2019.10.17

南仏のウィークエンドハウスへ Part.03

SAFIAʼS FAVORITES

アンスイで過ごす連休やバカンスの間も、サフィアは至って活動的。村の見どころや近隣の街での彼女のお気に入りアドレスを聞いた。

Ansouis(アンスイ村)

Château d’Ansouis

10世紀に遡る城塞部分から果てはエレガントな18世紀の部屋まで、さまざまな様式のミックスが面白い、アンスイ城。この村に初めて来たとき、彼女がまず訪ねたのがこのお城だ。それ以来、村に寄る友人たちを何度も案内するうちに、サフィア夫妻は城主夫妻と友人に。特に18世紀の室内装飾や家具について会話し始めると、止まらないそう。

1 城の最上階の窓からの風景
2 ダイニングルームでは壁紙から壁の繰型までまるでラデュレの世界
3 中世の面影を遺すゲート
4 窓から望むリュベロンの景色

DATA

ビジットは、1 時間半のガイドツアーのみ。
営業時間:連日15時〜(夏季はこれに加えて16時30分〜)
定休日:11月初旬〜4 月初旬、夏季の火・水曜 要予約
http://chateauansouis.fr/

Lourmarin(ルーマラン)

Contrastes

アンスイから車で15分ほどの、雑貨店も多いルーマランは、食材の買い出しによく行く街。マルシェの並びにある、まるでアリババの洞窟みたいなこのヴィンテージ・ショップにサフィアはジュエリー目当てで通っていたところ、ピコーの陶器も見つけて、早速まとめ買いしたそう。

5 ピコー陶器が並ぶ棚の前で、オーナーのパトリックとサフィア
6 看板はなく、雑多に並ぶリネンやかごがエントランスの目印
7 籐製品も家具からオブジェまで豊富に

DATA

4, Boulevard du Rayol
電話:06 81 49 71 58
営業時間:11時〜19時
定休日:月曜、毎年1月 ※営業時間と休日は変更の可能性も。

L’Isle-sur-la-Sorgue(リル・シュー・ラ・ソルグ)

Le Jardin du Quai

アンティーク店がひしめくことで知られるこの街の名所は、大きな庭があるレストラン。メニューはなく、ディッシュの提案は日々の入荷素材と、シェフ、ダニエル・エベの気分次第で。

8 緑が生い茂る気持ちいい庭の席
9 サフィア夫妻の30年来の友人、オーナー・シェフのダニエルによるレシピ本
10 たっぷりの蒸し野菜と魚のメイン
11 サフィアも早速まねしてみたい、と喜んだオマールときのこの組み合わせ

DATA

91, Avenue Julien Guigu
電話:04 90 20 14 98
営業時間:ランチ12時〜、ディナー19時30分〜(閉店時間は流動的)
定休日:火・水曜

Pascale Bonnefond

ル・ジャルダン・デュ・ケの向かいに広がるアンティーク村の中の屋内店舗。20世紀のデザイン家具と革のソファが専門。サフィアのリビングのついたては、ここが出どころだ。

12 右奥に、サフィア宅と同じついたてが

DATA

Village des Antiquaires de la Gare 2, Avenue de l’Egalité
電話:06 08 32 02 84
営業時間:夏季(3〜9月)10時〜19時、冬季(10〜2月)10時〜18時
定休日:火〜木曜(夏季中4月15日〜9月末は火・水曜)

Kate Dickinson

右と同じアンティーク村の中でも、庭に面した店を構える、イギリス人のケイト。良質なシルバーのカトラリーからプレート、珍しいオブジェまでを、良心的な価格帯で揃えている。

13 カトラリーも豊富に
14 コントラストで購入したネックレスをつけ、銀製品に見入るサフィア

DATA

Village des Antiquaires de la Gare 2, Avenue de l’Egalité
電話:06 24 17 86 35
営業時間:夏季(3〜9月)10時〜19時、冬季(10〜2月)10時〜18時
定休日:火〜木曜(夏季中4月15日〜9月末は火・水曜)

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