戦後の日本のファッションの流れをたどることができる充実の展示「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ─流行と社会」が国立新美術館ではじまりました。内覧会の会場にはカリスマデザイナーの方が結構いらっしゃっていて、80年代の部屋で、コシノジュンコさん、ドン小西さん、津森千里さんが集って雑談していた時のレジェンドオーラはすごかったです。それぞれ誰にも真似できないファッションで、存在感が濃いです。ネットもSNSもまだない時代を切り開いた方々の個性は何年経ってもゆらぎません。
その後、「1980年代 DCブランドの隆盛とバブルの時代」の展示室でドン小西さんとコシノジュンコさんのコメント取材がありました。ご自身の作品の前で語ったドンさん。
「当時は迷うことなく自分を出し切っていました。自分の生い立ち、環境、思想が全部盛り込まれるから恥ずかしかった」。
「ファッション イン ジャパン 1945-2020 ─流行と社会」
期間:~9月6日(月) 時間:10:00〜18:00(閉館の30分前まで)
休館日:火曜日
※開催日時などにつきましては、新型コロナウイルス感染症の状況により変更の可能性もあるので、下記HPなどでご確認ください。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22−2
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/fij2020/
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデ ザイン専攻卒業。アートやアイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。主な著作は『江戸時代のオタクファイル』(淡交社)『女子校礼讃 』(中央公論新社)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。Twitterは@godblessnamekoです。










