ファッション・エキスパートが提案、イギリスの田舎での洗練された暮らし
おしゃれなロンドナーの別荘も多い美しい田舎、コッツウォルズ地帯の街に1年半ほど前にオープンした、カッター・ブルックス。オーナーは、ファッション界でのキャリアが長く、特に元バーニーズNYのファッション・ディレクターとして知られたスタイル・アイコン、アマンダ・ブルックスだ。 彼女はこれまでの経験を通じて、イギリスの田舎の暮らしに溶け込むものを選び、作る。「欲しい色や柄、素材については具体的なアイデアがあって、テーブルウェアやリネンは、 コラボレーションや別注することが多いの」と、アマンダ。強いネットワークと先見の明がある彼女は、先のクリスマスには、これまでウェアのみだったウクライナのデザイナー、 ヴィタキンとのコラボでテーブルリネンを製作した。発注の際には、どんなふうにそれぞれのブランドを店内でコーディネートするかの構想が最初にあるとか。だから、アンティー クも扱い商品数も多いが、調和が取れた心地よい空間だ。
1 スキャンロン・アパラティのデスク・グッズやジョン・デリアンのトレイは、 テーマでまとめてディスプレイ。ピンクのクロスはベルトーツィとのコラボ
2 キャッシャーの後ろに飾ったのは、19世紀前半のアメリカン・キルト
3 マダガスカルで作らせたランチョンマットを配したテーブル・セッティング
4 ショップ入り口で、アマンダ（右）と18歳の娘、ココ。小花柄ドレスにサンローランのベスト、グッチのソックスというアマンダのスタイルに脱帽！
5 ウェアはラブ・シャック・ファンシーのドレス、ロレッタ・カポニの部屋着など
6 新作は、ラズベリー色のテーブルウェア。花の水彩画（中央）をレファレンスに、2カ所にコラボを発注。お皿と右のナプキンは、ニラ・ハウスともコラボしたアーティスト、ズザナ・ニュル。左は100年もの歴史があるイタリアのブロックプリントのメーカー、ベルトーツィのテーブルクロス
7 アマンダによる3 冊目の著書は、スタイリッシュな田舎の暮らしについて綴った『Farm from Home』
Shop data
The Square, Stow-on-the-Wold GL54 1AB
最寄り駅：Moreton-in-Marsh（ロンドン Paddington駅からGreat Western Railwayで約1時間半、駅からはタクシーで10分ほど）
電話番号：+44 0 1451 831404
営業時間：10時〜17時
定休日：日曜・祝日（日曜はアポ可）
