鑽を積んだシェフが作る、スパイスを多彩にきかせたサラダやサンドイッチが人気。
13 広々としたカフェ「A1 Canteen」
14 オリエンタルな要素も絡めた「mains include your choice of 2 salads」($24)
15 ゲストルーム。1 人1 泊約$300〜
16 ホテルは古いパブとビール会社を改築してつなげ再開発
DATA
1 Kensington St, Chippendale
(ホテル)02-8277-8277 (カフェ)02-9280-3285
営:(カフェ)7時〜15時、18時〜22時(火〜土)
休:祝日
https://www.theoldclarehotel.com.au/
https://www.a1canteen.com.au/