海外旅行より刺激的かもしれない、GUCCIの世界にトリップできる「グッチ ガーデン アーキタイプ(Gucci Garden Archetypes)」が開催。ブランド創設100周年を祝した展覧会で、クリエイティブ ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが描くビジョンと美学、インクルーシブな哲学を映し出す内容です。東京・天王洲で行われ、入場無料(事前予約制)とのことで、ノーブレス・オブリージュ精神に感動しながら会場へ。
広い会場は13の部屋にわかれていて、それぞれGUCCIの広告キャンペーンの世界を具現化しています。メディアやお店で目にしてきた当時のコレクションがなつかしく思い出されます。

宇宙空間に始まりデコトラ、クラブのトイレまで自在に行き来できるアレッサンドロ・ミケーレのクリエイティビティは、時空や価値観を超越していて多様性を超えた多次元性を感じさせます。銀座のGUCCI6階でも「GUCCI BAMBOO ROOM」という展示が10月17日まで開催されていて、そちらの会場ではバンブーを用いたバッグのアーカイブや、アレッサンドロ・ミケーレのインタビュー映像、ファッションショーの映像なども公開されています。そこで彼が語っていた「グッチの魔法。私もその魔法にかかっています」という一言が心に残りました。「グッチ ガーデン アーキタイプ」の会場も魔法の力がうずまいていて、すっかり魔法の虜になってしまったようです。めくるめく世界を無料で体験させてくれたGUCCIに感謝の念が湧いてきたので、もはや安く思えてきた展示ショップのアイテム(4000円のノートなども販売)を購入すれば、魔法から現実に戻れるかもしれません。
「グッチ ガーデン アーキタイプ」
期間:~10/31(日)
時間:11:00~20:00(金・土・祝前日は21:00まで) ※最終入場は閉館時間の30分前まで
※チケットはグッチ公式LINEアカウントにて事前予約受付
※開催日時などにつきましては、新型コロナウイルス感染症の状況により変更の可能性もあるので、公式HPやLINEなどでチェック。最新状況などはグッチ ジャパン クライアントサービス(TEL:0120-99-2177 受付時間 10:00~21:00)に問い合わせください。
会場:B&C HALL・E HALL
東京都品川区東品川2-1-3
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデ ザイン専攻卒業。アートやアイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。主な著作は『江戸時代のオタクファイル』(淡交社)『女子校礼讃 』(中央公論新社)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。Twitterは@godblessnamekoです。






