旧ソ連以前の東西文化が融合した美しい街並み。そして力強いブルータリスト建築。その一方、新しいカルチャースポットも続々誕生している。ジョージアのファッション・インサイダーがお気に入りを紹介。
The Chronicle of Georgia
ザ クロニクル オブ ジョージア
Irakli Rusadze
イラクリ・ルサゼ/Situationist デザイナー
「ジョージアの魂を感じさせるこの場所は今季のシチュアショニストのコレクション会場に最適だった」とイラクリ。巨大な建造物にはジョージアの歴史が刻まれている。1985年に彫刻家Zurab Tsereteliが制作を始め、現在も未完成。
●Chronicle of Georgia Temqa, Tbilisi
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Palace of Rituals
パレス オブ リチュアルズ
Former Archaeology Museum
フォーマー アーキオロジー ミュージアム
Ketevane Maissaia
ケテヴァネ・マイサイア/Le Mocassin Zippeデザイナー
「旧ソ連時代の遺産はぜひ見てほしいです」。1984年に完成したPalace of Ritualsはとぐろを巻いた不思議な建物で、実は結婚式場。一方で、Former Archaeology Museumは現在使われておらず、警備員と3匹の犬の家族が常駐する。
(左)●21 Bochorma St, Tbilisi
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(右)●5 Motsikulta Stsori Nino St, Tbilisi
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Bank of Georgia
ジョージア銀行
Salomea Milkashavide
サロメア・ミルカシャヴィデ/ PR
Bank of Georgiaの本店。1975年に竣工した。設計はジョージ・チャクハヴァが担当。かつては交通局として使用されていただけあり、車通りの多いハイウェイ横に位置する。ブロックを重ねたような奇怪なデザインで、世界的に最も有名なブルータリスト建築のひとつとなっている。
●29a Iuri Gagarini St, Tbilisi
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Sololaki
ソロラキ
Sofia Tchkonia
ソフィア・トコニア/メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク・トビリシ(MBFW Tbilisi)主宰
「Sololakiは古きよきトビリシの原風景を残す美しいエリアです」。石やレンガで造られたヨーロッパ風の建造物が目立つが、入り口を抜け中庭に入ると、ジョージア独特の入り組んだ木造の住居が姿を現す。20世紀初頭のWriters’ Houseは由緒ある建物。その裏庭はレストラン「Café Littera」で、コレクション会場としても使われる。
(右)Sechste Autorisierte Schulte ●28 Lado Asatiani St, Tbilisi
(左)Writers’ House ●13 Ivane Machabeli St, Tbilisi
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Monument to Saint Nino
聖ニノ像
They Said Books
ゼイ セイド ブックス
Lako Bukia
ラコ・ブキア/Lako Bukiaデザイナー
トビリシを見守るかのように街の入り口の小高い丘にある聖人ニノの像。実は右に紹介したFormer Archaeology Museumのすぐ横にある。ラコは、最近できたばかりのブックストア、They Said Booksもおすすめと語る。「ジョージア人アーティストによるファンジンがお気に入り」とのこと。
(左)●9 Motsikulta Stsori Nino St, Tbilisi
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(右)●10 Giorgi Akhvlediani St, Tbilisi
営業時間:12時〜21時
定休日:クリスマス、年末年始、イースター
https://theysaidbooks.com
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Success Bar
サクセス バー
Akà Prodiàshvili
アカ・プロディアシュビリ/ Akà Prodiàshvilデザイナー
こちらはジョージアで初めてできたゲイバー。バーカウンターやダンスフロアなど、いくつかの小さな部屋に分かれている。週1でドラァグクィーンショーがあり、トビリシのクィアコミュニティの社交場となっている。
●3 Vashlovani St, Tbilisi
営業時間:22時30分〜翌4時
定休日:月曜
https://www.facebook.com/successbar2017/
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