このアルバムの立役者の1人が、今作収録の6曲のうち4曲でソングライターとして携わっているデンマーク在住のErika de Casierだ。彼女とその仲間である北欧のミュージシャンが制作した曲は、アイドルとしての可憐さやキャッチーさはキープしつつ、少し大人びて、ソフィスティケートされた表情を引き出している。K-POPに造詣があまり深くないErikaを起用することで、先鋭的な響きと大衆性を兼ね備えた、これまでにない新しい音楽を届けることに成功しているのだ。次々と斬新な仕掛けやサウンドを展開し続けているNewJeans。さまざまな固定観念を壊し、全世界に刺激を与え続けている彼女たちから今後も目が離せない。