英語力アップの強い味方! 実力派翻訳サービス vol.123

一昨年、英語のコーチングスクールに通い、一気に英語を叩き込んで以来、英語を読む・書く・喋るということを日常的に行えるよう、いろいろと自分なりの工夫をしながら、生活をしています。

今回は、英語の読み書きをするときに、ヘルプしてくれるツールを2つご紹介。ひとつめは「Grammarly」。これは、書いた英文の文法の誤りやスペルミス、流暢さ、表現が正しいかなどをチェックしてくれるサービス。

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ブラウザでGrammarlyを開いて、ログインすると、テキストエディタのような画面が開くので、そこに英文を入力していくと、こんな感じでどんどん添削していってくれます。

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GrammarlyにはiOS/iPad OS向けのアプリケーションも用意されていて、これがまた便利なのです。このアプリはキーボードとしてインストールされるので、英文を入力しているときもアプリをいちいち立ち上げる必要がなく、キーボードの地球儀マークをタップして切り替えるだけで、英文の添削がはじまります。英文メールの返信時にとても便利。

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iOS/iPad OS用だけでなく、Mac用、MS Office用、ブラウザにインストールするタイプのアプリもあります。最近は勉強を兼ねてYouTubeの自分の動画に、自分で英文の字幕を入れるという作業を行っているのですが、そんな時はブラウザにインストールしてあるGrammarlyのアプリがヘルプしてくれます。徐々に英語圏の方たちからコメントをもらえるようにもなってきたので、彼らのコメントに返信するときにも便利。

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無料でも、スペルミス、文法の誤りといった最低限のチェックは利用できるのですが、私はPremiumプラン(月額$11.66から)に登録して使っています。有料プランだと、読みやすい文章になっているか、文章全体のトーンが合っているかをチェックしたり、より内容に適した単語のサジェストしたりなど、英語の先生が教えてくれそうな細かなことまでアドバイスしてくれるので、とても心強い。

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もうひとつは、ディープラーニングを活用した翻訳サービスの「DeepL翻訳」。それまで翻訳といえば「Google翻訳」を使っていましたが、英語から日本語の翻訳はまだ使えるものの、日本語から英語の翻訳は不自然な部分も多く精度が高いとは言えませんでした。が、DeepL翻訳の精度はすごいのです。日本語から英語へも、まずまず自然な文章に翻訳してくれます。

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翻訳の精度以外にも、DeepL翻訳では「この箇所はちょっとニュアンスが違うなあ」という場合に、該当する箇所の単語をクリックすれば別の言い回しの候補が表示されるので、翻訳された文を本当に自分が言いたかったニュアンスへと少しずつ修正していくことができるんです。これがとても便利。単純に全てをDeepL翻訳に任せてしまうのではなく、自分で微調整していくことで「ああ、そうだ、こんな熟語/単語もあったな」なんて思い出すこともよくあり、学びにもつながるのかなと。

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英語から日本語への翻訳はより自然です。MacとWindows向けのアプリも用意されているので、インストールしておくと、翻訳したい文字列や文書を選択して、キーボードの「Command(またはCtrl)+C」を2回押すだけで、DeepL翻訳アプリが立ち上がり、サクッと翻訳してくれます。これで長い文章を読むのも、苦になりません。

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DeepL翻訳も、基本的な機能は無料で使うことができますが、仕事関係の書類などセキュリティに配慮が必要な文章を扱う時は必ず有料プランを使いましょう(月額750円から)。

本当はこれらのツールを使わずに、自信を持ってスラスラと読み書きができるようになるのが一番ではありますが……テクノロジーの助けを要所要所で借りながら、今年も英語力アップを図りたいところです!

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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