新しい何かに触れられるチャンスは日本でも。ここにしかないモノを求めて東へ西へ出かけよう。
福岡県
東京・神宮前のインテリアショップが、太宰府天満宮の参道そばに2号店をオープン。店を構える建物には同店のほか、ジュエリーブランドのモニカ・カスティリオーニの直営店、セレクトショップVELVET THE SHOWROOMの3店舗が連なり、早くも話題のスポットに。古い建物をリノベーションし、内装はランドスケープ プロダクツが手がけた。国内外から買いつけてきたヴィンテージ雑貨を中心に毎週入荷があり、神宮前よりも実用性を意識した商品構成に。毎月共有スペースで開催する企画展にも注目だ。
1 レトロなデザインのティッシュボックスカバーはオリジナルアイテム。太宰府限定のカラーパレットで2 ガラス窓を隔てた建物奥に、関係者用のゲストハウスを併設。囲炉裏もあるこだわりの空間で、将来的にはイベントを行う展望も
3 入り口横の棚にはカラフルな雑貨を並べて。1 段目は、キリスト誕生をモチーフにしたペルーの飾り物“レタブロ”が4 建物名のアルビコッカが目印に。奥行きが40mもある長屋造りで、改装後も歴史ある街並みに溶け込んでいる
Shop data
福岡県太宰府市宰府2の7の6 電話番号:092−555−9688 営業時間:12時〜18時(金〜月曜) ※火〜木曜はアポイントメントのみhttps://www.instagram.com/bathhouse_dazaifu/
鳥取県
異業種出身の店主がパートナーと、東京から地元の倉吉に戻り1年前に開店。「都会にはないものを並べたい」と国内外で見つけてきたアイテムはバラエティに富み、まるで博物館を訪れている気分。ヨーロッパで出合ったヴィンテージ雑貨や民芸品から、アジアのマーケットで掘り出したどこか楽しげな日用品まで、独自のセンスで配置したディスプレイも見ごたえがある。国内は北海道から沖縄まで買いつけに飛び回り、骨董品だけでなくまだあまり知られていない作家ものも発信。
5 お稲荷さんのような小さな磁器のキツネ。店内には、ユニークで愛らしい置物がそこかしこに6 西表島・ビームパリ窯の焼き物と日本の古物の器は境目を作らず、フラットに。盛りつける料理を引き立ててくれる、素朴な味わい
7 中央のカラフルなニットアイテムは、沖縄でまだアラレが降っていた4 、50年前に使われていたウールのこたつカバーなど8 エントランスは店主が好きな街、ハノイの雰囲気がインスピレーション。古い木箱の中にラフに商品を並べ、マーケットのよう
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鳥取県倉吉市新町3の2310 電話番号:12時〜18時 定休日:水・木曜https://www.instagram.com/yiipunumada/
群馬県
2つの空間から構成される高崎の新店舗は、店主の内田さんにとって実験室のような場所。ひとつは東京・中目黒のジャンティークのラインナップをそのままに楽しめ、もうひとつの大きな空間は“魅せる倉庫”がコンセプトに。インポートのヴィンテージ家具をはじめ、広い壁にはレトロなポスターやオリジナルのアートピースも数多く、一週間に一度自らレイアウトを変えに赴いているそう。店外では地元の生産者がイチゴなど名産品を販売することもあり、新しい試みにも挑戦。
9 高さ4mの天井までめいっぱいに作った圧巻の棚。膨大な量の古着の中には高崎ならではのアイテムも。梯子を使い、隅々までチェックして10 1900年代のリネンで作ったカーテンを閉めると、大きな試着室に変身。中に配置した家具や洋服も販売