「意味のないもの」に囲まれていたい

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矢口周太郎さん(オーナー)
Mottyさん(アートディレクター)

@ Tokyo

池尻大橋で2018年からデザインショップを営む矢口さん。心地よい暮らしとは、「意味のないもの、ただ感覚的に好きなものに囲まれている生活」だという。店のコンセプトもそのままで、特に用途はないけれど部屋のポイントとなるようなオブジェやアート、家具を扱う。買いつけは国内とアメリカで、80年代以降のデザインを中心に、さまざまな年代、ジャンルのものをセレクトする。
そんな矢口さんの家には、民芸品や友人が描いた絵、デザイン家具が生き生きと配されている。部屋づくりのヒントは、スペインの雑誌『Apartamento』や写真家セルビーの部屋訪問シリーズなど、とにかく人の自宅を見ること。
「作り込まれたインテリアではなく、生っぽい写真がいいなって。テイストに縛られず、その人の好きな世界観がにじみ出てくるような部屋が理想です」
今後はショップで、作家さんとの共作アイテムを展開していく予定。(A)のソファの隣の小さなサイドテーブルは、その試作品だ。

A)天井のライトは、ヤマギワのBOBARM。ガラステーブルはロナルドシュミット。壁の左側にかかっているのは、夫妻の友人である松下沙花さんによる絵画

「もともと白壁だったのですが、上から木製合板で壁を立てました。中央はイエローに塗りました。壁にかかっている左側のモノクロの絵は、友人の金子英によるものです」

左上 棚の上には大平龍一の木彫など夫婦のお気に入りのオブジェを置いて
右上 ペンダントランプは80年代のアルテルーチェの照明
左下 リサイクルショップで買った巨大な絵。椅子はフィリップスタルクのWENDY WRIGHT
右下 ベランダの一角

SHOP DATA

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