先日、ニュース番組で子どもたちがドリルなどの宿題の答えをAIに教えてもらっている、というシーンを目にして、日本の未来に危機感を覚えました。かこさとしは『未来のだるまちゃんへ』で「子どもたちは、ちゃんと自分の目で見て、自分の頭で考え、自分の力で判断し行動する賢さを持つようになってほしい。その手伝いをするのなら、死にはぐれた意味もあるかも知れない。」と語っています。
子どもだけでなく大人もスマホ頼みで自分で考えることを放棄しつつある今、「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」は必見の展示かもしれません。内覧会と一般公開の2回伺ったのですが、会場のBunkamura ザ・ミュージアムに入るとあらゆる年代で賑わっていました。
かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと
期間:~2022年9月4日(日)
時間:10:00~18:00 金・土曜日は21:00(入館は閉館30分前まで)
※金・土の夜間開館につきましては、状況により変更になる場合もあります。
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 東京都渋谷区道玄坂2丁目24−1
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_kako/
会期中すべての土日祝および8月29日(月)~9月4日(日)は一部【オンラインによる入場日時予約】。※小学生は入館料無料ですが、入場日時予約対象日は予約が必要。金・土曜日の夜間開館の18:00以降は予約なしでOK
※開催日時などにつきましては、新型コロナウイルス感染症の状況により変更の可能性もあるので、公式HPなどでチェックしてください。
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデ ザイン専攻卒業。アートやアイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。主な著作は『江戸時代のオタクファイル』(淡交社)『女子校礼讃 』(中央公論新社)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。Twitterは@godblessnamekoです。









