魂バイブレーションが共鳴する、塩田千春の展示 #44

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「不確かな旅」は、全長280キロメートルもの赤い毛糸が使われているそうで気が遠くなりますが、糸の織りなす形はずっと見ていても飽きません。
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「時空の反射」白いドレスが真ん中の鏡で反射して、映り込む鑑賞者も黒い網にとらわれるようです。
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「小さな記憶をつなげて」は、ずっと眺めていたくなるかわいいオブジェが並んでいます。少女に年齢退行しそうです。
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焼けたピアノと椅子が異様な存在感を放つ「静けさのなかで」。焦げ臭さが残留しているようで、嗅覚にも訴える展示です。
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「集積-目的地を求めて」のスーツケースの中には動いているものがあって不思議です。中にモーターが入っているそうです。こちらもずっと眺めていたくなる作品。
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「赤と黒」は、赤毛糸と黒毛糸が巻かれた美しい柱。「黒は広大に広がる深い宇宙を、赤は人と人とをつなぐ赤い糸、または血液を表す。」そうです。
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